当日の参加者は9名。
プレイされたゲームは、Last Gamble(HJ)、Twilight Struggle(GMT)、立体四目並べ、カタンの開拓、南京事件ゲーム(同人)、第3次ティアマト会戦(同人)、第1次世界大戦(ファランクス)等です。
Last GambleはD井さんとT島さんがプレイしていました。
第3次ティアマト会戦はツクダの銀河英雄伝説ゲームを流用した同人ゲームです。KさんとK藤2号さんがプレイしていました。
Kさん指揮する同盟軍ホーランド艦隊が活躍する間もなく帝国軍に後背を取られて壊滅していました。
1時間とかからずに終了していたので、再戦していました。
カタンはカタンが好きな方が来ていたので、プレイしました。
名前を知らないので、ここでは、カタン君と通称します。
カプコン版カタンをカタン君、S山さん、私の3人でプレイしました。
セットアップで最後だった私でしたが、3人プレイでしたので、全ての産物を網羅した、ほぼベストの位置を得ることができました。特に4の山に2つの集落を配置したのが、効いていました。おかげで最初の手番でいきなり街にアップグレードできました。
尤も、その後産物のダイスに嫌われて3手番くらいなにもできませんでしたが。
私は当初8の森の近くに木材輸出港があったので、それを狙いました。思惑通り、木材輸出港も建設したのですが、結局1度も使用しませんでした。木の産出がひどく悪く、プレイヤー間の取引で全部消費されてしまったためです。
私は終始順調でした。その要因は4の山です。早々にアップグレードに成功していたため4の目が出るごとに石が3枚ないし4枚入って来ましたから。
ゲームの終了は唐突でした。トップの私はまだ5点しか得ていなかった状態でした。その状態で回ってきた手番に、私は集落のアップグレードを行い+1点。更に道を2本作って、道王獲得+2点。ここで手持ちのチャンスカードから得点カード2枚を公開して+2点。鮮やかな勝利を飾りました。
木の産出が悪かったため誰も道王を狙っていなかったのが幸いでした。
立体四目並べは私とカタン君でプレイしました。
4戦して私の3勝1敗でした。
特に最終戦はカタン君は自分で「ここに置いたら負けですね」と言いながら、次の手番にそこに置いて負けていたのが笑ってしまいました。
南京事件ゲームは南京事件をミルボーンシステムのカードゲームとした同人ゲームです。
プレイヤーは師団長として南京を目指して300キロを中国兵の妨害を排除しながら進撃し、南京を陥落させたプレイヤーの勝利です。
中国兵は戦闘で排除しますが、その際戦死しなかった中国兵は捕虜となり日本軍の食料を食い散らかす存在となります。プレイヤーは捕虜を虐殺することができます。その虐殺数によりゲーム終了後の後日談で戦犯になり、死刑になったり刑期が違ってきます。
ゲームとしては何のひねりもないミルボーンゲームでおもしろみのないゲームでした。
Iさん、Y口さん、カタン君、私の4人プレイでした。
カードが非常に偏っていたため進撃カードばかり来たり、そうかと思えば中国兵のカードばかりが来たりとゲームがうまく機能しませんでした。それでも進撃カードが後からまとまってきたので、私をのぞく3人は250キロ以上進撃して良い勝負でした。私は半分に達しなかったかな?カード悪すぎました。
勝ったのはY口さんでした。
第1次世界大戦はデッド・レイサー デザインの双六第1次世界大戦ゲームです。手軽さだけが取り柄のゲームですが、夕方からプレイされていました。
Twilight Struggleがプレイされていました。
IさんとY口さんのプレイで、初プレイのY口さんがソ連です。
第1ターン
ヨーロッパで社会党政権が乱立し、西ドイツやイタリアの米影響力が激減します。それに乗じてソ連は西ドイツに影響力を伸ばしていました。
中東では建国間もないイスラエルがアラブとの戦争に敗れ、ソ連からのユダヤ人
移民によって赤化していました。
宇宙開発ではソ連がドイツから拉致したフォン・ブラウンに作らせたロケットでスプートニクを打ち上げます。しかしその後製作されたソ連製ロケットはことごとく打ち上げに失敗していました。尤も、米国製のロケットも打ち上げ失敗続きで飛んでいませんでしたが。
このターン、アジアのスコアカードが米によって使用され、どちらも得点なしで浪費されました。ソ連はその後に中国カードを使用するちぐはぐなプレイでした。
このターンの得点はー8ソ連有利です。
第2ターン
トップニュースは米国の発表したNATO結成でした。
米国では共産勢力の浸透著しく世論は混乱していました。
そんな中での明るいニュースはアメリカ製の人工衛星打ち上げの成功でした。
カストロによるキューバでの共産革命、ソ連のオリンピックボイコット、インド・パキスタンの赤化と世界情勢はどんどんきな臭くなっていきます。
米はチャウシェスクをそそのかしてソ連と距離を置く独自路線を取らせ、東欧に資本主義のくさびを打ち込みます。
ソ連は反帝国主義を掲げ、植民地独立を支援します。
ここで米はチャイナカードを切ってタイの支配を奪います。
イランではパーレビ政権がクーデターで倒れます。CIAはカウンタークーデターを計画しますが失敗し、イランは赤化します。
米はソ連を挑発し、ベルリン封鎖を起こさせますが、国連の介入で封鎖を解かせるのでした。
ソ連のロケットは相変わらず派手に爆発していました。
このターンに欧州スコアリングが米によってプレイされました。
ソ連が活躍した割に得点はー9と伸び悩みました。
第3ターン
デフコンは3と戦争の危機は間近に迫ります。
トップニュースは米国内での赤刈りとベトナムでの蜂起です。
このターンは中東での対立が先鋭化していました。エジプトにはナセルが登場し、レバノン、イスラエルとソ連は次々に支配国を広げていきます。それに対し、米もシリア、レバノン、ヨルダンとソ連の支配権を覆していきます。これはもちろん、米が中東のスコアカードを持っていたからです。
そのほかのトピックはドゴールの登場と、日米安保条約の締結でした。
そうそう、両国のロケットはいつにも増して派手に爆発していました。
得点はー11。ソ連の優位はじわじわと広がっています。
第4ターン
トップニュースはキューバ危機でした。
米はベトナムへの介入が泥沼化しますが、さっさと撤収する切り替えの良さを見せます。
逆にソ連はイタリア、フランスに共産主義政権を成立させ、パナマ運河を支配と前半は絶好調でしたが、アフガニスタンでの山岳ゲリラ戦にどっぷりとはまりこみ、後半は身動きができなくなってしまいます。その間に米は宇宙開発に成功し、更にアフリカの3カ国を傀儡政権を介して支配下に置き、長らく社会主義政権下にあった西独を自由主義陣営に戻します。
ソ連は米の戦略偵察機を撃墜して鬱憤を晴らしますが、それが精一杯でした。
得点はー16。全世界の共産化は目前です。
第5ターン
トップニュースは米原潜ノーチラスの就役とケネディ暗殺でした。
ソ連は欧州で社会党政権を支援し、西独、スウェーデンの米支配を崩します。米は米州機構とボイスオブアメリカにより対抗し、主に中米で反撃します。
しかし、このターンソ連が南米と欧州のスコアリングカードを使用してー20得点を達成し、サドンデス勝利を飾りました。
その後もう1戦、今度はY口さん米、Iさんソ連でプレイされました。
結果は第6ターン、米20点獲得サドンデス勝利でした。勝因は米がスコアカードを独占したこと。ソ連は2枚しか引けなかったそうです。
実はこのゲーム、スコアカードが何枚引けるかの引きげーなのかもしれません。