2006年11月26日 TSS例会

 当日の参加者は11名。
 プレイされたゲームは、サードワールドウォー(GDW)、ウクライナ44(コマンド)等です。

 サードワールドウォーはD井さんとT島さんがプレイしていました。
 スカンジナビア半島だけのシナリオをちまちまと核兵器を使いながらプレイしていたようです。

 ウクライナ44は私のマイブームで、会場に到着と同時にセットアップを行いました。
 S山さんを捕まえてプレイにこぎ着けます。S山さんは2回目のプレイです。
 セットアップを行ったので、私がソ連軍です。
 ソ連軍の方針としては、東方の2個機械化軍団は共にドニエストル河を越えて南方に送ります。支援の歩兵は3個、ただし、防御力2の雑魚歩兵です。西方の機械化軍団は3個をBuchach方面へ、残りは全てKopychntsy方面へ送ります。テルノポリ攻略には1つも送らず、歩兵だけでゲーム終了までに陥落させることを目論みます。
第1ターン
 戦闘ー>移動を選択します。
 東方では装甲部隊だけを攻撃し、38軍戦区南方の装甲師団を撃退し、その南の歩兵を続く移動で包囲します。北方の装甲師団攻撃は撃退できず2個歩兵師団包囲
の目論見は失敗しました。
 北方の18軍は歩兵師団を攻撃し、これの撃退に成功しました。その結果、続く移動でその隣の装甲師団を包囲します。
 西方は予定通りの移動を行います。
第2ターン
 独軍は東方では全速で後退します。ただし、最南端の歩兵が後退しきれない関係で、ソ連40軍と38軍の境界付近はほとんど後退していません。
 北方では包囲された装甲師団の解囲作戦が発動され、ソ連歩兵1個師団が無損害で撃滅され、解囲に成功してしまいます。包囲には防御力3の精鋭歩兵師団を当てたのですが、2個装甲師団に叩かれると生き残る可能性は1/6しかありません。そんなことなら防御力2の雑魚歩兵で包囲するのだったと後悔します。
 北方の独軍戦線はセットアップラインから下がらず、東西を結ぶ道路を遮断します。
 西方は装甲師団で戦線を構築し、ソ連機械化軍団の先鋒の前に立ちはだかります。
 テルノポリ防衛に西方補給源周辺にセットアップされる2個歩兵師団が送られます。
 ハンガリー軍は1個が最西端の渡河点に、1個がMunastrika南方の道路上に、最後の1個は道路をショートカットして平地をまっすぐにHorodenkaへ向かっています。
 南方の独軍歩兵はセットアップ位置から動かずソ連軍を待ち受けます。
 ソ連軍は移動ー>戦闘。
 南方は2個機械化軍団の猛攻で独軍歩兵に4ヒットを与えて壊滅寸前とします。やはりセットアップ位置で待ち受けるのは無謀です。
 東方は包囲した歩兵を殲滅し、戦線の一翼を担っていた装甲師団にも3個歩兵師団での攻撃を行います。
 北方は18軍戦区中央付近で、損害を受けた歩兵師団に3個歩兵師団での攻撃が可能だったので、そこは攻撃し、撃退します。東方、北方での攻撃はそれだけです。
 西方では装甲師団1個に2個機械化軍団で正面攻撃を敢行し、撃退します。
 テルノポリは2個歩兵師団で1対1攻撃を行います。また、テルノポリ救援に来た歩兵師団をBuchachに向かった機械化軍団が取って返して包囲し、大損害を与えます。しかし、よく考えたらこの方面に解囲可能な攻撃部隊は存在しないので、そのまま包囲していた方が良かったですね。
 Buchach方面に向かった機械化軍団3個のうち1個は前述の通り、テルノポリに向かい、1個はBuchach周辺で補給路の防衛、残る1個はドニエストル河を越えてZabdotaまで2ヘクスに迫ります。
第3ターン
 独軍の南方は敗残の歩兵師団をLipkanyに籠らせます。しかし、残り1ステップでは足止めにしかなりません。それなら、もっと前方で守らせた方が良かったでしょう。
 東方、北方は全力で後退しています。
 西方では3個装甲師団を投入した反撃が行われ、機械化軍団1個に4ステップの大損害を受けます。反撃に使用された装甲師団は、その後機械化移動で戦線を構築しています。
 テルノポリ周辺ではテルノポリ守備隊と2個歩兵師団で戦線が構築されます。
 ハンガリー軍歩兵がBuchachに隣接し、道路を遮断します。また、Horodenkaに向かっていた歩兵も予定通り入城します。最後のハンガリー軍歩兵も最西端の渡河点からTysmenitsaの渡河点へと移動します。
 ソ連軍は移動ー>戦闘です。
 南方は足止めの歩兵を一蹴します。
 東方は最南端の独軍歩兵師団を3個歩兵師団で正面攻撃して2ステップを与え壊滅寸前として撃退します。東方、および北方での戦闘はそれだけです。
 西方では4個機械化軍団を並べて2個装甲師団を攻撃します。先に独軍の攻撃で大損害を受け半壊してしまった機械化軍団は後退させ、予備とします。
 テルノポリ周辺には7個歩兵師団で独軍と対峙しつつテルノポリ守備隊を1ステップずつ削って行きます。そこにいた機械化軍団はBuchach方面に取って返し、西の河を越えてBuchachに迫るハンガリー軍歩兵を包囲すべく機動します。
 Buchach周辺には2個歩兵師団を送り補給路の防衛に当たらせます。
 Horodenkaのハンガリー軍は2個機械化軍団で包囲攻撃し、壊滅寸前の大損害を与えます。ただし、その2個機械化軍団はBuchachからの補給が遮断されているため、次ターンには補給欠乏状態となります。
第4ターン
 独軍は2個装甲師団をドニエストル河南方へ送り、1個はChernovtsy東方3ヘクスの道路上で守備につき、もう1個はZabdota方面に向かいます。
 東方、北方はこのターンも全力で後退。ソ連軍歩兵が追いつけなくなりつつあります。
 西方の装甲師団の反撃は2個装甲師団での攻撃だったため大した損害が出ませんでした。独軍装甲師団は一歩も引かない決心かソ連軍機械化軍団に隣接して戦線を引きます。
 ハンガリー軍はほとんど動きません。包囲される位置に2個師団があるのはどういうつもりなのでしょうか?
 テルノポリ周辺は膠着状態です。
 ソ連軍は移動ー>戦闘を選択。
 南方は全力で道路を西進します。防衛の独装甲師団を迂回して南方に1個機械化軍団が浸透します。
 Horodenka周辺ではハンガリー軍歩兵を再び2個機械化軍団で包囲攻撃して壊滅させます。
 Buchach周辺ではハンガリー軍歩兵を1個機械化軍団と2個歩兵師団で包囲攻撃し、半壊させます。
 東方、北方では残り1ステップの独歩兵を殲滅します。攻撃はこれだけです。独軍の後退に追いつけず2個歩兵師団がフリーとなります。
 西方では2個装甲師団に対して2個機械化軍団ずつで攻撃してステップを削ります。この方面にも、ようやく歩兵が追いつきはじめます。
 テルノポリ周辺では独軍戦線の南方を迂回して歩兵師団を浸透させます。更にこの方面には2個歩兵師団を向かわせます。そして、テルノポリ守備隊に1ダメージ。しかし、この方法はソ連軍の歩兵の消耗も馬鹿にならないなぁ。
第5ターン
 独軍はドニエストル河南方に更に1個装甲師団を送ります。既に渡河した装甲師団は2個共Zabdota周辺に防衛戦を築きます。
 東方、北方は全力で後退。しかし、東方、北方の結節点の歩兵が突出して、ソ連軍に包囲される位置に取り残されています。これは独軍のミスですね。
 西方では3個装甲師団を集中した反撃が行われ、ソ連機械化軍団1個が3ステップを喰らって撃退されます。この機械化軍団も予備に回されることとなります。
 Buchach周辺で大損害を被ったハンガリー軍歩兵は這々の体でMunastrikaまで下がります。
 テルノポリ周辺は現状維持です。
 ソ連軍は移動ー>戦闘を選択。
 南方では、東から向かった部隊がついに独軍南方補給路を切断します。補給路防衛に送り込まれた装甲師団は2個機械化軍団に叩かれて撃退されています。ドニエストル河南岸の西方でも補給路を切断します。防衛していた装甲師団は2個機械化軍団の攻撃にも耐えていましたが、ソ連の歩兵師団2個が増援に来たため部隊の絶対数が少なく最早防衛不能です。
 北方では独1個歩兵師団を包囲殲滅します。東方は前進するだけで攻撃はしません。2重戦線を引くのに必要なだけの部隊しか残さず、残りは全て西方へ送り出しているので、この方面での攻勢はほぼ不可能な状況です。
 西方ではようやく追いついた歩兵を交えて全線で攻勢に出ます。総花的な攻撃になったため大きな戦果は上がりませんでした。
 テルノポリ周辺には更にソ連軍2個歩兵師団が到着し、更に後方には2個師団が向かっています。独軍戦線南方を迂回して1個歩兵師団を浸透させます。しかし、今見ると、迂回した独軍歩兵師団をそのまま包囲できるじゃないですか、なんで包囲しなかったんだろう?そして、テルノポリに1ダメージ。

 残念ながら、ここで時間切れとなってしまいました。
 第6ターンの補給判定で、ドニエストル河を渡った3個装甲師団が補給欠乏となり、それらに補給を通す見込みは立たないため、第7ターンには補給切れとなって無力化することは避けられないため、ソ連軍優勢かと思われます。

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