2005年2月27日(日) TSS例会報告

 当日の参加者は11名。
 プレイされたゲームは、ハンニバル戦記(同人)、文明の興亡(同人)、日清戦争(同人)、帝国主義(同人)、キングスコート等です。

 ハンニバル戦記はD井さんとT島さんがプレイしていました。

 日清戦争はT島さんがD井さん、K全さん等とテストプレイを行っていました。

 文明の興亡を6人プレイしました。
 S藤さん、Y口さん、T井さん、Hさん、O鋸さん、私です。
 S藤さんは肥沃な土地を独り占めして、やたら人口ばかり増やしていました。喰っちゃ寝のできる環境のようで文明を立てる様子がまるでありません。
 その間に私やHさんが文明を進めます。私は王室外交を得て、戦争をコントロールして皆の顰蹙を買っていました。このゲーム、人口の維持が大変で、戦争は人口を減らしてくれる貴重な機会なのですが、王室外交は戦争を無効にすることができるので、増えすぎた人口を処分したい戦争を狙って、金印やら官職やらを授けて、「まぁまぁワシの顔を立てて」とか言って仲裁して回っていました(笑)。
 全体として、レベル4(近世)の文明までは順調に進歩していたのですが、私の最先端の電気文明が地震で潰されると、その再建にひどく時間がかかります。その間に長く未開人を続けていたS藤さんが、いつの間にか文明に目覚めたのです。未開ではあっても膨大な国力を有していたS藤文明はものすごい勢いで進歩を始めました。そして世界で最初に原子の火を灯し、コンピュータ技術を発達させ、実はアメリカ合衆国であったことを明らかにしました。
 それに引き替え私は4レベル文明から先にどうしても進めることができず、人口ばかり増えていくのでした。最終的に人口は10億を超え、実は中国であったことが明らかになりました。
 そんな私とS藤さんの間で戦争が勃発しました。
 他国から輸入した新兵器で武装した風間文明の大軍は西海岸から上陸し、S藤文明軍を蹴散らしてしまいます。S藤文明は戦争直前に新型インフルエンザウィルスで人口が半減していたためでした。後にシリコンバレーの虐殺と呼ばれる凄惨な戦いによってS藤文明のコンピュータ産業は壊滅し、二度と再建されることはありませんでした。
 これによりS藤文明は没落し、遂に6レベル文明を得ることはありませんでした。
 そんな状況でも巨大彗星は刻々と地球に近づいていました。
 最終ターンの2ターン前になっても5レベル文明(現代)を有していたのはS藤文明だけでした。最早滅亡しかないかと思われましたが、最終ターンの前のターンになってようやく宇宙開発がH文明とT井文明で始まり希望をつなぎます。
 そして運命の最終ターン。宇宙開発を進めるH文明に世界中の資源と技術が集中します。最早6レベル文明の開発は不可能と悟った風間文明の音頭で、海外交易文明を有していて物資の集積が可能なH文明に地球の命運を託したのでした。
 その結果H文明は彗星迎撃システムを地球軌道上に構築することに成功し、万一に備えた地下シェルターの建設にも成功します。
 地球上の全文明の協力した対策でしたが、文明の生き残る可能性は7割程度でした。
 全世界が注視する中、彗星迎撃作戦が開始されます。賽は投げられたのです。
 地球は救われました。彗星は地球軌道から投射されるレーザーや粒子砲、ミサイル、レールガンなどの継続的な集中射撃に徐々に削り取られていき、瓦解したのです。

 帝国主義を6人でプレイしました。
 Y口(露)、S藤(英)、T井(米)、O鋸(日)、H(独)、私(仏)です。
 序盤、外交的征服で国力を伸ばして独が勝利得点で優位に立ちます。
 それに続いたのが大軍を有して世界中の暴動や同盟国の侵攻に乗じて漁夫の利を得まくっていた仏でした。
 露は外交攻勢で自国の行き場を無くして自分の首を絞めながらも外交大国として勝利得点を重ねます。
 英は豊富な戦力にモノを言わせてトルコや清と言った大国に侵攻して勝利得点を稼いでいましたが、今ひとつ英軍は弱く、他国の介入があると苦杯をなめていました。勝利得点8を得て勝利に王手を掛けていた仏を止めるべく、仏本土侵攻を目論みますが、ノルマンディ沖の海戦で1個艦隊を失う大敗北を喫していたりしました。
 仏は勝利得点8で王手をかけたのは良いのですが、そのために世界中から攻撃されて国力を失うと自らの軍事力の重みによろめくこととなります。そして米に軍事力で抜かれると何もできなくなってしまったのでした。
 国際緊張レベル10となり世界大戦前夜に独が勝利得点10を獲得して勝利しました。
 英はみずから理想的なカードが配分されたと言っていましたが、勝てませんでした。その原因を英の勝利条件ペナルティルールに求めていましたが、私が思うに英軍の弱さのせいだと思いました。
 仏は侵攻カードが1枚も来なかったのが辛かった。尤も軍事費が大きすぎて引けるカードが少なかったので仕方がない面もあるのですが。

 キングスコートを久しぶりにプレイしました。
 H・S藤ペア、Y口・T井ペア、O鋸・風間ペアでのプレイです。
 Y口さんがいつも大量のカードを取らされて泣いていました。特に橋に弱く、いつもいつも橋から落とされて8枚、10枚当たり前の状況でした。それでもそんなに大きな失点になっていないのが不思議でした。
 序盤ではH・S藤ペアがトップ、O鋸・風間ペアが最下位でしたが、痛恨の大量失点を喫して、H・S藤ペアが大きく遅れます。その時の失点は188点。他のペアは20点代でした。
 残念ながら時間切れで最後までプレイできませんでしたが、やはり面白いですね。

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