2004年2月29日(日)TSS例会

 当日の参加者は13名。
 プレイされたゲームは、ネロ(ファランクス)、V作戦(同人)、サードワールドウォー(GDW)、欧州外交戦(同人)、戦略級関ヶ原(GJ)等です。

 ネロはD井さん、Y口さん、T島さん、T之内さんでプレイされていました。
 第1ターン。皇帝になったのは、D井さん、T島さんでした。皇帝達は暗殺を恐れて早々にローマを離れます。皇帝になるには、皇帝を倒すしかないY口さん、T之内さんは皇帝軍を攻撃しようとするのですが、敗戦を恐れる皇帝は撤退に撤退を重ねて戦いに応じません。
 やむなく、Y口さん、T之内さんは支配領域を広げて領地での得点を目論みます。
 その結果第1ターンの得点では、T之内さんがトップ、2位はY口さんでした。皇帝2人は逃げ回っていたため皇帝であることの得点しか入らず、それも2人で分け合ったため総得点は微々たるものとなってしまったのです。
 第2ターン。逃げ回った末にD井さんがT島さんに捕捉されて戦闘となります。D井さんは撤退を望んだのですがT之内さんから雷カードが出て退路を塞がれたのでした。しかし結果はT島さんが返り討ちにされて皇帝でなくなってしまいました。
 その後、T之内さん、Y口さんが念願の皇帝に就任していたようです。
 でも、結局第2ターンが終わったところで、「もう、いいや」と切り上げていました。

 V作戦はネロが終わった後、Y口さん、Hさん、O鋸さん、私の4人でプレイしました。
 ジオンの地球侵攻作戦はザクI、ザクII、ブラウブロという陣容で発動されます。迎え撃つ連邦軍はガンタンクとジムです。戦力的に劣勢な連邦はソーラシステムを投入しますが、焦点あわせのコントロールに失敗し、何の役にも立ちません。
 戦闘では、新鋭モビルアーマー・ブラウブロの火力と機動力は圧倒的でジムをあっさりと葬り去ります。残るガンタンクもニュータイプの搭乗したザクIの敵ではなく、ジオンの圧倒的大勝利となるのでした。
 ブラウブロを開発したY口公社がVP4を得て業界トップに躍り出ます。続くのは、ザクIで戦果を挙げた風間工廠(VP3)。3番手はザクIIをジオンに供給していたHエレクトロニクスのVP2です。O鋸工業は連邦一辺倒だったため業界最下位となります。
 地上への侵攻を許し、劣勢となった連邦に各メーカーはテコ入れを行います。その結果大軍を揃えた連邦は反攻作戦を発動します。
 連邦の攻撃目標であるオデッサの守備兵力は、ザクI、アッザム、アッシマー、ザクII、サイコミュ・グラブロ、ガンダムです。内半数はHエレクトロニクス製でジオンに肩入れしているのはこの1社だけです。
 オデッサ攻略作戦のために集結した連邦軍は、ガルバルディβ×2、ガンダムMKII×2、アッガイ、ギャン×3、ゲルググ×2、ケンプファー、グフ×2とジオンに倍する大軍でした。
 数に物を言わせて強引に戦線を突破した連邦軍でしたが、ギレン総帥直卒のジオン軍から強力な反撃を喰らうこととなります。
 まずは、後方の黒海沿いに布陣していた連邦予備のゲルググ隊がグラブロから放たれたビットに襲われ、学徒兵だったこともあり為す術もなく全滅してしまいます。
 海からの攻撃は連邦も行っていましたが、ジオン軍の後背を突こうとしたアッガイは司令部予備のガンダムに迎撃され海の藻屑と消えます。
 ジオン軍はアッシマーの機動力を駆使して、連邦軍の側面を突き、側面防御のグフ隊を撃滅します。
 一方、連邦軍の先鋒部隊はアッザムのジオン防衛ラインを損害を受けながらも突破していました。両軍共、敵の中枢を叩く体勢が整っていたのです。ギレンは躊躇しませんでした。攻撃を続行します。兵力的に未だ優位な連邦軍はしかし、補給線を断たれることを恐れ、撤退してしまったのです。
 このジオンの勝利に、ただ1社ジオンに肩入れしていたHエレクトロニクスが勝利得点を独り占めして圧倒的なシェアを得ることとなります。
 オデッサの戦いの勝利により、ヨーロッパ方面の戦線を安定させたジオンはジャブローを目指し、南米大陸へと攻撃を開始しました。
 その兵力は、リックディアス、メッサーラ、ゴッグ、アッシマー×4、サイコミュ・ブラウブロ、ガンダム×2、バーザムと新鋭機多数を揃えた強力なものでした。
 対する連邦軍はガンダムMKII×2、ガルバルディβ、ギャン×2、ケンプファー、ビグザムと最新鋭機こそないものの、こちらも強力です。
 後のない連邦はこの戦いに禁断の核ミサイルを投入し、ジオン軍第2梯団のリックディアスとガンダム隊の半数を消滅させ、残りにも撤退を余儀なくさせるのでした。それにも臆することなくジオン軍先鋒の高機動可変モビルアーマー隊は連邦の防衛線に突入し、凄惨な消耗戦が展開されます。ガンダムMKII隊全滅、メッサーラ撃墜、ガルバルディβ応答無し、アッシマー隊壊滅、、、。
 連邦の防衛ラインは大損害を受けましたが、ジオン軍も突破兵力たる第2陣が核攻撃で失われていたため戦果の拡大ができずに後一歩が及びませんでした。
 連邦勝利の報は、連邦戦力の半数以上を供給していた風間工廠の評価を高め、業界内での同社の地位は不動のものとなるのでした。
 というわけで、私の勝利でゲームは終了しました。

 サードワールドウォーはD井さん、K藤2号さん、T島さんの3人がかりでプレイされていました。
 10時半ごろから3時過ぎまでかかって第1ターンを終えたようでした。

 戦略級関ヶ原はS枝さんにT之内さんがインストしながらのプレイでした。

 欧州外交戦は勝利条件を変えてプレイしてみました。今までは、小国を取るとそれをそのまま得点に数えていたのですが、それだと割合簡単に勝利得点を奪えてしまうため勝利に近づいたプレイヤーに対するモグラ叩きがひどかったのです。そこでターンの最後に国力、領土数、経済力、軍事力、外交実績の5つを評価して各分野で最高のプレイヤーに勝利得点1を与え、累計が10点に達したら勝利ということでプレイしてみました。結論から言うと、あまりプレイ感は変わりませんでした。モグラ叩きはやっぱりなくなりません。それでも勝利得点が減らないのでモグラ叩きされても気分的に楽で、この点は良かったかなと思います。
 今回のプレイは、O崎さん(トルコ)、O鋸さん(イギリス)、Hさん(オーストリア)、Y口さん(ドイツ)、私(ロシア)の5人で行われました。
 初期国力で優位にあるロシアが順調に得点を伸ばして最初にフクロにされます(笑)。支配国に対して外交的征服や侵攻を受けてその防衛に兵力が出払ったところをコーカサスを越えたトルコ軍の侵攻を受けて敗北を喫し、支配国の大半を失ってしまいました。にもかかわらず軍の損害は軽微で経済的に破綻の危機に瀕します。
 イギリスはフランスがノンプレイヤーのためイベリア半島を独り占めしてジブラルタル海峡経由で地中海にちょっかいを出してトルコと対立していました。
 ドイツもフランスがノンプレイヤーなのを良いことにベルギー、オランダといった低地諸国を独り占めしてそのまま、フランスに侵攻するものの、オーストリアが焦土戦術をフランス軍に授けたため、パリに自ら火を放ったフランス軍の逆襲を受けて撃退されていました。それに懲りたのか、それからは、デンマーク、スカゲラク海峡と進んでロシアと戦うこととなります。
 オーストリアはイタリアがノンプレイヤーなのを良いことにセルビア、ギリシャとバルカン諸国の半数を得た後、スイスに侵攻します。
 トルコはイギリスとチュニスを巡って争うハメとなり、苦しい展開を強いられていました。
 破綻の危機に瀕したロシアは次のターンには復興し、失地回復を求めてドイツ占領下のスウェーデンへ侵攻します。侵攻軍は2個軍、ドイツの防衛軍も2個軍と互角ですが、スカゲラク海峡で紛争が発生していたため、ドイツ軍は本国からの増援は見込めません。それに対してロシア軍は本国に予備が2個軍存在していました。そのため必勝を確信していたロシア軍でしたが、2個軍の連携が悪く、1個軍を包囲されてしまいます。慌てて本国から2個軍の増援を送りましたが、増援部隊は山中でドイツ軍の奇襲を受けて潰走、折からの悪天候により全滅してしまうのでした。当然包囲された軍も救出できず、実に3個軍を失う大敗北を喫したのでした。
 同じ頃、スカゲラク海峡では、海峡の支配権を賭けてイギリス海軍2個艦隊とドイツ海軍1個艦隊の海戦が戦われていました。見敵必戦と突撃するイギリス艦隊に対して冷静にT字を描いたドイツ海軍は先頭艦から順に砲火を集中し、これを撃退することに成功したのでした。
 このような展開でドイツが勢力を伸ばし、遂に勝利に王手をかけます。
 それに対抗しうるのはロシアのみ。しかし、独露不可侵条約に縛られドイツを攻撃することができません。その上地理的にドイツに攻撃をかけることができないトルコが再びロシアに侵攻してくるのでした。今度は黒海を越えての渡洋侵攻です。黒海の制海権を賭けたクリミア沖海戦に敗れたロシアは5個軍を持って迎え撃ちます。水際撃退を企図したロシア軍は海岸線沿いに軍を配置して待ち受けます。ところがトルコ軍はロシア軍の布陣の隙を突いて上陸を成功させてしまったのです。薄く広く布陣していたロシア軍は片端から撃破されていき、逃げ延びたのはわずかに1個軍だけでした。
 こうしてドイツの勝利でゲームは終了したのでした。


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