ここでは、私がどんな風にゲームを作成しているのかを説明します。
#尤も、あまり参考にはならないとは思います。
アイデアが閃いたら、ノートに思いつくままにメモを取っていきます。
特定のカードのデータだったり、シークエンスだったり、イベントだったり、なんでもいいので、思いつくものを手当たり次第にメモします。
後で取捨選択するので、ここではできるだけたくさんのアイデアをメモすることが肝心です。
アイデアはどう閃くのかって?
そればかりはなんとも言えません。ふと閃くこともあるし、戦車狂想曲のように既存ゲームのバリエーションから始める場合もあります。
重要なのは、閃いたアイデアを面白いと感じたらメモを取ることですね。
私の場合は、メモを取るうちにアイデアが具体化してきます。
そうしたら、シークエンスや勝利条件などを決め始めます。まだメモ段階ですから、決定ではありません。このときにカード枚数なども仮決めします。
この段階でなんとなくどんなゲームになるかが見えてきます。
そうしたら、ルールブックを書くつもりでメモの整理を始めます。
シークエンスや戦闘ルールなどを文章にまとめるのです。
このとき、最初に考えていたルールだとひどく文章化しにくいときがあります。そういうときは大抵の場合、そのルールが煩雑なのです。もっと文章化しやすいルールに簡略化してしまいましょう。そうした方が良い結果になる場合が多いです。
この段階で、ルールの穴を良く考えます。
ゲーム仲間にルールの穴を突くのがうまいプレイヤーがいたら、その人なら、このルールをどう使うだろう?とか想像すると見えてくることが多いです。
大体ルールが固まったら、具体的なデータやイベントの作成を行ないます。
必要なら、データを決めるための資料を探します。また、カードのイラストも探します。イラスト探しの方が大体大変ですね。データ探しは面倒なら適当に決めてしまうこともできますから。
ここで、まとめたルールを何度も見直しします。
煩雑なところはないか?
冗長なところはないか?
矛盾していたりしないだろうか?
とかですね。ここで手を抜くと大抵バグが出ます。しっかりやりましょう。
これが終わるとルールブックが完成しているはずです。できていなければ、できるまで見直しましょう。
さて、いよいよカードの作成です。
各カードのデータは既に決まっているはずですから、そのデータをどうカード上に記載するかのレイアウトを決めます。
私はこのカード作成にはファイルメーカーを愛用しています。これはグラフィックソフトではありません。データベースソフトです。そのため凝ったCG表現とかはできないのですが、定型フォーマットで一括処理できるので、多くのカードを作成するのに向いているのです。一度、戦車狂想曲を印刷所に入稿するためにイラストレーターでカードを作成したことがあるのですが、大変面倒でした。イラストレーターでカード作成をしていたら、とてもこれほどの数のゲームは作っていません。きっと。
イラストはフォトショップで加工して貼り付けて出来上がりです。
印刷裁断は面倒ですが、これで最後です。がんばりましょう。
これで完成です。
みんなにプレイしてもらいましょう。
その前にソロプレイしてみる方がいいのですが、私の場合は多人数でプレイするゲームが多いので、ソロプレイしてもあまり面白くないので、はしょることが多いです。ルールの見直しをちゃんとやっていれば、破綻していることは無いはずです。それを信じてみんなにプレイしてもらっています。
いつもいつも同じというわけではないのですが、概ねこんな感じです。