2006年6月11日 TSS例会

 当日の参加者は12名。
 プレイされたゲームはTwilight Struggle(GMT)、For the people(AH)、冷たい戦争(同人)、スターリングラード強襲(GJ)等です。

 Twilight StruggleはIさんとT之内さんのプレイでした。
 Iさんがソ連でサドンデス勝利を飾っていました。初勝利です。
 その後もう一戦プレイされていました。T之内さんとY口さんです。
 T之内さんがソ連、Y口さんがUSAでのプレイでした。
 得点はプラスにマイナスに大きく振れながらも結局ターンの終わりには0近くというような展開でした。

 For the peopleはアバロンヒルの初版です。
 D井さんとT島さんがプレイしていました。

 スターリングラード強襲はアルンヘム強襲が好きなS山さんがプレイしたいと持って来たものです。K藤2号さんが相手をしていました。
 K藤2号独軍対S山ソ連軍の戦いです。第1ターンに順当にママエフ墓地を占領した独軍でしたが、その先が続かず、第2ターン終了時に勝利条件エリアを1つ占領しただけだったそうです。
 初プレイと言うことだからでしょうか、3ターン目で2時間ぐらいプレイ時間がかかっていました。

 冷たい戦争は2回プレイされました。
 最初は2人プレイです。Y口さんが共産主義陣営、Hさんが資本主義陣営です。
 Hさんは初プレイ、Y口さんも2人プレイは初プレイです。
 序盤、世界を共産主義が席巻し、共産主義の得点は12点にまで達します。20点以上となれば世界征服です。
 しかし、第3ターンになってようやく資本主義も共産主義に一矢を報います。
 これから資本主義の反撃かと思われた第4ターンでしたが、戦略兵器削減交渉を成立させてからの共産主義の平和攻勢によって共産主義は資本主義の攻勢を撥ね付けたのでした。
 地力に勝る資本主義は第4ターンに不覚をとりましたが、終盤の第5ターン、大攻勢に出ます。共産主義はアフガニスタンに出兵したりして必死に抵抗しますが、大敗を喫し、実に9点を失い、累積得点は5点にまで低下するのでした。
 最終第6ターン。世界中のエリアで抗争が繰り広げられますが、共産主義は辛うじて貯金を守りきって薄氷の勝利をつかむのでした。

 2回目のプレイは6人プレイです。6人プレイは初めてでした。
 プレイヤーはO鋸さん、Iさん、T井さん、Hさん、E藤さん、私です。
 黒幕の選択で私はまず無政府主義を選択します。共産主義のカードがそれしかなかったからです。この選択は功を奏しました。2枚目の選択に回って来たカードは2枚とも資本主義陣営だったからです。そこで私は全体主義を選択します。ネオナチの類いですね。ところが次に回って来たのがユダヤ。ユダヤとネオナチを抱えて頭を抱えました。それが悪かったのか、結局ユダヤはVP2を稼ぐの精一杯という体たらくでした。
 序盤、ロックフェラー、ロスチャイルドの両財閥に産軍複合体と資本主義陣営が強力な布陣を敷きます。あまりに強力な布陣なため共産主義陣営は対抗するのを避けてしまいます。しかし、ロックフェラーとロスチャイルドは仲が悪く、産軍複合体は軍備の売り込みがへたくそでまるで軍備増強が進みません。結局、このターンの資本主義の得点は1点でしかなく、Hさんの独立勢力、平和主義が最も高得点を上げていたほどでした。それでも両財閥は得点して退場して行きました。
 その後、Hさんはイスラムとなり、アラーの教えが気持ちよかったのか、そのまま、ゲーム終了までイスラムのまま自爆テロにいそしむのでした。そのため、Hさんの3つ目の黒幕、環境保護主義が登場せず、T井さん勝利の大きな助けと成るのでした。
 資本主義と共産主義が拮抗する展開で私は黒幕公開のタイミングを図りかねていましたが、ターンも中盤となってきたため、やむなくユダヤを公開しました。しかし前述のごとく2VPと奮いませんでした。
 欧州においてIRBMの配置合戦から緊張が高まり、デフコンが下がりきっていました。私はその機を逃さず、全体主義を公開し、高得点をマークすることに成功しました。
 最終の第6ターンとなって私は最後の黒幕、無政府主義を公開します。しかし、その時、世界にはカトリックや共産党と言った、無政府主義の天敵のような能力の黒幕が出ていました。そしてそれまでにひたすら宇宙開発に専念しており、黒幕公開前から最後の黒幕は宇宙開発協会とバレバレのT井さんが総計15VPでおそらく勝利が間違いないものと思われました。私が彼に追いつくには7VPが必要で、勝利するには8VPを稼ぐ必要がありました。無政府主義の特別得点はどちらの陣営にも属さないエリア毎に1VPであり、直接影響力を加える能力を持つ黒幕多数がいる状況ではその条件を満たすのは至難の技でした。
 ところが、南米でカトリックと共産党が相殺してしまい、どちらの支配ともなりませんでした。そして欧州では、カトリックの影響力で資本主義の支配が確定するかと思われました。しかし、駐留米軍の海兵隊員が不祥事を起こし(軍がエリアに派遣されていると影響力をダイスで決める。2から5はプラスで、1と6はマイナス。ここで1を振った)、反米活動が活発化してしまったのです。その結果欧州もまたどちらの陣営にも属さないこととなったのでした。
 これにより、私はボーナス2VPを得ることとなり、無政府主義で7VPを稼いでT井さんと同率トップとなったのでした。

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