咲 カードゲーム


 

 美少女麻雀漫画「咲」をテーマとしたカードゲームです。

 作成の経緯は、まぁ勢いですね。
 事の起こりは、TSSのT之内怪鳥がここの掲示板に
「咲 -Saki-のカードゲーム制作予定ありますか?」
と書き込んだことでした。そんなことはそれまで考えたことも無かった私は当然のように
「どんなゲームやねん。予定なんかあるわけがない。」
と返答したのですが、何時の間にやらゲームができていたと言う(笑)。
 私はアニメから入ったのですが、非常に出来が良く、お気に入りのアニメでした。だから、件の書き込み後、なんだかんだと考えている自分がいたわけです。

 当初はキャラ集めから特訓、その他試合中のイベント等をカード化した100枚規模のゲームを考えていたのですが、途中で面倒になって、キャラカードだけの簡単お手軽手抜きゲームにしてしまいました。
 その甲斐あって制作期間は、デザイン開始からカードの完成まで2日間と言う私のカードゲームデザインの新記録となりました。多分これを越えることはあり得ないな(笑)。

 ゲームは、アニメの山場だった県予選団体戦決勝をテーマにしています。
 「咲」の世界は麻雀が非常にメジャーな競技となっていて、各高校には、当たり前のように麻雀部が存在し、毎年全国規模の大会が開催されています。「咲」のストーリーは地方の弱小麻雀部が県予選女子団体戦を勝ち抜いて行くというものです。
 麻雀の団体戦と言うのは、各高校5人で順番に麻雀を打って行き、各校10万点の点棒の中からやり取りして5人目の麻雀終了時に一番点棒の多い高校が勝ちと言うものです。

 ゲームでは、県予選決勝に参加した四校20名の選手を一人ずつカード化しています。レーティングは基本的に麻雀の強さを相対評価した麻雀力1つだけです。3が最高で0が最低の四段階評価で、各段階5人ずつになるようにレーティングしました。
 レーティング作業は、各キャラ単位で行ったのですが、それを各高校で集計してみると、清澄、龍門渕の合計9に対して風越は6しかなく、原作でぼこぼこにされていたのは、当然だなぁと納得できてしまいました。
 鶴賀も実は風越と同じ6なのですが、最後まで互角に戦えていたのは、途中でビギナーズラックが炸裂していたからですね。
 それを再現するのと、各キャラの個性を際立たせるために特殊能力のルールがあります。件のビギナーズラックも特殊能力として設定しています。
 他のゲーム要素として、アニメでキャラ同士の友情表現が目立つので、「絆」と呼んで、同じチームに特定のキャラが居ると麻雀力が上がると言うルールを入れてあります。

 ゲームシステムは、各プレイヤーは県予選決勝に参加する高校麻雀部の監督やコーチの立場として、チーム編成と出場順の決定を行います。後は運を天に任せて賽を振るだけです。
 チーム編成はMTGのドラフト方式で決めますが、加治木ゆみの特殊能力のために少し弄ってあります。

 麻雀の結果は各キャラ毎に6面ダイス1個を振って、出目に麻雀力を加えた結果を比べるだけです。その際に各キャラの特殊能力が発揮されるわけです。これ以上無いほど単純なシステムですが、得点ルールを工夫していて、ちゃんと各高校10万点持ちで各試合の結果で点数をやり取りするようになっています。

 このゲームはカード枚数わずか20枚なので、工作が簡単なこともあり、2009年冬のコミケでの頒布を企んでいました。ケント紙にインクジェットプリンタで印刷して、裁断済み、スリーブ入り、ダイス5個、得点用チット40個をジップロックの袋に同梱して千円でね。
 しかし、残念ながら委託をお願いしようと思っていたサークルが落選してしまったために頓挫してしまいました。キャラゲーのいわゆる’なまもの’のゲームなので、次のコミケと言うわけにも行かず、頒布はもうないです。
 仕方が無いので、コミケ用に用意したカードデータをPDFファイル(ページ1ページ2ページ3)で公開しますので、よろしければ、ダウンロードしてプレイしてやって下さい。ルールはここ。ついでにプレイエイドとして得点表も公開します。得点計算は単純な割に計算が面倒なので。プレイして面白かったらここの掲示板か私のブログにでも感想を書き込んでやって下さい。励みになります。

 このゲームの最初のアイデアメモの日付けが2009年8月13日。2日後の8月15日のTSS例会で初プレイを行い、その翌週の例会で手直し版をプレイして完成しています。

 プレイレポートはこちらです。

 各キャラの特殊能力の解説をこちらにまとめました。

ホームへ戻る。