2007年5月27日 TSS例会

 当日の参加者は10名。
 プレイされたゲームは、マーケットガーデン作戦(コマンド)、スモレンスク攻防戦(コマンド)、北海道共和国(アドテク)、War for the motherland(6アングルス)等です。

 マーケットガーデン作戦はY口さんとT之内さんのプレイです。
 T之内独軍は最前線をスタック防御で頑強に守ろうとしましたが、4ターンで投了に追い込まれていました。

 北海道共和国はバカゲーマニアのD井さんがT島さんを巻き込んでプレイしていました。

 War for the motherlandはK藤2号さんとK全さんが午後からプレイを始めていました。ルール学習が目的です。

 スモレンスク攻防戦をプレイしました。
 私が独軍、Hさんがソ連軍。Hさんのリベンジプレイです。
第1ターン
 ソ連軍増援はクリチェフ方面に2つ、東方に2つです。
 独軍はいつものようにスモレンスクに自動車化連隊2個、その他は全てまっすぐ東進させます。スモレンスクに隣接するソ連軍師団を撃退します。
 ソ連軍は前回とがらりと戦法を変えます。
 南方はクリチェフ周辺の川を利用して堅固な戦線を構築します。
 スモレンスク方面は増援Iエリア奥の森林地帯に1個師団が逃げ込み、他に1個師団が道路封鎖のために残った他は全速で東方へ撤退していきます。スモレンスク近郊に残ったのは、撃退されて行動不能になっていた1個師団と足止め師団のみです。
第2ターン
 ソ連増援はクリチェフと東方に1つずつ。
 独軍はクリチェフのソ連軍の守りが堅いのを見て無視することにします。ソ連軍が戦線を広げてくれれば以降の増援と共に引き返して叩くつもりでした。
 独軍増援部隊は全速で東方に突進し、キスラヴィチまで到達します。
 北方は取り残されたソ連軍2個師団を包囲撃滅します。
 クリチェフ方面のソ連軍は増援2個師団を得て、防衛線を増強します。前進はしません。
 白帯部隊は増援エリアI周辺の森林地帯に籠もります。
 東方のソ連軍はヤルツェボを流れる川に沿って防衛戦を構築します。ヤルツェボ自体は放棄しています。
第3ターン
 ソ連増援は東方です。
 独軍はクリチェフを完全に無視します。増援も全速で東方へ突進させ、キスラヴィチ周辺にいた部隊も東進させ、イェルニャ占領を目指します。途中、2個自動車化連隊をロスラウリに向けます。
 北方では1個歩兵師団と1個自動車化連隊で増援エリアIからの部隊を押さえます。
 東方ではヤルツェボを占領し、正面攻撃で1個師団を撃滅し、他に1個師団を撃退します。しかし、ここで、やらなくても良い戦闘後前進をしてしまい、大きな危機を迎えてしまいます。
 ソ連軍は独軍のミスを突いて、装甲1個、擲弾兵1個のスタックを包囲します。2対1の勝負の攻撃にソ連軍は1を出して失敗してしまうのでした。「無理して3対1にしなくて良かった」と良かった探しをするHさんでした。
 クリチェフ方面は動きなし。
 白帯部隊も増援を得ても森林に籠もり続けます。
第4ターン
 ソ連軍増援は東方のFとGに1つずつ。
 独軍はクリチェフ周辺のソ連軍に東から圧力をかけます。前ターンにロスラウリに向かった自動車化連隊1個を西に向かわせ、キスラヴィチにいた装甲大隊1個を南下させたのです。南方には増援エリアEからの増援を警戒してロスラウリに1個装甲擲弾兵連隊、増援エリアE上に1個自動車化連隊を配置します。増援エリアCからの増援はミスティラウリへと走ります。
 ソ連軍白帯部隊の押さえは引き続いて2ユニット。それに加えて東方へ向かう途中の増援エリアAからの増援がそれら前線ユニットの予備部隊となり、ソ連軍の反撃に備えます。
 ヤルツェボ近辺で攻撃に失敗したソ連軍に逆襲を行い、1個師団を包囲撃滅します。他に前ターンに撃退し、行動不能となって戦線に収容できなかったソ連軍師団1つを包囲撃滅します。
 イェルニャ方面には装甲を含む3ユニットを投入し、イェルニャを占領します。
 ソ連軍はイェルニャ方面で先手を取られてしまったため、増援エリアFからの増援は隣接する森林に籠もります。
 クリチェフ方面は東からの圧力に対応して防衛ラインを展開します。
 北方の白帯部隊は増援を受け取りつつ森にこもり続けます。
 ソ連軍主力の東方部隊はヤルツェボ周辺からも撤退し、森に2線ラインを引きます。
第5ターン
 ソ連増援はクリチェフ方面に1つ、イェルニャ方面に1つ、残り2つは東方です。
 北方白帯部隊の押さえは基本的に変化はありませんが、増援エリアAからの歩兵部隊を南方の押さえに加えます。
 南方でも独軍は攻勢に出ます。東から西に向かって攻撃を開始します。装甲2個を含む4ユニットを投入します。結果は1個師団撃退。
 イェルニャ方面はソ連軍の籠もる森を2ユニットで封鎖します。増援も森の中に配置されていたため増援ごとの封鎖です。
 東方はヤルツェボ確保のために攻撃を続行します。戦線の穴をついて1個師団を包囲撃滅します。
 ソ連軍が反撃に転じます。
 ずっと森林に逼塞していた白帯部隊がついに反撃に出ます。封鎖していた歩兵師団を撃退します。
 東方ではヤルツェボ目指してソ連軍が攻勢に出ます。1個装甲大隊が撃退されます。
 イェルニャ方面では封鎖部隊の装甲擲弾兵連隊を撃退します。
 クリチェフ方面も前進を開始し、北へ戦線を押し上げます。チェリコフも占領します。
第6ターン
 ソ連軍最後の増援はイェルニャ方面の森の中に配置されました。
 独軍も全戦線で攻撃を行います。ソ連軍の攻撃兵力を削減するためです。
 北方白帯部隊に対しては、攻撃に出て乱れた戦線を突いて包囲殲滅を狙います。そのために装甲師団を投入しますが、失敗します。この方面には7ユニットを投入しています。それに加えて移動途中の装甲大隊を含む2ユニットが予備となる位置にいます。
 東方ではヤルツェボ近郊での4対1攻撃で正面から1個師団を撃滅します。EXで。しかしその他の低比率攻撃は全て撃退されてしまいます。
 イェルニャ方面は森林を封鎖し直します。
 南方はクリチェフ、チェリコフはあきらめ、ミスティラウリ、ロスラウリの防衛を考えています。そのために攻撃に出ます。ソ連軍のミスを突いて1個師団を包囲撃滅し、西からの攻撃で2個師団を撃退します。
 ソ連軍も全戦線で攻撃に出ます。
 白帯部隊の攻撃で2ユニット、南方ミスティラウリ周辺で2ユニット、イェルニャ方面で1ユニット、東方で3ユニットの独軍を撃退します。
第7ターン
 独軍は防衛体制に入ります。戦線構築を最優先とし、攻撃は5対1以上の必ず成功するものと、1対1、2対1で撃退されても戦線に穴が開かないところは全て攻撃します。逆に言えばそうでなくて攻撃に出たのは、ヤルツェボ防衛線を押し上げるための攻撃だけです。
 南方の戦線はミスティラウリからリャズナにかけて広がります。
 白帯部隊に対しては、5ユニットで封鎖を行います。万一戦線を破られた場合に備えてスモレンスクに1個装甲擲弾兵連隊を配置し、南方への道路を封鎖します。
 東方の主戦線では低比率の攻撃を連発し、勝ったり負けたりでしたが、それでも3個師団を撃退します。
 イェルニャ方面は封鎖のみです。
 ところが、この封鎖に穴があって、ソ連軍戦車師団が戦線後方へすり抜けてしまいます。これによって包囲可能な独装甲大隊が存在しました。しかし、それは12戦力のスタックでどうしても1対1が立ちません。1対2攻撃では成功率は1/6でしかなく、最悪、攻撃側の3個師団全滅もあり得ます。ソ連軍はギャンブルを避けました。イェルニャ方面の封鎖部隊を撃退しますが、装甲擲弾兵連隊に対する包囲攻撃には失敗し、東方の戦線に大きな動きはありません。
 南方のソ連軍はリャズナ前面で守る装甲大隊を攻撃しますが、撃退され、これでリャズナ占領の目処が立たなくなります。戦線がリャズナまで広がったため、ミスティラウリを目指す攻撃はできません。
 北方の白帯部隊は封鎖線を後退させ、ほころびを作ります。
第8ターン
 独軍の戦線整理でソ連軍の得点を許しませんでした。

 独軍はスモレンスクとイェルニャを占領し6VPを得ます。
 ソ連軍は、クリチェフとチェリコフの2都市支配で2VPでした。

 今回のソ連軍の守りを固める作戦は悪くないと思いますが、いずれにせよ、イェルニャをどう守るかが鍵になると思います。少なくとも2個師団を独軍に先駆けてイェルニャに送っておく必要があるでしょう。

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