2004年3月7日(日)TSS例会

 今回の例会は東海シミュレーションゲームサークル(TSGC)との合同例会でした。
 そのため、TSGCからの参加者が4名加わり、当日の参加者は15名ぐらいでした。
 プレイされたゲームは、欧州外交戦(同人)、V作戦(同人)、カード版エルフェンランド(ドイツゲーム)、信長公記(ダブルチャージ)、英仏百年戦争(GJ)、旅順攻略(GJ)、戦艦狂騒曲(同人)、スコットランドヤード(ドイツゲーム)、ブラフ(ドイツゲーム)、関ヶ原(GJ)等です。

 欧州外交戦を6人でプレイしました。
 トルコ(N浜さん)、オーストリア(A藤さん)、イタリア(O串さん)、フランス(S枝さん)、イギリス(Y口さん)、ドイツ(M斗さん)、ロシア(ノンプレイヤー)という担当です。
 第1ターン。ロシアがノンプレイヤーということで、オーストリアはルーマニアを外交支配し、イギリスはスカンジナビア半島を制圧します。フランスはスペインに向かい、その間にドイツはベルギー、オランダの低地諸国を席巻します。イタリアは大人しくチュニスに侵攻し、トルコはブルガリア、ギリシャと伸びていました。
 第2ターン。イタリアがポルトガルを外交支配します。仏伊同盟が結ばれていたためフランスはそれに対して意義を唱えることができません。しかし、その恨みをスイスで晴らすこととなります。イタリアがスイスに侵攻すると同盟国イタリア支援を口実にフランス軍もアルプスを越えます。そしてイタリア軍に先んじて首都を制圧し、フランス国旗をたててしまったのでした。
 このターンには他にドイツがデンマークをイギリスがスカゲラク海峡をそれぞれ支配します。
 海軍増強著しいイギリスが得点的に優位に立ちます。
 第3ターン。イタリアがセルビアを外交支配しますが、すぐにオーストリアに侵攻されます。海を持たないセルビアにはイタリア軍を送ることができず、同盟軍のトルコに防衛を丸投げするのでした。もちろん、そんな防衛戦にトルコが本気を出すわけもなく、形だけの抵抗をして撤退してしまいます。
 トルコはバルカンを制圧すべく、ルーマニアに2個軍を侵攻させます。迎え撃つオーストリア軍も2個軍。トルコは新戦術を編み出すも不発に終わり、オーストリアの新兵器の威力に僅差で敗退してしまいます。
 フランスはスペインからジブラルタル海峡支配を目指しますが、国内の親英派、親伊派が猛反対。3度目の議会提案でようやく可決されるのでした。
 第4ターン。オーストリアがギリシャを外交支配に成功します。それに対してトルコの懲罰艦隊2個が来寇しますが、墺伊連合艦隊3個が迎撃し、これを散々に敗りトルコ艦隊は半数を撃沈されて撃退されるのでした。陸上でもブルガリアにオーストリアが侵攻し、墺土間で激しい戦闘が交えられます。当初優勢だったトルコ軍でしたが、オーストリア軍が本国から援軍を得ると支えきれずに撤退せざるを得ませんでした。
 ドイツはスウェーデンを外交支配。そうはさせじと送り込まれた英艦隊を独露連合艦隊が撃滅していました。
 イギリスはオランダを外交支配し、そこにドイツ陸軍の主力をおびき寄せ、その隙をついてデンマークを奪います。
 トルコはセルビア攻略を目指すものの、後一押しが足りずに果たせません。
 イタリアはボスポラス海峡に侵攻。4個軍の大軍を投入するものの、トルコ軍2個軍を相手にまさかの大敗を喫し、2個軍を失い撃退されています。
 フランスは危なげなくベルギーを奪取。勝利得点をこのターン3ポイント得て最下位からトップグループへステップアップします。
 それまで順調にVPを得ていた、トルコは海外領土のすべて失い、没落します。
 第5ターン。トルコはオーストリアに反撃すべく、ルーマニアに侵攻するものの、仏墺同盟により来援したフランス軍の活躍で撃退されます。
 フランスはポルトガルを外交支配。ジブラルタル海峡を封鎖されイタリアは奪回軍を送ることができません。
 ドイツは突如ロシア侵攻を行い、これに勝利していました。
 イタリアはポルトガルを奪われたお返しとばかりにジブラルタル海峡に3個艦隊で侵攻。迎撃するは仏墺独連合の4個艦隊。万が一に備えて陸軍2個も防衛についていました。しかしこれは、陽動作戦でした。フランス軍をジブラルタルにおびき寄せている間にイタリア本国から3個軍がスイスに侵攻を行います。それにはフランスは為すすべがありません。ジブラルタルに向かったイタリア艦隊は形ばかりの戦闘の後、悠々と帰還していきました。
 イギリスはフランスを叩くべく、ベルギーに侵攻しますが、撃退されてしまいます。フランス軍はやたら強くて戦闘では負け知らずです。
 第6ターン。外交攻勢にでたフランスは周りと同盟や不可侵条約を結びます。それに乗れなかったドイツはフランス、イギリスに攻撃されてオランダ、スウェーデンを失い、没落します。
 このターンにフランスが勝利条件を達成して勝利しました。
 今回新しい勝利条件を導入しましたが、なかなか良い感触でした。プレイタイムが少し増えて2時間程度になりますが、これで決定ですね。

 カード版エルフェンランドはD井さん、O鋸さん、Hさんの3人でプレイしていました。詳細は全くわかりません。

 信長公記はT島さんとK藤2号さんのプレイです。詳細はこちらもわかりません。

 関ヶ原はT之内さんがK藤1号さんにインストしながらのプレイだったようです。
 あっという間に終わっていたようで、気がついたら片づけられていました。

 旅順攻略はY口日本軍対S枝ロシア軍の戦いでした。
 28サンチ砲がはずれるとモラルが下がると日本軍は愚痴っていました(笑)。
 プレイヤーには「面白い」と好評でした。

 信長公記を終えたT島さんとK藤2号さんは英仏百年戦争をプレイしていました。

 スコットランドヤードがプレイされていました。
 2回プレイされたそうで、2回目のプレイでは、刑事達から逃げ回って右往左往していたO串Xがどうにか逃げ切っていました。

 V作戦を5人でプレイしました。
 N浜さん、M斗さん、O串さん、A藤さん、私です。
 連邦軍のレビル将軍はティアンム提督の反対を押し切って開戦と同時にジオン本国への侵攻作戦を開始します。しかし、モビルスーツを持たない連邦軍はジオン軍のモビルスーツ部隊に壊滅的な打撃を受けて敗退します。この戦いで活躍したリックドムを開発したN浜工業とビグロを開発した風間工廠がVP2を得ます。
 連邦はこれにより制宙権を失い、ジオンの地上への無血降下を許してしまいます。
 しかし、連邦はジオンの地上橋頭堡に対して核攻撃を行い、これを殲滅。戦場は再び宇宙へと移ります。
 連邦の反攻作戦はレビル将軍の指揮のもとガンキャノン、ハイザック、ザクI、バーザムといった戦力で行われます。迎え撃つジオン軍はギレン指揮下のガンダム、ボール、ゲルググキャノン、ギャン、ビグロです。どちらも巧妙な指揮により、大きな損害を受けることなく、そのため、総戦力で優勢なジオンが辛うじて連邦軍を撃退します。こうして再び戦場は地上となるのでした。
 キシリアの発案で地上橋頭堡拡張のための攻勢をジオンは発動します。この戦いで、サイコミュを搭載したギャンがビットを増加装甲代わりに使って大活躍(ニュータイプが乗っていなかった(笑))。ちょっかいをかけてきた連邦軍機を次々に返り討ちにしてジオンを勝利に導きます。この大勝利はギャンを開発したA藤エレクトロニクスに大量のVPを与えるのでした。
 ガルバルディβ、メッサーラ、ガンダムMKII、ボリノークサマーン、リックディアス。 新型機ばかりをそろえた連邦はジオンに反撃します。対するジオンはガンタンク、ガンダム、ギャンといった旧式機ばかりでした。しかし、ジオンはニュータイプ部隊だったのです。ギャンは装備されていたビットを今度こそシャリアブルにより稼働させ、ガンダムMKIIとメッサーラを撃墜します。ガンタンクを駆るララァはボリノークサマーンとリックディアスを返り討ちにするのでした。連邦の戦果はガルバルディβのアムロが仕留めたガンダムのみ
でした。この戦いもジオンの勝利に終わり、ギャンが代名詞となったA藤エレクトロニクスが勝利条件を達成して勝利しました。

 戦艦狂騒曲を4人でプレイしました。
 最終選考に提出された設計案は以下の通りです。
 N浜造船:長砲身18インチ砲を4連装砲塔に搭載したミズーリ。射撃統制レーダーを搭載した優秀艦でしたが、機関出力は10万馬力と27ノットの中速戦艦でした。もう一案は16インチ砲を4連装砲塔に搭載したアラスカです。こちらは機関は中古の4万馬力でやはり27ノットの中速戦艦です。
 M斗商船:20インチ砲搭載の武蔵。基準排水量69000トンの史上空前の大戦艦です。しかし予算不足から機関は中古の4万馬力で速力は20ノットがやっとの鈍足艦でした。もう一案は15インチ長砲身砲装備のシャルンホルスト。機関はやはり中古の4万馬力で25ノットしかでません。
 O串鉄工所:15インチ砲搭載のビスマルク。16万馬力の高性能機関を搭載し、30ノットを発揮する高速戦艦です。
 風間工廠:装甲強化したバンガードを本命として投入しました。火力は長砲身、砲弾はSHSと究極の16インチ砲です。しかし火力と装甲に重量を取られて機関まで手が回らず、速力は25ノットに過ぎません。
 低速なバンガードを補うべく、33ノットを発揮するワシントンを第2案として提出しました。主砲は中古の14インチ砲ですませた速力だけが取り柄の戦艦です(笑)。
 火力のミズーリ、装甲のバンガード、高速のワシントンを押さえて採用されたのは、火力と装甲に優れる武蔵でした。
 しかし、武蔵の採用に納得行かない、N浜造船はミズーリの設計を他国に売却、戦場で相まみえることとなります。
 鈍足の武蔵はミズーリに頭を押さえられて砲力の全力発揮ができません。レーダーを装備したミズーリは武蔵に倍する命中率で命中弾数がまるで違います。その上、ミズーリの18インチ砲弾は武蔵の甲板装甲を貫く威力を有し、バイタルパート内で炸裂して大損害を与えます。
 それに武蔵は20インチの巨弾で対抗します。鈍足な武蔵は命中弾数こそ少ないですが、当たれば50%の確率でクリティカルヒットとなります。事実、武蔵はミズーリに4発の命中弾しか与えませんでしたが、そのすべてがクリティカルヒットとなりました。ただしそのうちの2発はミズーリの優秀なダメージコントロール班の活躍で最低ダメージで切り抜けられています。
 ミズーリの18インチ砲弾を何発も喰らい、さしもの69000トンの巨艦も甲板を波が洗うようになります。増設されたバルジの浮力で辛うじて浮いているだけです。ミズーリの方も20インチ砲弾3発をバイタルパートに受けていましたが、ダメコン班の活躍で、中破程度の損害でした。そして最後の砲撃の応酬でついに武蔵は力つきるのでした。しかし、最後の武蔵の砲撃は見事ミズーリの弾薬庫を貫き轟沈させてしまったのでした。

 戦艦狂騒曲をもう一戦。こちらはHさんと私との2人プレイです。
 Hさんの設計案は長門。16インチ9万馬力25ノットのオリジナル長門(改装後)です。ただし、アメリカから輸入した射撃統制レーダーを備えていました。
 私は装甲と速力を重視したミズーリです。装甲を強化し、30ノットを超える速力を発揮します。しかしそのしわ寄せを受けて火力は中古の14インチ砲に過ぎません。
 それでも、防御と速力に優れるミズーリは長門を押さえて採用を決めるのでした。
 そして、長門との戦闘です。優速なミズーリは長門を翻弄するものの、精確なレーダー射撃は次々に有効弾を送り込んできます。ミズーリも負けないだけの命中弾は得ているものの、分厚い長門の甲板装甲には歯が立ちません。逆に長門の16インチ砲弾はミズーリの甲板装甲にも有効で、撃ち負けてしまいます。
 ならばと接近戦を望むミズーリですが、損害により速力が低下してしまいなかなか接近できません。最早これまでかと思われましたが、ついに接近に成功、至近距離から脆弱な長門の舷側装甲に14インチ砲弾多数を叩きつけます。そのうちの一弾がバイタルパートを貫きます。しかし、不発!最低ダメージしか与えることができません。逆に長門の16インチ砲弾多数を受けたミズーリは耐えきれずに沈んでしまうのでした。


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