2007年4月28日 TSS例会

 当日の参加者は9名。
 プレイされたゲームは、第7機甲師団(アドテク)、鎮西軍記(同人)、Combat Commander(GMT)、ベルリン総進撃(コマンド)等です。

 第7機甲師団は第5師団のルールでのプレイ。
 前回同様E藤さんとT島さんがプレイ。多少はソ連軍が進めるようになったのかな?

 鎮西軍記(だったかな?)は戦国群雄伝シリーズの同人ゲームで、九州を舞台としています。詳細は不明です。

 Combat Commanderはカードドリブンシステムの戦術戦闘ゲームです。
 K藤2号さんとN南さんがプレイしていました。
 見たところマップとユニットを使用するアップフロントと言ったゲームでした。何かというとランダムイベントが発生していたのが印象的でした。尤も多くは、だからどうしたみたいな意味のないイベント(マップの片隅で砂埃が舞い上がって消えたとか)で、大勢に影響はないのですが、そんなイベントなんかない方がいいのにとか思ってしまいました。
 アップフロントがあれば特にいらないゲームのようにも思いますが、各国毎に別デッキになっているのは、良かったように思います。アップフロントのシステムで各国毎に別デッキのゲームができるといいのではないでしょうか?そんなゲームを作るのもいいな。イタリア軍のデッキは半分ぐらい使えないカードにするとか(笑)。

 ベルリン総進撃はKさんとK全さんがプレイしていました。
 コマンド掲載時のオフィシャルルールでのプレイだったそうです。なんでもKさんに言わせると、改訂ルールは著しくゲームバランスを崩すそうで、オフィシャルなルールの方が良いそうです。

 私はスモレンスク攻防戦(コマンド)をセットアップしたのですが、相手をしてくれる人がいなかったので、ソロプレイしていました。家では子供が邪魔するので、ソロプレイできないのです。
 前回のプレイ経験から、ソ連軍は増援を全て東(EとF)に集中してしまって良いのではないかと考えたので、その検証プレイです。
 南方の都市群、特にクリチェフ周辺はドイツ軍に本気で攻められたら絶対に維持できないので、そこに増援を入れても無駄に思えました。また、スモレンスク周辺からイェルニャに至る比較的狭い戦線だけに戦場を限定すれば、ドイツ軍の最大の優位である機動力の優越も相対的に低下するはずです。

第1ターン
 そういうことで、増援は全て東に配置します。以降も全ての増援はEまたはFへの配置です。
 ドイツ軍は最前線の自動車化師団2つでスモレンスクを完全占領します。スモレンスク北ヘクスに2個師団をスタックさせます。Gからの増援が戦車でない限り1対1が立たないし、たとえ戦車であっても包囲されるわけではないのでスモレンスクを確保するためには最前手と思います。
 他のユニットは全て全力で東進。クリチェフのソ連軍は増援部隊に任せます。
 ソ連軍はスモレンスク方面で戦線を張り、クリチェフ方面では東へと後退します。
第2ターン
 ドイツ軍はセットアップ戦力を全てスモレンスクへ投入し、ソ連軍戦線のミスを突いて最西端のユニットを包囲撃滅、その他に正面攻撃でDEを得て2個師団を除去します。
 増援は4ユニットをソ連軍攻撃に当て、2個師団を撃退。残り2ユニットは道路沿いに東進させます。
 ソ連軍は戦線の再構築を行うのですが、次ターンの第3装甲集団に備えて戦線を張ろうとするとユニットが足りません。全増援を東入しているのですが、機械化部隊が一つも引けず、移動力が足りなくてスモレンスクと連絡できません。
 イェルニャに歩兵を入城させ、他に3個師団をこの方面に向かわせます。
 南方はできることはほとんどありません。
第3ターン
 ドイツ軍はソ連軍ユニットの撃滅を最優先に攻撃を行い、北方で4個師団、南方で1個師団を除去します。
 スモレンスク方面の戦線は崩壊状態でソ連軍にできることは多くありません。
 第1ターンの援軍がようやく白帯部隊と合流しますが、時既に遅しと言った状況です。形ばかりの戦線を引いておしまいです。
 南方も出来ることは何もありません。
第4ターン
 ドイツ軍は南方の掃討を完了し、ロスラウリまで後1ターンと迫ります。
 北方でも2個師団を撃滅し、白帯部隊はマップ上に2個しか残っていません。
 ソ連軍は大規模な反撃を開始し、1個装甲大隊、1個装甲擲弾兵連隊を撃退し、1個装甲擲弾兵連隊を撃滅します。もう1個装甲擲弾兵連隊を撃滅出来る予定でしたが、3対1攻撃で出してはいけない1の目を振って逆に最強の6戦力歩兵を失ってしまいました。ついでに無血でスモレンスク北ヘクスを奪還します。
第5ターン
 南方のドイツ軍はロスラウリを経由して道路沿いに北上し、マップ中央に南北に戦線を形成します。
 北方部隊はソ連軍と乱戦に突入し、2個師団を撃滅し、スモレンスクを奪い返します。
 ソ連軍は乱戦の中ついにドイツ軍の装甲大隊1個を撃滅することに成功します。
 白帯部隊はほぼ壊滅状態で残余の3個師団は増援登場エリアG正面の森の中奥深くに逃げ延びます。
 イェルニャ方面からの部隊はドイツ軍南方部隊と対峙して戦線を展開します。
第6ターン
 ドイツ軍の攻撃でまた2個師団が撃滅されます。
 最早白帯部隊は2個が残るだけとなり、合計戦力も10戦力を切り、得点源とはなり得ません。
 ソ連軍は全面反撃に出ますが、ことごとく失敗してしまいます。
第7ターン
 ドイツ軍はイェルニャへ向けて攻撃を行いますが、次ターンでの占領は無理な状況でした。また、ヤルツェボ攻略にも失敗します。
 後2ターンではソ連軍はポチノクもスモレンスクも奪還は不可能、装甲大隊の撃滅も不可能でしょう。現在の得点はヤルツェボと1個装甲大隊の2VPのみ。ドイツ軍はスモレンスクの3VPを得ており、これを覆すことは不可能なので、ここでプレイを打ち切りました。

 結論を言えば、東方に全ての増援を投入する作戦は難しいと言わざるを得ません。ドイツ軍とソ連軍、ガチンコで戦えばソ連軍の方がへこまされてしまいます。
第1ターンの援軍に複数の戦車が含まれていればまた話は違うのですが、それを頼むのはリスクが高いですね。
 ソ連軍はどの方面も捨ててはいけないということでしょう。ドイツ軍に手間暇をかけて奪わせないといけない。8ターンという、限られた時間がソ連軍にとっての最大の味方ということですね。

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