2006年9月30日 TSS例会

 当日の参加者は10名。I藤さん、S藤さんの久方ぶりの参加があり盛況でした。
 プレイされたゲームは、第1次世界大戦(ファランクスゲーム)、激闘!マンシュタイン軍集団(GJ)、ブリタニア(AH/FFG)、戦国時代II(同人)等です。

 第1次世界大戦はバカゲーマニアのD井さんのお気に入りです。
 4人プレイです。厳正な抽選の結果、Kさんがオーストリア、D井さんがフランス、私がロシア、K藤2号さんがドイツとなります。
 どうせ誰かが早々に降伏チェックに失敗してすぐ済むだろうと、みんな高をくくっていたのですが、誰一人チェックに失敗せず、ゲームは最終ターンまでもつれ込みました。
 序盤セルビア方面を捨てたオーストリアは全力を対ロシア戦に振り向け、キエフを占領する大進撃を見せます。その代わりセルビア方面を失いますが降伏チェックに失敗しなければ問題はありません。
 ロシアは毎ターン、セルビア方面で攻勢に出て毎ターン、オーストリアを降伏チェックに追い込みます。しかし途中から、その空しさに気づいてセルビア方面は全くの膠着状態となります。ロシアの勝利得点が低いのでオーストリアが降伏してしまうとフランスの勝利となることに気づいたためです。
 第4ターンの大増援でオーストリアに対し、優位に立ったロシアは国境線までオーストリアを撃退しますが、バルト海沿岸ではドイツ軍に押しまくられてリガを何度も蹂躙されていました。
 西部戦線は一進一退でした。独仏共に降伏拠点を1つずつ陥れていました。全体的には若干独軍優位でしょうか?
 イタリア戦線では独軍の援護を得たオーストリアが前進していました。
 全体を通してみると、中欧側が若干良かったように思います。そのためドイツが勝利得点でトップでした。尤もオーストリアへの支援を渋りに渋ったおかげと言えるかもしれません。もちろん、そのせいで、オーストリアが最下位でした。
 フランスとロシアは同点でした。

 激闘!マンシュタイン軍集団はD井さんとKさんがプレイしていました。
 珍しく、D井さんが独軍担当でした。

 ブリタニアはFFGから出た新版です。
 S山さん、Y口さんがI藤さん、T島さんを誘ってプレイにこぎ着けていました。
 今風のカラフルなマップにファランスクスゲームズのコンポーネントを思わせるゴージャスなユニット、フルカラーの民族カードとコンポーネントが一新されていました。ルール自体も分数の計算が一掃されていたり、各民族の戦力が微妙に増減されていたりとAH版とは若干の相違があるそうです。
 I藤さんの賽の目が冴えてのベルガエの奮戦に、Y口さんのローマ軍が大損害を被り、目標の得点に届かなかったとY口さんが落胆していました。

 戦国時代IIをS藤さんとプレイしました。
 今回は黒幕カードを使用してのプレイです。
 S藤さんは上人。一向宗による天下統一を目論みます。私は最後まで正体を明かしませんでしたが、朝廷でした。特殊能力が特定の大名を朝敵に指定することなので、それを行うまでは正体を明かす必要がないからです。
 当初私は上杉を支配下に収め、戦国最強とうたわれる上杉軍団による天下統一を目論みますが、上杉の領土拡張のテンポが鈍く、すぐに方針を織田による天下布武に切り替えます。
 S藤上人は最初、武田に今川領を侵略させ、次に島津に大友を滅ぼさせ、この2大名による天下統一を目指すようでした。
 第1ターンの終盤、このままでは、今川を併呑した武田を支配するS藤上人に勝利得点が入ってしまうため、私は急遽毛利を動かし、尼子を滅ぼさせて、中国地方を統一させて最大大名を毛利としました。毛利の外交を斡旋していた私は毛利にS藤上人を上回る影響力を持っており、勝利得点1を得ます。
 第2ターンには織田が大躍進を遂げ、美濃近江、伊勢、更に近畿南部を席巻します。島津も九州を統一します。
 上杉は越中加賀と進軍するも、一向一揆に敗れて越後に逆戻りです。
 このターンは織田が最大大名となって私が更に1勝利得点を加点します。
 第3ターンには島津と織田が手切れします。それまでは同盟国だったのですが、多くの同盟国を持つ織田が京をとれば天下統一に達してしまうためでした。
 島津は四国経由で近畿に上陸、黒幕がS藤上人のため、一向宗の支援を得て、石山に拠点を築きます。
 織田はそれまでに近畿北にまで侵出し、京も押さえていましたが、島津の攻勢に耐えかねて京を奪われます。
 しかし、島津はどこの大名からも嫌われていて同盟国がなく、天下統一には遠い状況でした。もちろんS藤上人は同盟を成立させるべく、精力的に動いてはいましたが、私がことごとく潰したのです。
 とはいえ、島津が最大大名となったためS藤さんに勝利得点1が入ります。
 第4ターン。兵農分離を実現し、大きな動員力を持つ織田を牽制するため、S藤上人は織田に越後攻めを行わせます。このゲームは自分が支配していない大名も動かすことができるのです。しかし、これを私はチャンスと捉え、これに後詰めを出して越後を占領させてしまいます。大名に無謀な行動をさせようとしても相手がフォローできるので、逆に手助けすることになることが多いです。今回もそうでした。
 しかし、その後、武田と織田が手切れしたため、織田領越後は飛び地となってしまうのでした。同盟国ということで武田領信濃を通過しての越後攻めだったのです。
 このターンも島津の最大大名は変わらず、勝利得点は両者で並びます。
 第5ターン。飛び地となった越後と連絡するため越後勢は信濃へ出兵します。川中島で武田勢と対峙しますが、織田毛利同盟により来援した毛利勢に背後を突かれて武田勢は敗走するのでした。
 それでもまだ島津の方が勢力が大きく、S藤上人は勝利得点で逆転します。
 しかし、諸行無常。S藤上人死去。第5ターンからある寿命チェックに引っかかってS藤上人が倒れ、ゲームは終了しました。勝利得点の蓄積はS藤上人の方が多かったのですが、ゲーム終了時の大名の支配状況がS藤上人島津、北条の2大名支配で勝利得点2、私が残り4大名の支配で勝利得点4となっており、私が総計で1点上回って勝利しました。

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