2004年10月24日(日)TSS例会報告

 当日の参加者は12名。
 プレイされたゲームは、Grant takes Command、アンティータム(コマンド)、ナポレオンラストバトルズ(ディシジョン)、パワーベースボール(エポック)、ライトニングミッドウェイ(ディシジョン)、(以下ドイツゲーム)ドラゴン島、はげたかの餌食等です。もう一つ何かドイツゲームを早朝にプレイしていましたが、名前が分かりません。

 Grant takes CommandはS枝さんとK全さんのプレイです。朝から夕方まで掛かって1ターン程度しかプレイできなかったようです。
 しかし、このゲーム最初にGrant tanks Commandと読んでしまって、北アフリカの戦術級ゲームかと思ってしまいました(笑)。

 ナポレオンラストバトルズはT島さんとD井さんがワーブルシナリオをプレイしていたようです。

 パワーベースボールはTSSリーグ第11期が始まったそうです。
 今日はT之内さんとN川さんのチームの試合が行われ、第1試合をN川さんが勝利、第2試合はT之内さんが勝利していたようです。

 ライトニングミッドウェイは暇そうにしていたI藤さんを誘ってK藤2号さんがプレイしていました。

 ドラゴン島はD井さん、T島さん、T井さんがプレイしていました。
 その後、I藤さんを加えて4人でもう一プレイされていました。

 はげたかの餌食は暇をもてあましたT島さん、D井さん、T井さんの3人でプレイされていましたが、人数が少なすぎたようです。

 コマンド59号のアンティータムをY口さんとプレイしました。
 Y口さんが南軍、私が北軍です。
 第1ターン。
 第9軍団を任務割り当て軍団に指定します。最精鋭部隊3個旅団をロワー橋に向かわせ、その他の主力はダブルムーブを使用して最南端の浅瀬目指して進軍させます。ロワー橋を攻撃するつもりでしたが、どうみても川越しの攻撃が成功するとは思えず、やめてしまいました。
 第1軍団はニコマデスの丘の南軍を3個旅団を投入して大損害を出しながらもこれを撃滅します。その他の旅団はミラーのトウモロコシ畑、東の森のラインまで進撃しますが攻撃は控えました。
 第12軍団は第1軍団左翼に向かって進撃を行います。
 第2軍団は主力をミドルブリッジに投入し、別動隊4個旅団を北の浅瀬からアンティータム川を渡河させます。
 南軍は戦線整理を行います。
 ダンカー教会周辺の南軍は反撃には出ずに、戦線を構築します。
 シャープスバーグの部隊は一部が第9軍団の迎撃にロワー橋に向かい、その他はミドルブリッジの第2軍団に蓋をします。

 第2ターン。
 第9軍団は撤退。代わって第2軍団を任務割り当て軍団に指定します。第5軍団は待機状態のままです。
 第1軍団はニコマデスの丘で消耗した3個旅団を補充しつつ、限定攻勢に出ます。南軍の反撃が怖いので出来るだけ地形効果のあるところから出ないようにしながら、包囲されないよう戦線を構築しながらの攻撃です。
 第12軍団はミラー邸近くの支流に沿って整列して南軍から5へクスまで前進し、圧力をかけます。
 第2軍団は全面攻勢に出て橋頭堡を押し広げます。
 南軍は北方では戦線整理を行います。
 ミドルブリッジでは突出した第2軍団の1個旅団を包囲攻撃して3ステップの大損害を与えます。
 南方では最南端の浅瀬とロワー橋の守りを固めます。

 第3〜5ターン。
 第5軍団、第9軍団は待機状態のまま動けません。
 第1軍団は補充と攻撃のローテーションを組みながら攻勢を継続します。最右翼にはモラル+1の旅団を投入したこともあり順調でしたが、担当戦線が東の森までと広いため部隊密度が薄く攻めあぐねます。
 第12軍団は南軍から5へクスを維持しつつ第1軍団と第2軍団の間を埋めて南軍に圧力をかけます。砲兵は砲撃を行いますが、効果はありません。
 第2軍団は別働隊と合流し、南軍主力と消耗戦を続けます。
 南軍は全体的に守勢で、突出した部隊に限定的な反撃を行うだけです。
 そのため、戦線はさほど動かず消耗戦となります。南軍が反撃を行わなかったため、北軍の一方的な攻勢となります。そして、地形効果のある北方は南軍は低戦力部隊が多く、ミドルブリッジ方面は地形の助けがないため全体的に南軍のステップロスの方が若干多い展開でした。

 第6ターン。
 第6軍団が登場します。第5軍団も臨戦態勢に移行し、進軍を開始します。第9軍団は待機状態のままです。
 第1軍団は最右翼で順調な他は攻めあぐねます。しかし、南軍にも消耗を強います。
 第12軍団は南軍が戦線を下げると歩兵旅団を前進させ、5へクスを維持します。砲兵は砲撃を続けますが、効果はありません。
 第6軍団は最北端の浅瀬からアンティータム川の渡河を行います。
 第2軍団は消耗しきってしまい、攻撃が出来なくなりつつあります。
 南軍はミドルブリッジ方面で限定攻勢に出、北方は戦線整理、その間の北軍の圧力のないエリアからは戦線を後退して予備を抽出して主に北方の穴埋めに投入しています。

 第7ターン。
 第9軍団も臨戦態勢となり、待機軍団がなくなります。
 第1軍団の攻撃は大戦果を挙げます。南軍の2ステップ部隊多数を撃滅して戦線崩壊に持ち込むことに成功します。
 第12軍団と第6軍団は合流しますが、任務割り当てされていないためそれ以上前進できません。
 第2軍団は相も変わらず消耗戦を繰り広げますが、1個旅団が突出してしまい、反撃で全滅してしまいます。
 第5軍団は第2軍団を砲撃支援しますが、あまり効果はありません。
 第9軍団も砲撃を開始。更に砲撃支援を行えるよう砲兵隊を配置転換します。
 南軍は北方戦線の維持に見切りをつけて大撤退します。ダンカー教会も捨てて第1軍団の攻撃圏外に撤退します。ミドルブリッジ方面は前述のごとく突出した北軍1個旅団を撃滅します。これが北軍の失った最初の全滅旅団でした。この時点で南軍の全滅旅団は10個以上とのことでした。

 第8ターン。
 第1軍団は撤退した南軍を追撃できませんでした。消耗し尽くしており中途半端に追撃すると逆襲が怖いので、南軍の撤退に合わせて全軍の回復につとめました。
 第12軍団、第6軍団は砲撃を行うだけで、効果も特にありません。
 第2軍団は相変わらずの消耗戦、窪地の道までの半分にもたどり着けていません。
 第9軍団は砲撃を行い、1ステップロスの戦果を挙げます。
 南軍援軍のヒル部隊は到着せず。というところで時間切れとなりました。
 ここまでの展開では、勝敗を云々出来る状況でもありませんでした。

 これはなかなか面白いゲームでした。基本的に消耗戦で両軍ともどんどんステップロスしていくのですが、比較的簡単に回復も出来るので、部隊をうまくローテーションさせる必要があります。
 更に北軍は5個軍団の内、戦闘に使用できるのは2個軍団の制限があり、軍団でのローテーションも考える必要があり面白く感じました。
 Y口さんも私も初プレイと言うことで手探りでのプレイでしたが、一度プレイして感じたのは北軍は第1ターンは任務割り当ては第1軍団だけにしたら良いのではないかと言うことです。どうせ第12軍団も第9軍団も第1ターンにはろくに戦闘は出来ないので臨戦状態で移動させるだけでも良いと思うのです。ダブルムーブは魅力ですが、第2ターンに第2軍団をペナルティなしで任務割り当てできるメリットの方が大きく感じます。
 第9軍団はその後ロワー橋と南部の浅瀬の周辺に布陣して南軍の部隊を引きつける役目を果たします。砲撃で消耗を誘えれば最高ですね。
 第5軍団は早い内に臨戦態勢に移行したら北方の浅瀬から渡河して第12軍団と合流させます。臨戦態勢への移行が遅ければミドルブリッジ方面で砲撃支援させるのが良いと思います。
 第12軍団は第5軍団又は第6軍団と合流して第1軍団左翼に展開して第7ターンか第8ターンぐらいの第1軍団、第2軍団が消耗し尽くした頃に戦闘任務を交代するのが良さそうに思えました。
 南軍は守っているだけではじり貧なので積極的に反撃すべきかとも思いますが、そうすると更に消耗するのでじり貧でも粘った方が良いかもしれません。難しいですね。


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