2006年6月3日 TSS例会

 当日の参加者は6名。
 プレイされたゲームは、冷たい戦争(同人)、長元記(同人)、張儀(GJ)、Twilight Struggle(GMT)、ジトミール攻防戦(同人)等です。

 冷たい戦争は午前中にプレイされました。
 Y口さん、K藤2号さん、Kさん、私の4人プレイです。
 Kさんはユダヤ、Y口さんが産軍複合体の黒幕を明かし、それに対抗してK藤2号さんはイスラム、私は無政府主義を明かし、資本主義と共産主義ががっぷり四つに組んでの戦いとなります。しかし、ユダヤ対イスラム、産軍複合体対無政府主義では勝敗は明らかで共産主義は力不足で資本主義が勢力を伸ばします。ユダヤと産軍複合体は早々に得点して退場します。
 Kさんの第2の黒幕はカトリック、Y口さんは平和主義でした。ユダヤからカトリックだったり、産軍複合体で散々軍拡しておいて平和主義になったりとまるでちぐはぐなプレイです。
 しかし、カトリックは無政府主義の天敵のような能力だったために共産主義は苦戦し、ほとんど得点となりません。そのため、共産主義陣営のイスラム、無政府主義はなかなか得点ができません。ここでは、イデオロギーに無関係な平和主義が先に得点していきます。
 共産主義が得点をしたときには既にゲームは中盤を終えようとしていました。
 無政府主義を終えた私は自然保護主義となり、過激な自然保護活動を展開します。その後、宇宙開発協会となります。私はこのために無政府主義や、自然保護主義の時から熱心に宇宙開発を進めていました。その甲斐あって最終ターンに宇宙開発協会は最高得点を得ることが出来ました。
 K藤2号さんは広域犯罪組織ー>テロネットワークと犯罪組織路線で活動し、特に共産党と結託したテロネットワークは猛威を振るい大量得点を得ていました。
 Y口さんの最後の黒幕は共産党です。共産党はテロリストと結託して得点を追求していました。しかし得点的には、振るわず、うまくテロリストに利用された形となります。
 Kさんの最後の黒幕は全体主義。ユダヤ、カトリック、ネオナチの組み合わせを選ぶとは、、、。やはり相性が悪いのか、得点は今ひとつ伸びませんでした。
 勝敗はK藤2号さんと私が同点首位でした。
 このゲームは4人がベストですね。2人ゲームはオマケぐらいに思った方が良いようです。6人プレイも出来ると言うだけですね。

 昼食後、Mねさんが来て5人となったので、2人と3人に分かれてゲームをプレイしました。

 長元記は四国を舞台とした戦国群雄伝ゲームです。
 K藤2号さんとKさんがプレイしていました。
 今回は本能寺の変がなければ実施されていた織田軍の四国攻略作戦のシナリオがプレイされていました。詳細は不明です。

 張儀をプレイしました。
 Y口さん、Mねさん、私の3人プレイです。
 ネットでの評価では好意的なものが多かったのでプレイしたいと思っていたゲームでした。
 私は斉を選択したのですが、ゲーム中ついに1度も斉をプレイする機会を得ず、どうにもしようがなくて敗れました。
 勝利したのは、Y口さんの韓でした。天命札を2つ引いて返したのが韓だったと私が思いこんでいたことがたぶん韓勝利の大きな理由の一つだと思います。
 しかし、正直言って面白いゲームとは思えず、それは、プレイした3人の一致した見解でした。
 プレイする国をランダムではなく、プレイヤーの選択にした方が面白かったように思えました。

 この後、T島さんが来て、6人となり、MねさんがT島さんとジトミール攻防戦をプレイしていました。
 ミニゲームで単純なシステムながら、思いの外プレイ時間がかかるゲームだそうです。

 私はY口さんとTwilight Struggleをプレイしました。
 私がソ連、Y口さんがUSAです。
 このゲームはスコアリングカードの引きが最重要だと思っているですが、今回のプレイでも、そう思いました。今回のソ連のスコアリングカードの引きは悪かったです。枚数はそれほど極端に少なかったわけではないのですが、質とタイミングが悪かった。欧州やアジア、東南アジアと言った高得点を狙えるカードはほとんど引けず、南米のスコアリングカードはまだ両陣営とも全く勢力を置いていない状況で引けたにもかかわらず、そのときに南米にソ連勢力を置けるカードが手札に存在しなかったため空撃ちせざるを得ませんでした。なによりもソ連の基本コンボである「ヘッドラインで勢力増大ー>第1手番でスコアリング」のコンボを一度も試みることさえ出来なかったのが最悪でした。
 そのため、ソ連の得点は伸び悩み、しばしばUSA得点に振れるような展開で、Late War突入時点でも得点はプラスとマイナスを言ったり来たりしているような状態でした。
 スコアリングカードは手元にあれば、悪くても大量失点にはつながらないのでスコアリングカードの引きがこのゲームでは最重要との思いは強まるばかりです。
 終盤突入時に貯金ゼロの状況でしたので、私は得点勝ちをあきらめました。そのため欧州支配での勝利を目指しました。
 ヘッドラインでRed Scareを出してUSAのオペレーションを妨害した上で、改革者をプレイして西欧に楔を打ち込むと、大量の影響力をばらまきます。勿論USAも対抗してきますが、Red Scareの効果が大きく西独でもイタリアでも支配を失います。更にソ連は周辺国の支配も堅めた上で西独、イタリアで影響力排除を行います。それぞれ4OPをつぎ込んだ大規模な影響力排除により西独、イタリアともUSAの影響力は完全に消滅してしまいます。支配を巡って大量の影響力を置きあっていたため、これら2国のソ連支配を覆すのは難しい状況でした。特に西独は隣接国にもUSA影響力は存在しなくなってしまったため手も出せない状況となります。この時点でUSA支配に残った欧州エリアはトルコ、ギリシャ、スペイン、イギリスのみとなっていました。USAが手を出せる欧州のBattle Groundはイタリアとフランスだけです。しかしイタリアはソ連のみ6影響力という状況で、USAが唯一何とか出来そうなのは、フランスだけという状況に陥ります。
 そこで次のターンとなりましたが、残念ながら私の時間切れでゲームはそこまでとなりました。
 今回のプレイでは影響力排除が多用されましたが、その際のダイス目は私が絶好調でした。USAはフランスに対して+2ぐらいの賽の目修正での影響力排除を再三にわたって試みましたが、ソ連はことごとく凌ぎきりました。それに西独やイタリアでの影響力排除でもそれは変わらず、順当に成功しましたし。
 フランスの影響力が残っていたのは、Late War開始時の欧州支配に大きくものを言っていました。
 その代わりなのか、宇宙開発の賽の目は最悪でした。宇宙開発は毎ターン欠かさずに試行していましたが、ソ連のロケットが大空に羽ばたくことはついにありませんでした。スプートニクの打ち上げさえできなかったのはいくらなんでもなぁ、、、。

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