2004年5月23日(日)TSS例会

 当日の参加者は13名。
 プレイされたゲームは、ハンニバル(AH)、フリードリッヒ大王(AH)、戦艦狂騒曲(同人)、V作戦(同人)等です。
 その他、パワーベースボールTSSリーグ第10期を先日終えた監督達が今期の記録(首位打者とか最優秀防御率とか)の確認と来期に向けてのドラフトにいそしんでいました。

 ハンニバルはD井ハンニバル対Y口ローマのプレイでした。
 スキピオ(アフリカヌスの方)がアフリカに上陸してヌミディアに足場を固め、ローマ有利かと思われました。しかし、最終ターンに見てみたら、ローマはアフリカから叩き出され、戦場はスペインとサルディニアに移っていました。
 1エリアを争う良い勝負になっていたようです。それだけにプレイ時間もかかっていたし、精神的にも疲れたとプレイヤーはこぼしていました。

 フリードリッヒ大王はK藤2号さんとS枝さんとT島さんが3人でプレイしていました。
 先週とは異なるシナリオだそうですが、何が違うのかと質問したら、「さぁ?」と返事が返ってきました(笑)。
 展開は見ていなかったので全然わかりませんが、K藤2号さんがフリードリッヒが会戦で負けたのを初めて見たとか言っていました。

 戦艦狂騒曲はパワーベースボールの監督が揃うまでの時間潰しにプレイされました。
 S藤さん、O鋸さん、M瀬さん、N川さん、私の5人プレイです。N川さんは初プレイでした。
 今回は最初のターンから軍縮条約延長が宣言され、各社とも苦しい設計を余儀なくされます。それを逆手にとってO鋸商船は議会工作で予算削減を強く工作し、他社の顰蹙を買っていました。
 結局O鋸商船の議会工作が功を奏し、軍縮条約は破棄されることなく最終ターンを迎えます。ある程度多くの予算が認められていないと軍縮条約は破棄できないのです。
 最終ターン予算レベル3で始まった議会は各社の活発な工作を受けて紛糾し、一気に倍以上のレベル7が最終的に承認され、かなり贅沢な戦艦を設計できることになりました。
 N川造船は軍縮条約が破棄されることを願って武蔵の設計案を温めていましたが、軍縮条約が確定したため、廃棄書類の山の中からジャンバールの設計図を掘り出して来ました。これに16インチ長砲身砲を搭載した設計案を提出します。しかし、どう見てもこの砲はジャンバールには過大で、無理矢理載せるために装甲を削っていました。勿論機関は中古の4万馬力で速力は25ノットです。
 O鋸商船はアラスカに中古の14インチ砲とやはり中古の4万馬力機関を積んだ安さだけが取り柄の設計案でした。勿論性能は最低です。予算削減に全てを賭けていたのが何故か分かりました(笑)。
 S藤鉄工所は防御力に優れたネルソンです。15インチ砲装備で8万馬力25ノットと手堅い設計です。
 M瀬造船は趣味の設計案でした。お気に入りのデザインのシャルンホルスト、グナイゼナウにディーゼル機関やSHSといった最新機器を搭載していました。
 風間造船工廠はインディアナを35000トンにまとめた設計案を提出したのですが、「38000トンだろう、条約制限守ってないだろう」と難癖つけられて門前払いでした。
#全く、お役所は融通が利かなくていけない。3000トンぐらい誤差の範囲だろうに、、、ブツブツ。
 採用されたのはジャンバールでした。16インチ長砲身砲の火力を高く評価されてのことでした。しかし、実際に建造してみると、その主砲の開発に失敗、完成したときには中古の14インチ砲を装備していました。
 それを見たS藤さんが俺のネルソンの方が強いと戦わせてみると、当然ながらネルソンの圧勝でした。

 V作戦をS藤さん、O鋸さん、私の3人でプレイしました。
 3人プレイですので、最初の戦闘まではかなりの時間があります。そのため、私は第5世代のメッサーラの開発に成功し、ジオンの地球侵攻作戦に間に合わせます。真っ赤に塗りたくってシャアを乗せてやりました(笑)。この作戦に参加した兵力はジオン側がザクII、ジム、ガンキャノン、ジムスナイパー。連邦側がコアブースター、ガンダム、ジオングです。
 数的に劣勢だった連邦軍でしたが、アムロの駆るガンダムの活躍もあり、互角に戦いますが、キシリアの巧妙な指揮によりジオンは地上への降下に成功するのでした。
 この戦いで最新鋭のメッサーラを投入し、最大戦果を挙げた風間工廠が4VPを得ます。ジオン軍の物量を支えたジム、ザクIIを開発したO鋸工業も2VPを獲得します。
 地上に橋頭堡を獲得し、膠着状態となった間にもモビルスーツの開発は続きます。風間工廠はメッサーラの大量生産に忙殺され、これ一本に絞っていました。O鋸工業はいつもの通り、安かろう悪かろうの大量生産路線でジムの大量生産に走ります。そのためジオンの物量がものすごいことになっていきます。一人S藤鉄工所だけが連邦に肩入れしています。ギャプランやネモと言った最新鋭機を開発していました。
 満を持したジオンの侵攻が開始されます。指揮官は地球攻撃軍指令、キシリア・ザビ少将。
 ジオンの兵力は量産メッサーラ、量産ジムを主力に水陸両用モビルスーツも加えた大軍です。
 対する連邦軍はS藤鉄工所のがんばりにも関わらずギャプラン、ネモ、ガンダム、ドム、アッガイとジオンの3分の1に満たない劣勢でした。
 パイロットにシロッコを得たギャプランはただ1機でジオン軍の半数近くを撃墜する鬼神のごとき活躍を見せますが、それ以外の全ての機体をメッサーラ隊は一掃し、ジオンの勝利は動きません。
 この結果、最新のギャプランを開発していたS藤鉄工所が初VPを挙げ、大量のジムでO鋸工業は2VPを加えます。風間工廠は連邦軍の大半を撃滅したメッサーラ隊の活躍で3VPを加え、次の戦いでの勝利に王手をかけます。
 この戦いでO鋸工業のジム隊はほぼ壊滅状態に陥っていましたが、メッサーラ隊は無傷でした。更に風間工廠はメッサーラの増産に励みます。O鋸工業も負けじとジム隊の再建に向かいます。S藤鉄工所は新型機ガブスレイを開発し、勝機を見いだそうとします。
 ジオンの地上第2次侵攻が開始されます。迎え撃つ連邦軍の司令官はエルラン中将。ジオン軍の司令官はドズル・ザビ中将。それを見たとたんにS藤さんの経戦意欲が砕け散ります。この戦い、風間工廠のメッサーラ隊は量産向け軽装甲タイプやバリア装備タイプ等、各タイプ合わせて6機を数えジオンの数的主力となっていたのです。連邦が勝利しない限り風間工廠の勝利条件達成は間違いない状況でした。


ホームへ戻る