iBookの冷却

 私のパソコンはアップルのiBookです。
 こいつはノートタイプなのですが、やたら発熱します。
 ほんの1〜2時間動作させるだけでアームレスト下のハードディスクが熱を持って熱くなってきます。
 これはiBookだけの問題ではないようで、iBookの前に使っていたPowerbookも熱かった、、、。
 先代のPowerbookは去年の今頃に突然死を遂げてしまいました。CPUがいかれてしまったそうです。原因は不明ですが、きっと熱が原因だったろうと思っています。
 そのため、iBookの発熱問題には無関心ではいられません。

 まず考えたのは、空冷でした。
 空気の流れを良くすれば過熱しないだろうと考えました。
 それで、テーブルとiBookの間に割り箸を置いて隙間を開けました。
 これで空気の流れ道は作ったのですが、効果の程はあまりなく、相変わらずの過熱ぶりでした。
 仕方がないので、扇風機で強制冷却したのですが、それでも過熱ぶりに顕著な変化が見られません。それに真夏なら兎も角、それ以外の季節に扇風機を回すのは使っている人間の方が堪りません。
 やはり空冷では限界があるようでした。

 と言って水冷にするわけにもいきません。世の中にはパソコンを水冷化する豪の方もいるようですが、必要な予算と液漏れのリスクを考えると、とても私には無理です。そういう話をたまにネットなどで見つけると良いなぁとか思うだけですね。

 何か他に方法はないだろうかと、パソコン関連商品の棚を見ていたところ、冷却シートと言うものを見つけました。
 中にゲル上の冷却剤が入ったビニールシートで、薄っぺらなアイスノンと言った外見です。ネットで検索したらこんな紹介がありました。
 実際に使用してみました。その効果の程はしかし、あまり芳しいものではありませんでした。考えてみれば当然で、この冷却シートは熱を拡散、放熱するものなのですが、放熱が発熱に追いつかなければ熱は蓄積されるわけです。正直iBookの発熱量はハンパではないので放熱が追いつくはずはなく、冷却シートの冷却剤に熱を拡散しきってしまえば後はあってもなくても一緒ということになります。実際過熱により強制冷却ファンの回転開始が2時間後から3時間後になった程度の違いしかありませんでした。体感的には効果無しです。

 他にこれといった名案もなく、冷却シートを敷いて、扇風機を併用。それでも過熱したら、電源を落として冷えるまでお休みと言った使用法を行っていました。

 しかし、ある日ふと思いついた方法を試してみたところ、問題が解決しました。
 方法は簡単です。冷却シートを2枚用意して、熱くなったら取り替えるのです。なんでこんな簡単なことに気が付かなかったのだろうとあきれるほどですが、効果はてきめんでした。
 熱くなったシートを交換すると途端にアームレストがひんやりしてきます。交換したシートが熱くなる頃には前に代えたシートが冷えているので連続運転も大丈夫。一時は本気で氷やアイスノンを試そうかと思っていたのですが、これならそんな危険を犯す必要もありません。
#高温の物体を急冷したら普通壊れますからね。

 パソコンの発熱にお悩みの方は一度試してみることをお薦めします。
 ただ少し費用がかかります。冷却シートはB5サイズで1500円ぐらい、A4サイズで1800円ぐらい。冷却効果は勿論大きい方が高いのでA4サイズがお薦めです。これが2枚で4000円弱かかります。高いか安いかは微妙なところでしょう。
 

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