ソロモン戦「餓島占領」
 

シークエンス

1.艦隊帰還
 ガ島海域にいないカードは帰還しなければならない。
 
2.出撃宣言
 日本軍前線司令官から、このターンに出撃させるカードの宣言を行う。
 宣言できるのは、前線司令官のストックにあるカードのみ。
2−1.偵察
 日本軍が出撃宣言した場合、米軍前線司令官は日本軍の出撃艦隊の半分(切り上げ)をランダムに見ることができる。
 米軍が出撃宣言した場合、日本軍前線司令官は米軍の出撃艦隊のカード枚数のみ確認する事ができる。
2−2.対応艦隊の出撃決定
 出撃宣言を受けた側は、対応して出撃させる艦隊をストックから選択する。
2−3.艦隊編成
 両軍とも出撃させる艦艇を決定したら、艦隊を編成する。輸送艦隊、機動部隊、砲撃部隊に編成する。
輸送部隊:輸送艦を含む艦隊。艦隊速度は3となる。
機動部隊:航空母艦を含む艦隊。砲撃戦はできない。空母の速度よりも遅い艦艇は含めることができない。
砲撃部隊:空母、輸送艦を含むことはできない。艦隊速度は艦隊を構成する最も遅い艦艇の速度となる。
2−4.艦隊配置
 艦隊をマップ上に配置する。速度以上のラインに配置すること。

3.艦隊整備
 両軍の前線司令官は手札からストックへカードを出す。この時不要なカードを捨て札とすることができる。ストックは6枚まで。
 次に、後方司令官は前線司令官にストックカードから増援を送ることができる(日本軍2枚、米軍3枚まで)。前線司令官の手札は6枚まででそれを越えるような増援は行えない。
 次に、両軍の後方司令官は手札からストックへカードを出す。この時不要なカードを捨て札とすることができる。ストックは6枚まで。

4.カード補充。
 後方司令官のみ山札から手札を補充する。手札が6枚になるまで補充する。
 日本軍、米軍の順に1枚ずつ補充し、敵軍カードを引いた場合には、捨て札にする。
 ただし、日本軍は捨て札にする前に米軍の後方司令官にカードを見せること。

5.潜水艦攻撃
 前線指揮官のストックから潜水艦を出して、任意の部隊に対して攻撃を行うことができる。
 攻撃できるかどうかは艦隊の速度レベルにより変わる。1d6で速度レベル以下を出すと攻撃できる。艦隊内のカードをランダムに引く。引いたカードが駆逐艦なら1/2の確率で撃沈、そうでなくても損傷となる。引いたカードがそれ以外の場合には、1d6で艦艇の防御力以下を出すと損傷、それを越えると撃沈となる。
 何枚潜水艦を使用しても良いが一枚ずつ解決すること。

6.作戦フェイズ
6−1.第1ラウンド
6−1−1.移動
 艦隊を1ライン分移動させることができる。
6−1−2.索敵
 索敵に使用するカードを決める。使用できるのは、出撃している空母(ヘンダーソン飛行場の陸上機含む)、前線司令官のストックにある陸上機と潜水艦。
 索敵能力は空母、陸上機は2,潜水艦は1。陸上機と潜水艦は使用後帰還する。ヘンダーソン飛行場の陸上機は空母扱いのため帰還しない。
 両軍で1d6し、索敵能力を加え、大きい方が主導権を得る。
 主導権を得た方が、航空攻撃、水上戦、陸上砲撃、揚陸を望む順に解決する。
6−1−3.航空攻撃
 機動部隊が出撃している場合、航空攻撃を行うことができる。
 ヘンダーソン飛行場が機能し、そこに陸上機が展開されている場合には、それは機動部隊として扱う。
 航空攻撃の範囲は隣のラインまで。
6−1−4.水上戦
 ガ島エリアにいる艦隊同士で水上戦を行うことができる。
 艦隊速度が同じかより速い場合は、水上戦を挑まれても回避することができる。ただし、回避した艦隊は、揚陸、陸上砲撃はできない。
 水上戦で攻撃を行った駆逐艦は揚陸を行うことができない。
6−1−5.陸上砲撃
 ガ島エリアにいる艦隊は、陸上砲撃を行うことができる。
 戦艦の砲撃を行うとこのターン中、ヘンダーソン飛行場は使用できなくなる。
 巡洋艦の砲撃では次のラウンドだけヘンダーソン飛行場は使用できなくなる。
 陸上砲撃を行った艦艇は帰還しなければならない。
6−1−6.揚陸
 輸送船、水上戦闘で攻撃を行っていない駆逐艦は揚陸を行うことができる。
 輸送船の場合には、戦力レベル2,駆逐艦の場合には、2枚で戦力レベル1増やすことができる。ただし、1ラウンドに1レベルだけしか揚陸できない。
 揚陸を終えた艦艇は帰還しなければならない。
6−2.第2ラウンド
6−3.第3ラウンド

7.基地航空戦
 前線プレイヤーのストック又は手札から陸上機カードを使用して餓島に支援を与えることができる。
 日本軍から投入する陸上機を決定する。それから米軍の投入する陸上機を決定する。この時、空母艦載機も使用できる。
 空中戦は艦載機とヘンダーソン飛行場所属機だけが仕掛けることができる。通常の陸上機同士では空中戦は行えない。
 まず、両軍の艦載機(ヘンダーソン飛行場所属機含む)同士で空中戦を解決し、制空権をどちらが得たかを決定する。
 投入した陸上機1枚毎にダイスを振って消耗を判定する。制空権を失った方のみに課される。生き残った陸上機1枚毎に続く陸上戦闘のダイス修正になる。ダイスを振った後で自分のダイスから引くか、相手のダイスに足すかを決める。
 複数の場合には、組み合わせは自由。
 両軍が修正を持つ場合には、多い方だけが相手より多い分だけ修正を使用できる。

8.陸上戦闘
 日米同時にダイス1つを振り、自分の戦力レベル以下を出すと相手の戦力レベルを一つ下げることができる。
 

ヘンダーソン飛行場
 ガ島の飛行場は米軍のみが使用できる。米軍の戦力レベルが1となると使用できなくなる。
 飛行場を有している場合、陸上機1枚を艦載機同様に対艦攻撃やCAPに使用できる。
 

イベントカード
突貫工事
 上級指揮官の手札1枚を前線指揮官のストックに配置することができる。ストックが7枚以上になっても構わない。
総攻撃延期
 攻撃カードを捨て札にする。攻撃カードを表にしてからは使用できない。
独断専行
 総攻撃延期カードを無効にする。
スコール
 このカードを使用された艦艇カードは航空攻撃の目標とはならない。1ラウンドのみ有効。
突撃命令
 損傷した艦艇で作戦を続行させる。損傷艦のスピードレベルは1下がる。戦闘でも不利となる。
臆病な指揮官
 敵味方を問わず、任意の艦隊を帰還させる。
指揮官更迭
 臆病な指揮官カードを無効にする。
 

出撃後の艦艇
 出撃した艦艇は、帰還すると、駆逐艦は前線指揮官の手札に戻る。6枚を越えても構わない。
 巡洋艦は上級指揮官のストックに戻る。6枚を越えても構わない。
 戦艦、空母は上級指揮官の手札に戻る。6枚を越えても構わない。
 輸送艦は捨て札となる。
 損傷した艦艇は捨て札となる。
 撃沈された艦艇はゲームから除外される。
 

陸上機
 前線指揮官のストックから出撃させる。
 出撃宣言は必要ない。
 帰還した陸上機は損害がなければ、前線司令官プレイヤーの手札に戻す。
 損害を受けた場合には、捨て札となる。
 撃墜された場合には、ゲームから除去される。
 索敵時に使用すると、1枚につき、ダイス+2。
 陸上機はCAPに使用できない。(例外:ヘンダーソン飛行場所属機)
 陸上機は対艦攻撃に使用できないが、揚陸中の輸送艦隊に対してのみは対艦攻撃を行うことができる。
 

潜水艦
 前線指揮官のストックから使用する。
 出撃宣言は必要ない。艦隊に編成することはできない。
 使用した潜水艦は撃破されなければ、前線指揮官プレイヤーの手札に戻す。
 撃破された場合には、捨て札となり、撃沈されたらゲームから除外される。
 索敵時に使用すると、1枚につき、ダイス+1。
 

カード枚数
 イベントカード 9枚
 潜水艦  9枚(米5,日4)
 陸上機  18枚(米9,日9)
 輸送艦  18枚(米9,日9)
 水上艦  45枚(米23,日22)
 攻撃カード  9枚
 計   108枚
 

勝利条件
 餓島を占領した陣営の勝利。
 ゲーム終了時に後方指揮官の手札及びストックにあるVP合計が敵後方指揮官のものよりも大きいと後方指揮官の大勝利。
 

ゲームの終了
 餓島の戦力レベルが一方が0になったら終了。両方0になったらゲームは続く。
 山札が3回終了したらゲーム終了。
 

艦砲射撃
 戦艦を含む砲撃艦隊が餓島に到着し、陸上砲撃を行った場合、そのターン中、ヘンダーソン飛行場が使用できない。また、その場合、ヘンダーソン飛行場所属の陸上機は捨て札となる。
 巡洋艦の場合には、砲撃力合計以下を2d6で出すとヘンダーソン飛行場はそのターン中の次のラウンド使用不能となる。ヘンダーソン飛行場所属機はそのままで飛行場が使用可能となった後に再び使用できる。
 

陸軍攻撃命令
 後方司令官は手札から攻撃命令を出すことができる。
 陸軍攻撃宣言をして、攻撃命令カードを裏にして場に出す。次のターンに実際に陸上攻撃を行う。行わなくても良い。その場合には、カードは裏のまま捨て札にする。そのため、攻撃カード以外のカードをブラフで出すこともできる。勿論その場合には、実際に攻撃を行うことはできない。
 攻撃カードには攻撃回数が記されているので、その数だけ余分に陸上戦闘を行う。各戦闘毎に航空支援を与えることができる。途中で戦闘を終了することができる。
 

作戦マップ
 餓島を中心として0を振り、日米両側に1から3の距離線を書く。
 セットアップでは速度以上の距離線上に艦隊を配置する。
 航空機は隣の距離線まで届く。
 餓島に到着した艦隊は水上戦を行うことができる。
 水上戦終了後、揚陸ができる。
 移動は1距離だけ。
 艦隊毎に撤退を宣言でき、その場合には、即座に艦隊を解散して、それぞれのプレイヤーの元に戻る。

 水上砲撃戦・航空攻撃
 砲撃力−目標の防御力以下を1d6で出すとそのダイスの目と同じダメージを与える。
 振れるダイスの数は10門を越える毎に1つ増える。
 
 駆逐艦 砲撃力2 防御力0
 軽巡洋艦 砲撃力3 防御力0

 重巡洋艦 砲撃力4 防御力1
 巡洋戦艦 砲撃力5 防御力2
 戦艦 砲撃力6 防御力3
 大和 砲撃力7 防御力4

 耐久力
 7000tで1、端数は四捨五入(の予定)
 

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