2003年9月13〜15日の3連休にTSSのゲーム合宿が三重県湯の山温泉の国民宿舎「湯の山ロッジ」で開催されました。
 参加者数は30名ぐらいでしょうか?
 私がプレイしたゲームは以下の通りです。
 共和制ローマ(アバロンヒル)、カタン(ドイツゲーム)、超人ロック(エポック)、Medieval(GMT)、EXPEDIITION(ドイツゲーム)、欧州外交戦(同人)、アフリカ(エポック)、フンタ(英語版)、ドラゴン島(ドイツゲーム)、エイリアン(同人)です。

 最初にプレイしたのは、エイリアンです。
 D井さん、U野さん、私の3人でプレイしました。
 宇宙船に現れたモンスターを退治するゲームです。
 プレイヤーが装備を整えている間にモンスターが手を着けられないほど強くなってしまい、投了。
 ソロプレイしてみたときには、取り敢えず戦えるようになったらすぐに戦っていたので、モンスターが強くなる前に退治できていたし、その時にはプレイヤー側もボロボロでなかなか良いバランスに思えたので製作しました。その時にもバランスがピーキーなのは分かっていたのですが。

 次にプレイしたのは、カタンです。
 Y川さん、Hさん、N南さん、私の4人プレイです。
 私はこのメンバーならば、賽の目は偏るだろうと、3とか4、11とか12の目に重点的に町を作りました。
 その読みが的中して大勝利しました(笑)。
 

 その後、共和制ローマです。
 初期シナリオをプレイしました。M浦さん、I村さん、N村さん、I田さん、U野さん、私の6人プレイです。
 私はファビウス家を筆頭とする派閥でしたが、最初のターンの死亡チェックに3人しかいない議員のうちの1人を失い、いきなり弱小勢力と化してしまいます。
 その後もM浦さんの引く死亡チットはビシバシとヒットして、3ターンで3人が死亡するのでした。その結果、私の他にU野さんとN村さんが被害を受けます。
 議会内で大勢力となったのはM浦さんで大カトーを始めとして最大派閥となりますが、インストを優先していたためか軍事力に恵まれた議員がいなかったためか遂に執政官に選出されることはありませんでした。
 ユリウス家を筆頭とするI村さんも無能な議員が多く、あまり目立った活躍はしていません。
 最後のI田さんは全く利権を得ることができず、経済的に困窮するのでした。
 共和国としては、各勢力バランスの取れた良い状態だったのかも知れません。そのためか、はたまた、沢山の議員が人気取りに金をばらまくためか、ローマの民衆は大人しいものでした。
 対外的にも平和で、そのため軍の編成も最小限で、国家財政は安泰でした。勿論、予防戦争はしっかり行われ、ローマの脅威は芽のうちに摘まれていました。
 しかし、前半に平和と言うことは後半戦争がまとめて勃発するということです。
 それを予防すべく、ポエニ戦争には挑んでいたのですが、どうしてもカルタゴ海軍を敗ることができず、そうこうしているうちに反乱や小さな戦争が散発的に発生して、そちらの対処に追われてしまいます。
 そして遂に来るべきものが来ます。ハンニバル、ハミルカル指揮下の第一次ポエニ戦争と第二次ポエニ戦争のタッグです。これと同時にイリリア戦役も発生しますが、こちらは簡単に鎮圧されます。しかしその間にマケドニア戦争が勃発し、こちらも第一次、第二次がタッグを組んでおり、しかも指揮官2人付きです。
 この最悪の状況下でもローマは冷静でした。ベテランの4個軍団を含む25個軍団のレギオンに同盟国の援軍を含む25個の艦隊を指揮するのはローマ最高の将軍、スキピオです。彼を独裁官としたローマ軍はカルタゴに対しては圧倒的優勢にあったのです。
 スキピオは軽くカルタゴ艦隊を一蹴すると、アフリカに上陸し、ザマの地に布陣します。彼はハンニバルの手の内を知り尽くしており、何より怖い、Disasterもstand offも無視できるのです。そして戦力も圧倒的と負ける要素がありません。そして振られたダイスの目は1,1,2、、、。
 ローマは滅びました。

 夕食後、超人ロックをプレイしました。
 エポックのオフィシャルバージョンで無改造のものです。
 しかし、このゲームのローカルルールって場所によって全然違うのですね。私も昔は散々プレイしたのですが、覚えているルールと違うルール解釈がそこかしこで登場して面食らいました。
 プレイしたのは、U野さん、I村さん、I田さん、N村さん、M浦さん、私の6人プレイです。
 キャラクターはロック、グッド1人、エビル2人、スペシャル2人としました。
 私が引いたキャラクターは聖悠紀。正直がっかりでした。取り敢えずESPフィールドを手に入れないと話にならないとシルエットではグッドを選択します。適当にロックを選んでいたりして(笑)。
 最初の惑星編では、ディナールからスタート。最初はマイアからスタートしようかと思ったのですが、霊感が働いてディナールに変更しました。
 ディナールは収容所惑星でした。私は実にそこで4回逮捕されました。逮捕されても作者の特権ですぐに釈放されるのですが、それでも釈放されると1回休みなので、出遅れてしまいます。
 ディナール探索で唯一の収穫は他人の正体判明でU野さんがテオであることが分かったことでした。
 さて、私が敢えて足を踏み入れなかったマイアですが、U野さんとI田さんが行きました。装備カードばかりの宝の惑星だったそうです、、、。
 別の惑星に移った私は正体暴露してしまい踏んだり蹴ったりでした。それでもESPフィールド4レベルを手に入れ当初の目的は達しました。
 秘密基地編ではI田さんの入った先がいきなりキング編集部でした。私はそこを破壊してあっさり勝利条件を満たしてしまいます。
 その後、サイン会で人気を計ると作者はロードレオンと並んで最低人気でした。ちなみに最高人気はN村さんのコーネリアでした。
 ゲーム展開はグッドとエビルがそれぞれパーティを組んで決戦の時を探ります。既に勝利条件を満たした私は勿論そこに参加していないのですが、I村さんのロードレオンも孤高を守っていました。
 それまでの戦いで、M浦さんがサイコポッドを発動してナガトであることが判明します。そのため決戦ではテオが改心させようと試みますが失敗。もう1人のエビルはN村さんのコーネリアです。手下を持つESPレベル4のキャラとしか分かりませんでしたが、ロックが取り敢えず改心チェックを試みようとすると、N村さんは成功してくれと祈り始めるのでした(笑)。その甲斐あってか、チェックに成功しN村さんのコーネリアはグッドに転向するのでした。孤軍となったナガトは戦場から逃げ出してしまいます。
 エビルが圧倒的に不利となり、ゲームももう終わりかと思われたとき、I村さんがテオをつけねらい始めます。彼のキャラクターはシルエットと同じロードレオンだったのです。テオとナガトの両方に生きていて貰うわけにはいかないと最終決戦に乱入するのでした。場所は最後の重要拠点。参加者はU野さんのテオ、I村さんのロードレオン、私の聖悠紀、M浦さんのナガト、I田さんの、、、誰だろう?(笑)ESPレベル4の手下つきグッドだから、多分マリアンだと思いますが、定かではありません。
 この戦いでテオはマイアで手に入れた数々の特殊装備にものを言わせてナガト、ロードレオンを次々に葬りグッドの勝利となるのでした。
 私はキング編集部の破壊、最終決戦への参加、最後の基地破壊への立ち会いの全ての勝利条件を満たして勝利しました(笑)。

 夜の11時頃から欧州外交戦をプレイしました。
 参加者は6人。私はインストに専念していました。
 ロシアがE藤さん、オーストリアがM浦さん、イタリアがI田さん、フランスがD井さん、イギリスがI村さん、トルコがU野さん、ドイツはNPCです。
・第1ターンにロシアは陸軍を動員し、スウェーデンを外交的に屈服させます。イタリアは艦隊を増強し、スペインを外交的に征服します。トルコも陸軍を動員します。
 続いて紛争フェイズです。
 ロシアはノルウェーに軍事侵攻を行い、スカンジナビア半島を制圧します。
 オーストリアはセルビアに侵攻し、将来皇太子を暗殺される原因を作るのでした(笑)。それに加えてギリシャをも支配下に収めます。
 その他にフランスはベルギーをイギリスはジブラルタル海峡をそれぞれ占領します。
 各国それぞれ順調な滑り出しでした。特にロシアとオーストリアは2カ国を得て大成功です。それに対して1人トルコだけは新たな領土獲得はなく、苦しいスタートとなります。
・第2ターン。
 ロシアで陸軍の増強を巡って議会で大論争が発生し、大混乱の末に否決されます。
 オーストリアはロシアに対抗するためと称して大動員を発令し、2個軍を動員し、軍事大国となります。
 イタリアは外交的にチュニスを支配下に置きます。
 イタリアと同盟を結んだフランスも外交攻勢でオランダを支配するのでした。
 イギリスは海軍を増強します。
 オーストリアの軍備増強に歩調を合わせるようにトルコも1個軍を動員します。
 紛争フェイズに軍事大国化したオーストリアが大侵攻を行います。一気にルーマニア、ブルガリアを占領し、バルカン半島を独り占めするのでした。これにはトルコが猛烈な抗議を行いますが、侵攻カードがないために何もできません。
 その他、フランスがポルトガルを占領します。
 イギリスはロシアを警戒して、ロシア支配下のノルウェーに上陸しますが、撃退されるのでした。
・第3ターン。
 バルカン半島を統一したオーストリアが9VPで勝利に王手をかけます。
 そうはさせじと、イギリスとトルコが外交攻勢をオーストリアにしかけます。イギリスはギリシャとセルビアを、トルコはルーマニアとブルガリアをそれぞれ外交支配します。それに対しオーストリアは更なる大動員で支配を覆された各国に侵攻します。それでも兵力が足りずロシアに出兵要請を行うのでした。これを好機と見たロシアはセルビアに援軍として大軍を投入するのでした。こうしたオーストリアの必死の抵抗により、ギリシャ、ブルガリアの再支配に成功します。しかし、ルーマニアでは敗北し、セルビアは同盟国のロシアに支配権をさらわれるのでした。こうして、オーストリア大帝国は1ターンで瓦解し、肥大化した軍の維持費にあえぐこととなります。
 そのころイタリアはスイスに侵攻し、この永世中立国を支配下に収めるのでした。
 フランスはスカゲラク海峡、デンマークを占領し、今度はこちらが勝利に王手をかけます。
・第4ターン。
 フランスの勝利を阻止すべく、ロシアがデンマークに外交圧力をかけ、フランスの支配から離反させ、イギリスはスカゲラク海峡に侵攻、イタリアもポルトガルに侵攻します。
 バルカン半島ではオーストリアとトルコの戦争が継続しています。それにも関わらず、オーストリアは軍事費の重さに耐えかねて2個軍の動員を解除するのでした。
 このターンにフランスの勝利は阻止されましたが、代わってロシアが勝利条件を満たして勝利しました。

 その後は酒盛りモードに入りましたが、軽いゲームでもということになり、EXPEDITIONをプレイしました。
 D井さん、E藤さん、T島さん、私の4人プレイです。
 このゲームはカードで指定される観光名所(笑)を3つある探検隊が全て回れば勝利というものです。
 持ち主のD井さんはオフィシャルルールはつまらんと決めつけるので、いつも適当なローカルルールでプレイしています。今回は1人6枚持ちでプレイしました。
 このプレイは私が比較的スタートに近いところの目的地ばかりだったため楽勝でした。
 これでは良くないと、今度は私の提案でトランスアメリカの様に、各エリア毎に1枚ずつ引いた6枚のカードで目的地を決めることとしました。これは非常にバランスが良く、お薦めです。
 このルールの最初のプレイでは私が勝ち、もう一戦して勝ったのはT島さんだったかな?ちょっと覚えていません。
 このルールだと探検隊があるエリアを通り過ぎたときに1人だけそのエリアの目的地に行きそびれると、そのプレイヤーの勝利は絶望的になりますね。

 翌日の最初のゲームはGMTのカードゲームMedievalでした。中世ヨーロッパで陣取りするゲームで、マップもカードで表されていました。
 プレイヤーはI村さん、N村さん、M浦さん、I田さん、私の5人です。U野さんがインストです。
 このゲームはモンゴルがやってくると終わりのゲームなのですが、今回モンゴルの来襲がことのほか遅く、結局山札が尽きるまでプレイされました。
 序盤にI村さんのイギリスと私のフランスの間で戦端が開かれイギリスは大陸から叩き出されてジョン失地王の名を歴史に刻みます。その他にN村さんのイスラム勢力とM浦さんのスペインが戦い、M浦さんのスペインがイベリア半島を統一します。その後もN村さんは神聖ローマ帝国などで幾度も戦いますが、悉く敗れ去っていました(笑)。
 モンゴルも来襲し始めた終盤になって、勝利の可能性のあるのは、I村さん、N村さん、私の3人に絞られてきました。I田さんも頑張っていたのですが、わずかに届きません。M浦さんは、、、。
 最終手番での激しい攻防の末に勝利を手にしたのはN村さんでした。私はわずかに1点が届かず2位にとどまりました。

 昼食後、フンタをプレイしました。
 N村さん、Y口さん、I田さん、U野さん、T之内さん、M浦さん、私の7人プレイです。
 私のフンタのプレイは基本的に主流派の末席にくっついて細く長くお金を貰うというものです。しかし、今回大統領に立候補したのが、Y口さん、T之内さんという、日頃私を敵視することの多い人だったのです。「奴らを大統領にしたら干される」と考えた私はやむなく立候補。大統領に当選します。
 私はY口さん、T之内さん以外の5人に分け隔てなく予算を分配し、長期政権を目指します。それに対してT之内さんは私にこびを売ります。なかなか有力な政治カードを回してくれたこともあり、私はT之内さんも主流派に入れます。主流派5人は予算的に厳しいのですが、自分の取り分を減らしてもそれを維持しました。
 ところがそこまでして平和路線を歩んでいた私はなんと第2ターンに暗殺されてしまったのです。それも全幅の信頼を置いて内務大臣を任せていたU野さんにです。なんで暗殺されなければならないのか私にはさっぱり分かりませんでした。彼はその暗殺でわずか2MPを得ただけです。彼は後任の大統領になりますが、こんな理不尽な大統領を皆が支持するはずもなく、そのターンの内にクーデターが発生し、処刑されます。所行に相応しい末路と言ったところでしょう。
 第三代の大統領となったのは、M浦さんでした。その政治姿勢には一貫性が全くなく、主流派議員を一方的に変えるよく分からない政策でした。そのためかすぐに支持を失い、3ターンほどで暗殺されてしまいます。
 その後任に立候補したのはY口さんとT之内さんでした。私ももう流石に大統領はこりごりだったので、どちらかを支持することとしました。その時の私は議会で最大の投票数を誇っていたため、両者から勧誘されます。私はより勢力の大きかったY口さんを支持することとしました。その甲斐あって遂にY口さんが念願の大統領に就任します。
 Y口大統領は巧みなポスト配分と予算配分で長期政権を築き、実に5ターンの長きに渡って大統領の地位にとどまり続け、最終ターンまで維持するのでした。
 結局クーデターは第2ターンの1回のみでした。クーデターの機運が高まったことは2回ほどあったのですが、反主流派の旅団が王党派の地方反乱の鎮圧に派遣されたり、第1反逆者に踏み切れる人が遂に出なかったりでいずれも不発に終わりました。
 最終的に、Y口さんと私が24MPで同点引き分けとなりました。

 疲れてきたので軽いゲームということで、アフリカをプレイしました。
 D井さん、N南さん、I田さん、T之内さん、私の5人プレイです。
 序盤に大量の金鉱を発見したT之内さんが早々に金の最大プレイヤーを決めます。ダイヤの方はD井さん、N南さん、I田さんで激しい争いになっていました。私は金にもダイヤにも縁がなく、一つも得ることはありませんでした。工芸品もすくなく、手にしたのは2つだけでした。
 今回のプレイでは遺跡が景気良く出て、とても早くゲームが終了しました。まだ捲られていないチットが全体の三分の一ぐらいはありました。そのおかげか、何も得ることの無かった私ですが、トップと3点差の2位となりました。

 続いてドラゴン島をプレイしました。
 メンバーはアフリカと同じです。
 今回はみんなが他人の邪魔をする展開で長引きました。それでも理不尽な邪魔はあまりなかったので、だれる展開ではありませんでした。それでもT之内さんが私にいやがらせするだけのために土地タイルを入れ替えてくれたのは理不尽でしたが。
 最後の金塊を巡っての攻防は熾烈でボートを目の前にして手番が何巡もしたほどでした。それまでにD井さんがトップ、次が私で、最後の金塊を目前にしたボートの持ち主のN南さんはそれを独り占めしないと勝利できない状況でした。
 そして長い攻防戦の末にN南さんのボートに駆け込んだはI田さんでした。しかし、N南さんは裏切りカードがなく、金塊を山分けにするしかありませんでした。I田さんの方も裏切りに対するカウンターで独り占めにできなければ勝利はない状況だったため、D井さんの勝利となりました。

 私がプレイしたゲームは以上ですが、このほかに印象に残っているゲームを挙げます。
 柿崎ハリコフが合宿中T島さんとE藤さんでずっとプレイされていました。初日の昼から初めて夜10時までプレイして4ターン、続けて翌日の朝から昼頃までに7ターンまで進んでいたようです。時間のかかるゲームですね。
 ラチッタがプレイされていました。プレイした人は辺境の町が最高だと言っていました。住民が逃げ出せない辺境の収容所都市が最高というわけです(笑)。
 オペレーションタイフーン(SPI)がプレイされていました。ツーラやクリンが陥落していてドイツ軍が順調そうに見えました。
 いつもの鉄道ゲームの方達がいつものように鉄道ゲーム(今回は1897だったかな?)をプレイしていました。
 

ホームへ戻る