今年最後の例会でしたが、冬の祭りの前日ということで前泊の連中は既に出発していたりするので非常に寂しい例会となりました。
当日の参加者は5名。ただし、夕方から何名か来ているかも知れません。
プレイされたゲームは中央軍集団東へ(GJ)、戦艦狂騒曲(同人)等です。
中央軍集団東へは初プレイの方2人でプレイされ、ゲーム半ばで独軍が投了していました。
その後すぐに再戦していたようです。
今日は戦艦に狂騒する一日でした(笑)。
午前中はMさん相手に3戦。午後からY口さん相手に7戦と計10戦もプレイしてしまいました。
2人プレイではプレイタイムは30分以下なのでこんな事も可能なのです。
第1戦
Mさんがソビエツキ・ソユーズを計画していることを知った私は、議会への働きかけを強め、建造予算を押さえて大型戦艦の建造阻止に動きました。これが功を奏して議会を通った予算はレベル5。4万トン程度の戦艦の建造費用となります。
こうしてMさんの6万トン戦艦の設計案を葬った私は最終選考に次の2案を提出したのでした。
本命:39000tに排水量を増大させて舷側装甲を400mmクラスに強化したネルソン。主砲も50口径の16インチ砲に強化してあります。ただし機関出力は変わらず速力は20ノット出すのが精一杯でした。
予備:速力30ノット、14インチ砲装備のアラスカ。こちらはネルソンが低速なので、速力の得点がMさんの設計案にいかないようにと提出した戦艦でした。
対するMさんの設計案は、主砲を50口径15インチ砲に強化したキングジョージ5世です。ただし、主砲重量が増加したために甲板装甲を削って相殺しています。
ネルソンは火力と装甲に勝り、唯一キングジョージ5世の勝る速力もアラスカに得点を取られてしまって、選考結果は私の圧勝でした。
こうしてネルソンが建造されたのですが、Mさんはキングジョージ5世の設計案を他国に売却、戦争で両艦が戦うこととなるのでした。
速力で圧倒的に勝るキングジョージ5世はネルソンを翻弄し、全砲撃力の発揮を許しません。主砲1発当たりの破壊力ではネルソンが勝るものの、手数で2.5倍の差があってはじり貧です。バイタルパートにクリティカルヒットすれば逆転もできるのですが、それが出る前に至近距離に突撃してきたキングジョージ5世にボコボコに撃たれて沈められてしまいました。
#海戦の結果はゲームの勝敗には関係しません。単に負けたプレイヤーが「俺の戦艦の方が強いじゃないか」と溜飲を下げるために行うものです(笑)。
第2戦
軍縮条約が延長され、主砲16インチ以下、排水量35000t以下に制限されての設計となります。
私の設計案は艦形を小型化して排水量を押さえたローマ。実は36000tなのですが、35000tと偽っての提出です(なに、ばれなければいいのです。ちゃんとダイスチェックは成功しました(笑))。
主砲は通常の15インチ砲ですがSHSにし、砲門数も11門に増やしています。しかし、そのしわ寄せを受けて機関は4万馬力と26ノット出すのが精一杯です。
Mさんは2案を提出します。
本命:15インチ砲装備のシャルンホルスト。射撃管制レーダーを装備していました。ただし速力は25ノットに低下しています。
予備:機関出力を押さえて排水量を32000tにまとめたプリンスオブウェールズ。コストが安いのだけが取り柄の戦艦でした。
火力も装甲も速力も優れたローマが採用されました。戦闘でもMさんのシャルンホルストを一蹴し、採用の正しさを証明したのでした。
第3戦
今回は予算レベル7と議会はなかなか気前の良い所を見せます。
私は今回もローマの設計案を提出しました。今度は24万馬力で36ノットを発揮する高速戦艦です。主砲も15インチ砲を強装薬で強化したまずまずの火力です。ただ、どうしても重量がオーバーするためやむなく舷側装甲を50mmほど削減しました。
Mさんの設計案は2案でした。
本命:ミズーリ。18インチ砲を4連装砲塔に収め、機関出力16万馬力で30ノットを発揮する優秀な戦艦でした。
予備:8万馬力のディーゼル機関を搭載したキングジョージ5世。
私もMさんも自信の設計案でした。ところが、採用されたのは、防御に優れたキングジョージ5世でした。
そんな馬鹿なと2人とも思うのでした。私のローマとの戦闘ではローマの勝利となり採用が間違っていたことを証明しました。
第4戦
ここからはY口さんとの対戦です。
今回の予算は7。
私は53000tのアイオワにレーダー統制の18インチ砲を搭載した設計案です。
対するY口さんは15インチ砲装備、16万馬力26ノットのソビエツキー・ソユーズを本命に、予備に22万馬力31ノットのネルソンを設計案として提出します。
火力のアイオワ、防御力のソビエツキー・ソユーズ、速力のネルソン。採用を勝ち取ったのはネルソンでした。しかし、実際の建造では22万馬力のハイパワーコンパクトな高温高圧機関の開発に失敗してしまい、結局中古の4万馬力の機関を積むハメとなり31ノットのはずの最高速力がわずか23ノットと大幅な低下を来したのでした。あまりと言えばあまりのことにこの戦艦は闇に葬られるのでした(笑)。
第5戦
予算レベル9と議会が大盤振る舞いしてくれたため、私もY口さんも6万トン級戦艦の設計案を提出します。私が大和、Y口さんが武蔵です。
私の大和は7万トン近くに大型化され、長砲身18インチ砲を搭載、甲板装甲も強化していました。その分鈍足でしたが。
Y口さんの武蔵は30ノットを発揮する高速戦艦でしたが、火力は長砲身15インチ砲と劣勢でした。その上セールスポイントの速度性能も、私の予備案のワシントンが32ノットを発揮したため目立ちませんでした。
というわけで、採用されたのは多分、私の大和だと思うのですが、メモするのを忘れていて判然としません。
第6戦
新たな軍縮条約が締結されてしまいます。
私の条約型戦艦は長砲身16インチ砲装備のリシュリュー。Y口さんの方は、長砲身15インチ砲装備のシャルンホルスト。
火力と装甲に優れるリシュリューの圧勝とばかり思っていたら、「足の遅い船はダメだね」という委員ばかりでシャルンホルストが採用されてしまいました。戦艦はスピードボートじゃないってのに。
ええ、実戦で教育してやりましたとも(笑)。
第7戦
今回やたら議会が渋く、予算レベルはわずかに4でした。
予算が少ないので大型艦は無理なので、私はアラスカに無理矢理18インチ砲を載せた設計案を提出しました。
Y口さんはヴィットリオ・ヴェネトに16インチ砲を搭載した設計案です。
結果は火力と速力に優れたアラスカが採用されました。しかし、このアラスカの性能は装甲を犠牲にして得たものだったのです。
実戦の場でそれが露呈しました。アラスカの装甲は16インチ砲弾の前には紙のようなものでした。勿論アラスカの18インチ砲はヴェネトの装甲を貫通可能でしたが、結局撃ち負けてしまいました。
第8戦
今回採用されたのは、私のモンタナでした。16インチ砲12門搭載、4万馬力21ノットという6万トンもの排水量は全然必要の無いような戦艦でした。
これに実戦の場で対抗したのが長砲身18インチ砲を装備したフッドでした。
30ノットの高速を発揮するフッドは鈍足のモンタナを翻弄しますが、モンタナはそれに対して砲門数の多さという手数で対抗します。更にフッドの装甲では16インチ砲弾に耐えることができません。フッドの18インチ砲も強力無比ではあったのですが、耐18インチ砲防御を誇るモンタナはその打撃に耐えたのでした。
第9戦
軍縮条約が失効しなかったため、議会も予算の増額を認めてくれず、予算レベルは5のままでした。
私はまたもローマを小型化した36000tの設計案を提出。危うく条約違反がばれそうになるのをごまかして採用を勝ち取ります。その後の戦闘でも勝ったとメモされているのですが、Y口さんの戦艦は何だったのかメモから漏れていて思い出せません(笑)。
第10戦
国を傾けるような予算が認められました。予算レベルは最高の10です。我が国の国力の限界です。
私は当然のように大和を設計しました。長砲身18インチ砲、甲板装甲は200mmを越える大戦艦です。ただし機関までは手が回らず21ノットの鈍足艦です。
Y口さんも当然のように6万トン戦艦を設計します。ソビエツキー・ソユーズです。大和を上回る65000tの艦体に22万馬力の機関を積んで29ノットを発揮します。しかし予定していた18インチ砲を予算の関係でどうしても搭載できず、予備のフッドに搭載する予定だった15インチ砲を積んでコストダウンを図らざるを得ませんでした。
そのフッドは逆にソユーズに予定していた18インチ砲(SHS砲弾対応)を搭載しての提出です。
大和とソユーズ、どちらが採用されるかの勝負かと思ったら意外なことに採用されたのはフッドでした。その採用の決め手になったのはコストの安さだったのです。
そんな安いのが採用の決め手になったような戦艦でしたが、フッドは大和を相手にした戦闘で善戦します。
高速で翻弄しつつ大和の装甲を貫通可能な18インチSHSをガンガン叩きつけてきたのです。大和も速度差に放浪されつつも有効弾は送り込んでいるのですが、フッドの装甲があまりに薄いためか、信管が起爆しないらしく折角クリティカルヒットを得ても最低ダメージしか与えることができません。逆に大和の方がクリティカルヒットで大ダメージを喰らう始末。
それでも何とか排水量の違いから勝る耐久力の差で辛うじて大和が勝ちました。残耐久力は1か2だったはずです。
以上です。