2007年4月14日 TSS例会

 当日の参加者は8名。ただし、私は夕方に帰宅したため、その後何人か来ているはずです。遠方からの参加者3名は常連化していますね。
 プレイされたゲームは、第5師団(アドテク)、射手座の日(同人)、激闘!硫黄島(GJ)等です。

 第5師団はアドテクの北海道3部作の一つです。
 今は亡き、ソ連軍の北海道侵攻をテーマとした今となってはSFゲームです。
 1ヘクス5キロのスケールで、北海道全域がフルマップ3枚か4枚で描かれたビックゲームでした。第5師団は道東を舞台としています。
 N南さんとMねさんが対戦していました。
 GW合宿で3部作連結プレイを目論んでいるため、その練習プレイでした。朝一番にコマを切るところからスタートしてプレイにこぎ着けていました。

 射手座の日はアニメ涼宮ハルヒの憂鬱でプレイされたコンピュータゲームをツクダの銀英伝ゲームのシステムでプレイする同人ゲームです。
 デザイナーとKさんがアニメをBGVにプレイしていました。

 私はS山さんと激闘!硫黄島をプレイしました。
 どちらも初プレイで、私はルールも読んでいません。
 私が米軍、S山さんが日本軍です。
 私は準備砲爆撃に3ターンをかけ、上陸は4ターンからとしました。砲爆撃は基本的に1ターンに2カ所にのみ行い、山と飛行場を叩きました。賽の目にも恵まれ、かなりの効果があったものと思われました。
 第4ターンの上陸で戦車全てと海兵隊2ユニットの計5ユニットを上陸させました。海岸線での抵抗が皆無だったためそのまま摺鉢山と西海岸に進撃し、どちらも無血占領に成功します。西海岸はもとからがら空きだったようですが、摺鉢山は準備砲爆撃のおかげでした。
 ルールを勘違いしていて1ターンに上陸させられるのが5ユニットまでだと思っていたので、それだけしか上陸させませんでした。これは大きな失敗だったと思います。
 米軍は南から組織的に日本軍を駆逐して戦線を北に押上げる作戦です。
 第5ターンに1ユニットを残して、揚げられる部隊は全て揚げます。これは第3連隊とは別です。日本軍に後方上陸を警戒させるためにと思ったのですが、今思うとそんな必要はありませんでしたね。
 このターン、満を持して戦車を先頭に千鳥飛行場に突入します。日本軍の抵抗は激しく多少の損害を被りますが、掃討に成功し、支配下に置きます。
 日本軍の反撃は砲爆撃だけです。これと防御射撃による損害で数ステップを米軍は失っていました。特に玉名山の砲兵の砲撃では、翁浜にいた2個海兵隊が大損害を受けてしまいます。
 第6ターンは船見台の飛行場に突入します。ここは硫黄島の戦いで最も激しい戦いとなりました。米軍は防御射撃で4ステップほども失い、1、2個の連隊が撃退されていましたが、4ユニットの投入に成功し、近接攻撃で日本軍の掃討に成功します。
 また、玉名山の砲兵が脅威だったためそこに1個連隊を突入して他エリアへの砲撃を妨害します。
 このころから既に米軍はユニット不足で苦しみます。日本軍の浸透が怖いので戦線を張るのですが、消耗した部隊はビーチに下げたいし、飛行場の整備にもユニットは必要だしで、1エリアを攻略するのが精一杯です。
 日本軍は南への浸透をはかり、ステップロスした戦車大隊のみだった鶯集落へ1ユニットを突入させますが、防御射撃の餌食となって潰えます。
 千鳥飛行場を整備しますが、日本軍の砲撃が冴えて得点できません。
 第7ターンに元山飛行場を占領します。大坂山からの砲撃が加わり10火力が船見台に降り注ぎ、飛行場が使い物になりません。大坂山にも砲爆撃を行っていたのですが、賽の目が冴えず、有効打を与えられません。
 このターンに玉名山の占領に成功しています。
 第8ターンには大坂山へ全砲撃を叩き込み11ヒットを得てここを粉砕します。
 そして北飛行場へ突入します。そこには西男爵率いる日本軍戦車部隊が待ち構えていました。事前の準備砲撃で既に半壊していましたが、見事戦車大隊を撃退していました。
※ここはルールを間違えていて防御射撃ですが、戦車大隊を退却させていました。
 大坂山も占領しましたが、日本軍唯一の長距離砲の砲撃が千鳥飛行場の滑走路を破壊してしまいます。
※他の3つの飛行場には戦車が頑張っているので4火力の砲撃ではダメージを与えることができませんでした。唯一千鳥飛行場のみが3ヒットで飛行場使用を阻止できたのです。日本軍は見事4つのダイスで5、6の目を3つ出しました。
 最終ターン。米軍は西集落、北飛行場、元山飛行場、翁浜で戦線を構築します。

 最終的に日本軍は司令部と長距離砲それにステップロスした1ユニットの計3ユニットのみが生き残りました。米軍は除去されたユニットは存在せず、飛行場は全て支配しています。
 この状態で勝利得点を計算したら日本軍が米軍の倍以上の圧倒的大差での勝利となりました。勝利得点のルールをいい加減に聞いていて、終了時の日本軍支配エリアが大量得点になることを知らなかったためです。
 米軍は入念な準備砲爆撃に、地上戦力の集中、浸透を阻止する戦線の構築と言う、当たり前の作戦を愚直に実行しただけでした。その結果は大戦果と少ない被害、それと飛行場占領と言う作戦目的の達成でした。
 実戦でもそうしていれば硫黄島の戦いが有名になることも無ければ、ゲーム化されることも無かったでしょう。逆に言うと、米軍にそういうことされるとゲームとして困るから勝利得点で調整してある訳ですね。
 このゲームは結構面白かったです。尤も、砲爆撃のダイスが良かったからだけかもしれません。ダイス目が腐っていたらこんなつまらないゲームはないでしょう(笑)。

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