2005年2月27日( TSS例会)

 帝国主義を6人でプレイしました。
 Y口(露)、S藤(英)、T井(米)、O鋸(日)、H(独)、私(仏)です。
 序盤、外交的征服で国力を伸ばして独が勝利得点で優位に立ちます。
 それに続いたのが大軍を有して世界中の暴動や同盟国の侵攻に乗じて漁夫の利を得まくっていた仏でした。
 露は外交攻勢で自国の行き場を無くして自分の首を絞めながらも外交大国として勝利得点を重ねます。
 英は豊富な戦力にモノを言わせてトルコや清と言った大国に侵攻して勝利得点を稼いでいましたが、今ひとつ英軍は弱く、他国の介入があると苦杯をなめていました。勝利得点8を得て勝利に王手を掛けていた仏を止めるべく、仏本土侵攻を目論みますが、ノルマンディ沖の海戦で1個艦隊を失う大敗北を喫していたりしました。
 仏は勝利得点8で王手をかけたのは良いのですが、そのために世界中から攻撃されて国力を失うと自らの軍事力の重みによろめくこととなります。そして米に軍事力で抜かれると何もできなくなってしまったのでした。
 国際緊張レベル10となり世界大戦前夜に独が勝利得点10を獲得して勝利しました。
 英はみずから理想的なカードが配分されたと言っていましたが、勝てませんでした。その原因を英の勝利条件ペナルティルールに求めていましたが、私が思うに英軍の弱さのせいだと思いました。
 仏は侵攻カードが1枚も来なかったのが辛かった。尤も軍事費が大きすぎて引けるカードが少なかったので仕方がない面もあるのですが。



2004年8月8日(TSS例会)

 帝国主義を6人でプレイしました。
 O鋸米、S山仏、Y口独、T島露、T之内日、風間英です。
 イギリスは未だこのゲームで勝利したことがない国です。勝利条件を満たしたことはあったのですが、そのときには独が勝利得点で1点上回っていました。そこで今日こそはイギリスに勝利させようと頑張りました。
 このゲームはイギリスの初期勢力が圧倒的なため、ゲームバランスを取るために、軍事力と国力による勝利得点は得られないものとしてあります。そのためイギリスが狙うべきは経済VPと外交VPそれに大国を打ち負かすことにより得られるVPとなります。経済VPは国力から軍隊の維持費を引いたもの、外交VPはターン中に使用した条約カードの枚数です。このゲームの経済力とはすなわちカード枚数であり、その中に条約カードも含まれているため、この2つの勝利条件は表裏一体のものです。
 第1ターンに幸運にも外交的征服カードが2枚入ったため、小国二つを支配下に治めます。更に1国に侵攻して国力を3つ増やすことに成功します。手札には動員カードもあったのですが、敢えて使用せず捨て札にします。これによりこのターン思惑通りイギリスは経済VPを手にしたのでした。
 他国でVPでぬきんでていたのはフランスです。軍事力と国力をバランス良く伸ばし、2VPを得ていました。
 このターンのトピックは清に侵攻したロシア軍が全滅の憂き目に会い、清が国際社会から眠れる獅子と呼ばれたことでした。
 第2ターン、通常よりも多数のカードを得たイギリスは外交カードこそ少なかったのですが、他国の邪魔を出来る白紙撤回カード2枚と多数の侵攻カードを得て、大国トルコへの侵略を行いVPを稼ぎます。経済VPもがっちりキープしています。
 しかしフランスの勢いが止まらず、軍事、国力の2VPを得ていました。
 このターンのトピックは日本が無謀な軍拡に奔って経済破綻寸前になったことでしょうか。
 その他にロシアが清に雪辱していました。その後もロシアは清への侵略を継続して他を省みることはありませんでした。
 ドイツが欧州で軍事紛争を起こしまくっていたために世界情勢は世界大戦に向かってまっしぐらです。
 第3ターンには外交カード多数を得たイギリスは外交VPを獲得しますが、経済VPはロシアにさらわれます。ロシアは本土防衛軍という特別ルールを持ち、3個陸軍までをそれに指定することができます。するとその軍の維持費は不要となるため経済的余裕が出るのです。ロシアは全ての陸軍を本土防衛軍に指定し、次ターンの対外侵攻を事実上放棄して経済VPを得たのでした。
 イギリスはこのターンイタリア、トルコの2大国を蹂躙してVPを荒稼ぎします。
 しかし、フランスも勢いは止まらず軍事、国力VPを獲得し続けます。
 このターンのトピックは貧窮する日本がヒストリカルに朝鮮を無血で支配下に治めたこと、アメリカが英領カナダに侵攻したことでしょうか。イギリスはイタリア、トルコの2大国を相手に大戦争を展開していたため、その虚を突いてのカナダ侵攻でした。
 第4ターン、勝利条件達成を目前とした英仏へ他国の妨害工作が活発化します。しかしその急先鋒のドイツが英仏と条約を結んでしまい、身動きがとれません。その他の国もあまり良いカードがないのか有効な妨害工作ができずにいました。そのため、英仏間での戦いが一番熾烈でした。フランスは英領南アフリカやイベリア半島を外交的征服で奪い、それに対してイギリスは懲罰軍を遠征します。南アフリカはフランスは見捨てますが、お膝元のイベリア半島では大軍を投入して来ました。この戦いでイギリスは新兵器の装甲艦を投入し、数で倍するフランス艦隊を圧倒しますが、あろうことか不用意な操船で横波を受けてあっけなく転覆、海戦はイギリスの惨敗に終わりました。制海権を失ったイギリスは陸軍を上陸させることも出来ずイベリア半島を失うのでした。この戦いは小さな戦いのように思えましたが、後から振り返ると世界史を左右する重大な戦いだったのです。
 イギリスはフランスとの紛争を抱えながらもトルコ侵略を繰り返し、VPを稼ぎます。しかし、支配国多数を失い国力が減少したため経済VPは最早のぞむべくもありませんでした。
 このターンでイギリスのVPは9と勝利に王手をかけます。緊張レベルも9と世界大戦前夜の様相を呈します。ところが、フランスが軍事VPに加えて経済VPを得て10VPに達してしまったのです。仏独露の3国が経済力7で横並びとなり、ルール規定により仏が経済VPを得てしまったのでした。イベリア半島の戦いでイギリスが勝利していればフランスの経済力は6となり、逆にイギリスは経済力7となりルール規定により経済VPを得るのはイギリスだったのです。
 こうしてフランスが勝利したのでした。
 今回のプレイでは英仏が極めて順調に勝利ポイントを伸ばしたために4ターンでゲームが終了してしまい、プレイタイムは僅かに1時間ちょっとでした。ただ、それだけにプレイヤー間での戦いが少なく、今ひとつ盛り上がりに欠けるプレイでした。
 



2004年6月6日(TSS例会)

 帝国主義を6人プレイしました。
 Hさん(英)、S藤さん(仏)、I瀬さん(独)、中学生さん(露)、O鋸さん(日)、N浜さん(米)の6人です。このゲームは欧州外交戦の拡張ゲームなので、中学生さん以外はゲームシステムを把握していました。そのため、私はロシアの参謀として参加しました。
#ラスプーチン呼ばわりされてました(笑)。
 第1ターン。
 外交的征服カード多数が出て比較的平和理に植民地分割が進んでいきます。
 仏:イベリア、独:北欧、日:朝鮮、米:メキシコ、露:バルカン、アフガン、ペルシャ。
 続く紛争フェイズではパナマで発生した暴動のどさくさに紛れて米軍と仏軍が介入しますが、米軍の倍以上の大軍を投入した仏がパナマ運河の権利を確保します。
 仏はその他にも東アフリカを占領し、最大国力を確保します。
 英はスエズ運河を掘削する傍ら、清で発生した阿片排斥の暴動に武力介入、これを屈服させて勝利得点を稼ぎます。
 このターン軍事VPは仏、国力VPも仏、外交VPは米、経済VPも米が獲得します。
 第2ターン。
 外交的征服は低調で英がアルゼンチン、露が東南アジアを支配下におさめます。
 紛争フェイズは活発で、米はハワイ、独は中南米を占領します。ロシアは清で発生した暴動に介入して勝利得点を獲得します。日本は露領東南アジアに侵攻するものの撃退されていました。仏はトルコに大軍で侵攻し、勝利得点を獲得します。
 軍事および国力のVPは仏独で分け合ってなし、外交VPは米、経済VPは露が獲得します。
 第3ターン。
 残り少なくなった中立国に外交的圧力をかける列強達。
 西アフリカは仏の、チリ、ブラジルは独の支配下となります。
 日米間でハワイをめぐる紛争が発生します。折しも米では露系移民による暴動が発生し、本国の予備軍がその鎮圧に駆り出されてしまいます。そのためハワイへの援軍を送ることができず、日本が勝利を収めます。
 その間に露は朝鮮を獲得、ハワイで手一杯の日本は何もできません。
 更に露はメキシコをも獲得、やはりハワイで手一杯の米は何もできません。
 英は清で暴動を扇動して介入、侵略を進めて勝利得点を得ます。
 仏はトルコに侵攻、同時にイタリアでも暴動を扇動して介入し、その圧倒的な軍事力にものを言わせて両国を屈服させて勝利得点を荒稼ぎします。
 軍事VPは仏、国力VPは独、外交VPは露、経済VPも露が得ます。露は国土防衛軍の動員をこまめに調整することにより軍事費をコントロールし、経済的成功を収めていました。
 第4ターン。
 最早、ほとんどの中小国には占領軍の目が光っており、外交的な征服は望めなくなります。
 そのため、世界各国で紛争が相次ぎます。
 アルゼンチンが英占領下に。
 西アフリカでは露独連合艦隊が仏艦隊を蹴散らして、露軍占領下となります。
 仏はトルコへの侵略を継続して勝利得点を得ます。
 日本は独の手が回らないのを見透かして独領チリを占領します。
 独の手が回らない理由。それは、独が独仏国境を突破したからでした。独軍4個軍が2個艦隊の支援の元、仏本国に雪崩れ込んだのです。それにいち早く反応した仏本国艦隊でしたが、準備万端整えた独2個艦隊に圧倒され、散々に打ち破られて壊滅してしまいます。この危機に世界中の植民地から軍隊をかき集めて仏は3個軍で独軍に対抗します。本国侵攻された仏軍でしたが冷静でした。独軍の攻勢限界を見極めると鮮やかに攻勢に移り、突出した独第1軍を粉砕。余勢をかって独全軍を国境外に叩き出したのでした。
 軍事VPは独仏で分け合ってまたもなし。国力VPは露、外交VPは英、経済VPはやはり軍事費をこまめに調整できる露が獲得します。
 第5ターン。
 仏露が勝利条件に王手を掛けていました。
 しかし、各国の軍備増強が経済を圧迫し、各国とも身動きがとれなくなりつつありました。そのためと各国の−特に露の−活発な外交の結果、条約に縛られた列強は軍隊のやり場に困る展開となります。その結果このターンに発生した紛争はメキシコで発生した米露のもの一つだけという、世界大戦という嵐の前の静けさとも思える平和なターンでした。
 軍事VPはまたしても独仏で分け合ってなし。国力VPは独。外交VPと経済VPは露。
 このターンで露が勝利条件を達成して勝利しました。
 英は要りもしない軍備増強カードが山のように来たこと、逆に軍備増強カードがのどから手が出るほど欲しい日にまるで来なかったこと、米が軍拡路線を選択して経済的に破綻したこと、独仏が張り合って軍事VPを得られないことが実に多かったこと、そのような不幸に無縁だったことが露勝利の原因でしょう。
 



 2004年5月16日(TSS例会)

 S藤さん(英)、T井さん(仏)、私(独)、O鋸さん(露)、Hさん(日)、T之内さん(米)の6人プレイです。
 今回は接戦でした。ゲーム終了時に勝利得点9点だったのは、仏、露、米、10点に到達したのは、英、勝利したのは11点を得た独でした。日も7点か8点は得ていたはずです。
 最初に9点に達したのは米でしたが、そのために米は国力を遙かに上回る軍事力を持つことになり、経済が破綻。手持ちカードの上限が2枚になってしまい、身動きができなくなり、軍事力で仏に抜かれると以後得点はできなくなってしまいました。
 仏は序盤から中盤までは得点的に伸び悩みましたが、地道な軍拡によって最大の軍事力を得ると大量得点を挙げ始め、9VPでゲームを終えたのでした。
 露はアフガニスタン経由でインドを陥れたりしていましたが、得点では伸び悩みます。そこで清の侵略に力を入れ、更にトルコの侵略で得点を挙げ、こちらも9VPでゲームを終えました。
 日は順調に勢力と得点を伸ばしていましたが、終盤失速して最下位となってしまいました。
 英は序盤から中盤まで1枚の動員カードを引くことができず、その間、初期戦力で戦うこととなりましたが、最初から7戦力を持つ英にはあまり影響はなく、却って勢力拡大を目指さず、得点獲得を第1にプレイすることとなったため結果的には良かったようです。ゲーム終了時に10VPと勝利条件を達成していました。
 独は第1ターンにいきなり周りのエリアを全て他国に抑えられてしまい、伸び先がなくなってしまいます。そのため、軍事力での勝負は半ば諦め外交、経済での得点をメインに据えます。動員は最小限に抑え、最終ターンには一方的軍縮も行って経済VPの獲得を目指しました。結果的にそれが功を奏して11VPを得て勝利しました。



 2004年5月1〜4日(TSS GW合宿)

 帝国主義は私の新作です。世界地図でプレイする陣取りゲームで、欧州外交戦のシステムを流用したゲームです。時代設定は19世紀末から20世紀初頭で、登場する列強は英仏独露日米。日本がプレイできる世界征服ゲームということで好評でした。プレイタイムも1時間半から3時間程度とお手軽でもありますし。
 第1戦。
 アメリカが勝利得点で抜け出したため、周囲から袋叩きにされて没落していきます。そのどさくさに紛れて日本はハワイ経由でメキシコに上陸していました。
 ゲーム上最大の勢力を誇るイギリスでしたが、侵攻カードが1枚も来なかったため地味なプレイに徹することになってしまいました。尤も、イギリスは他国と異なり、支配エリアを広げても勝利得点にならないため地味なプレイの方が勝利得点を稼ぐには向いているようでした。
 フランスは初プレイと言うことでルールを勘違いしていて最初の2ターンをなにもできずに過ごしてしまいましたが、その後大軍拡を敢行して軍事力最大、国力最大の勝利得点を稼いで世界大戦勃発時に最大勝利得点となり勝利しました。その時の勝利得点は仏8VP、英露7VP、米6VPと接戦でした。

 第2戦。
 英:O崎さん、仏:N南さん、独:私、露:E藤さん、日:U野さん、米:I村さんの6人プレイです。
 イギリスは覇権主義を貫き、世界の1/3以上を支配下に置きますが、イギリスの場合は支配エリアの広さは勝利得点にならないため惨敗となりました。
 フランスはアフリカを中心にバランスよく勢力を伸ばし、順調に勝利得点を重ねて2位につけました。
 ドイツは海外進出に出遅れてしまったため、世界の分割が終了した時点で海外に侵攻するすべを失ってしまいます。仕方がないので、毎ターンのようにオーストリアに日課と称して侵攻を行い、こつこつと勝利得点を稼いでいました。このゲームはプレイヤーが担当する列強の他にオーストリア、イタリア、トルコ、清は占領不可能な大国として存在し、そこを侵略すると勝利得点が得られるシステムなのです。しかしそのために世界大戦が早期に勃発してしまうのでした。
#ヨーロッパで紛争が発生すると、世界大戦への緊張レベルが上昇するのです。勿論、オーストリアはヨーロッパです。
 ロシアは大軍を動員して軍事力での勝利得点を稼ぎます。英仏連合軍が日本本土に侵攻したときに、日本から露日同盟による援軍要請されたため、バルチック艦隊をはるばる日本海に送ったところ、対馬沖合で(英仏)連合艦隊に補足され、全滅したのでした。これにより艦隊が全滅したロシアは最終ターンに行き場を失って清を侵略していました。
 日本は東南アジアを足がかりにインド洋に勢力を拡張し、一大勢力となります。そのため、本土を蹂躙されたりしていましたが、世界大戦勃発時に勝利得点9VPでゲームに勝利しました。
 アメリカはセットアップ時の1個軍のみの非武装中立を長く続け、アメリカ大陸での地方勢力から抜け出ることなくゲームを終了しました。
 日本が9VPで勝利しましたが、仏露は8VPを得ていてやはり接戦でした。

 第3戦。これは記録を取っていたので詳細です。
 第1ターン。
 日本が朝鮮と東南アジアをフランスがイベリアと西アフリカをそれぞれ外交によって獲得します。
 イギリスは東アフリカと低地諸国で発生した暴動に治安回復を名目に出兵し占領してしまいます。その際、低地諸国では同じく治安回復に出兵したドイツ軍と対立しますが、ドイツ軍の3倍に達する大軍の圧力で押し切ります。
 ロシアは北欧諸国を軍事占領します。
 アメリカはメキシコ侵攻という乾坤一擲の大作戦を敢行します。新興列強であるアメリカに取ってメキシコは侮りがたい強敵なのです。この戦いにイベントカードの名将を投入してなんとか占領に成功します。
 低地諸国で一敗地まみれたドイツは英本土が手薄なのを突いてあしか作戦を発動、2個軍を1個艦隊の護衛のもと送り込みます。迎撃するイギリス軍も2個軍と1個艦隊。ドーバー海峡での海戦はドイツの勝利に終わり上陸に成功します。英国の威信をかけた陸戦でもドイツ軍は勝利し、イギリスの勝利得点1VPを奪い取ることに成功します。ドイツ絶頂の時でした。
 このターンの勝利得点は軍事力最大のVPは露仏で同戦力だったため、なし。国力最大のVPは2エリアを得たフランスが獲得。条約カードをプレイした枚数が最大のプレイヤーに与えられる外交VPはロシア、経済VPは軍事力が弱小であるだけに軍事費がかからないアメリカがそれぞれ獲得しました。
 第2ターン。
 各国の小国に対する外交攻勢が活発でした。
 イギリスはアルゼンチンを、ロシアはアフガニスタン、アメリカは中南米諸国をそれぞれ支配下に置きます。ペルシャは親露派と親日派の間で揺れ動きましたが、最終的に日本の支配下となります。
 中米を支配下に置いたアメリカはこのターン、パナマ運河を掘削します。また、フランスもこのターンにスエズ運河を掘削しました。
 バルカン諸国にロシアが侵攻を行いました。そこに英露同盟を理由にイギリス軍が介入します。英露間で領有権の確認がなされていないために両軍とも速やかな占領による既成事実を作る必要があります。そのため両軍とも大軍が投入されます。ロシアは3個軍をイギリスは4個軍を投入。兵力的に劣勢でしたが、先行していたロシア軍は互角の活躍を見せます。しかしイギリスは更に1個軍を増強したため泣く泣くロシアは引き下がらざるを得ませんでした。
 軍事VPはロシアが、国力VPは引き続きフランスが、外交VPはイギリス、経済VPはアメリカがそれぞれ獲得しました。
 第3ターン。
 このターンも活発な外交攻勢が行われます。
 特にジブラルタルに対する外交攻勢が激しく、親米派、親英派、親仏派の争いは親仏派の勝利に終わります。
 ロシアはハワイを外交による支配下におき、パールハーバーを軍港化してハワイ艦隊を駐留させることとなります。
 日本はチリ・ペルーを外交により支配下におさめ、南米に足場を築くと、アメリカ支配下のメキシコに働きかけてこれを離反させることに成功します。軍事的に弱小なアメリカは黙認せざるを得ませんでした。
 イギリスはブラジル、パナマを外交支配。アメリカは力づくで沈黙させられていました。
 このターン、露清戦争が勃発し、3個軍もの大軍を投入したロシアが勝利し、勝利得点を得ます。更にロシア軍は満州に軍を駐留させ、更なる侵略の準備を整えます。
 日本はインドで発生した暴動に乗じて3個軍と1個艦隊の大軍を投入し、インド占領を目論みますが、海戦で英艦隊に敗れ失敗します。
 海外進出に出遅れたドイツは手っ取り早く勝利得点を稼ぐためにオーストリア侵攻を開始します。
 日本軍がインドに大軍を投入し、予備兵力がないのを見たアメリカはメキシコ奪回作戦を発動します。しかし、日仏同盟に従ってフランス軍がメキシコ防衛にあたり、これを撃退するのでした。
 軍事VPはロシア。国力VPはなんと日本が得ることとなります。外交VPはアメリカ。経済VPは増大した国力により日本が得ることとなります。
 第4ターン。
 アフリカ全土の支配を目論むフランスは南アフリカの親仏派によるクーデターを支援します。インド洋と南大西洋にまたがる重要拠点である南アフリカをイギリスは手放すわけにはいきません。2個軍、1個艦隊の懲罰軍が遠征しますが、フランスはそれを上回る3個軍、3個艦隊を投入し、イギリス軍を散々に打ち破ります。イギリス本土で発生した暴動のために本土の軍が予備軍として使用できなくなっていたイギリス軍は為すすべもなく1個軍を包囲殲滅される大敗北を喫するのでした。
 日米同盟により日本の拠点を経由してアメリカはなんとトルコへ侵攻。同盟国支援を名目に日本も軍を派遣し、アメリカを出し抜こうとします。しかしこれはアメリカの方が上手で、トルコに上陸すると同時に用済みの日米同盟を一方的に破棄し、日本軍介入の名目を消滅させたのでした。この戦いにアメリカは全軍を投入しましたが、その兵力は僅かに1個軍と1個艦隊のみ。勝利は危ぶまれましたが、トルコ軍はそれ以上に弱兵だったようで、アメリカの勝利に終わり、アメリカはトルコに駐留軍を置くのでした。
 軍事VPはロシアとフランスで同点となり、なし。国力VPは日本。外交VPはイギリス。経済VPはアメリカ。
 第5ターン。
 緊張レベルは既に8となり、このターンでの世界大戦勃発は必至となります。
 そのため、世界大戦前にVPを獲得するため各国の侵攻が激化することとなります。
 ロシアは清の侵略を継続します。当初駐留していた2個軍で開始された作戦でしたが、民衆の抵抗が激しく、本国から1個軍とハワイ艦隊の追加投入を余儀なくされます。
 軍事的には弱小ながら、実は勝利得点ではトップとなっていたアメリカを叩くべく、フランスは中南米に侵攻します。3個軍、3個艦隊の大軍に対し、中南米駐留のアメリカ艦隊は善戦しますが、衆寡敵せず、撃退されてしまいます。
 日本は英領東アフリカに3個軍と1個艦隊で侵攻。迎え撃つ英軍は3個軍のみ。イギリス本土で暴動が再び発生し、本国の戦力が釘付けにされていたためです。この戦いに日本軍は新兵器を投入し必勝を期しますが、地の利を最大限駆使した英軍は粘り強く抵抗を続けます。そのため日本は最後の予備軍を投入せざるを得ません。ところがこの増援はイギリス軍の駆使した浸透戦術により崩壊してしまいます。結局日本軍はイギリス軍を攻めきれずに撃退されるのでした。
 アメリカはトルコ駐留軍による侵略を継続し、更に勝利得点を得ます。
 軍事VPはフランス、国力VPもフランス、外交VPはイギリス、経済VPは日本がそれぞれ獲得します。
 第6ターン。
 世界は大戦の瀬戸際でなんとか持ちこたえ、第6ターンとなります。
 英領東アフリカで親仏派によるクーデターが勃発、英軍1個軍が派遣されますが、フランス軍は3個軍を送り込み、これを撃滅してしまいます。
 その隣の南アフリカでは親日派のクーデターが発生しますが、その直後にカウンタークーデターで親日政権は打倒されます。あきらめきれない、日本は更に再クーデターを起こさせますが、やはりカウンタークーデターにあいます。ここにいたり、平和的な手段をかなぐり捨てた日本は2個軍2個艦隊の大軍を派遣するのでした。それに対してフランスは東アフリカに陸軍の大半を投入していたため、艦隊での上陸阻止を試み、3個艦隊の大艦隊を送ります。しかし、情けなくもフランス艦隊は大敗を喫し、1個艦隊を撃滅されるのでした。上陸した日本軍はたちまち南アフリカ全土を占領します。
 フランスの軍事力が底をついたの見透かしてイギリスはジブラルタルを外交支配してしまいます。
 フランスは最後の予備軍をペルシャに侵攻させて日本に一矢報います。この軍はトルコの米軍占領地を経由して投入されたため日本の意表を突きました。ところが、トルコ駐留の米軍もフランス軍と共にペルシャに侵攻したのです。どちらがペルシャの支配権を得るかのレースを制したのはフランスでした。
 スエズで暴動が発生し、英軍が鎮圧、占領します。
 トルコでも暴動が発生。ドイツ軍がロシア領バルカンを経由して侵攻しますが、ロシア軍も共に送り込まれます。ロシア軍はドイツ軍の3倍の大軍を名将が率いていたのですが、アンカラへのレースでドイツ軍の後塵を拝するのでした。
 西アフリカにも日本軍は侵攻を行い、そこに駐留していたフランス軍を撃滅して占領に成功します。
 軍事VPはフランスが戦闘で多数の軍を失ったためロシアが獲得します。国力VPは躍進著しい日本。外交VPはアメリカ。経済VPは豊富な国力により日本が獲得しました。この時点でアメリカが勝利条件の10VPを達成して勝利しました。以下日本9VP、ロシア8VP、フランス6VP、ドイツ5VP、イギリス4VPでした。イギリスは世界の1/3を支配下においていましたが、そのような領土拡張路線では勝利得点の獲得は難しいようです。


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