2004年8月15日(日)TSS例会報告

 当日の参加者は9名。お盆と言うことで何人集まるか不安でしたが、そこそこの人数でした。
 プレイされたゲームは、第1次中東戦争(コマンド)、外宇宙からの恐るべき緑のもの(スティーブジャクソン)、クランズ(ドイツゲーム)、DAWN(同人)、TITAN the Cardgame(同人)等です。

 第1次中東戦争はD井アラブ対S枝イスラエルの戦いでした。
 詳細は分かりませんが、面白いと好評でした。

 外宇宙からの恐るべき緑のものをプレイしました。
 Y口さんが乗組員、私が緑のものです。
 緑のものを真っ先に発見したのは船長と軍曹の最強コンビで、発見された緑のものはタコ殴りにされて抹殺されます。
 第1ターンの緑のものは幼体を成体に成長させ戦力を整えると船長、軍曹に殺到してこれを喰い殺します。
 乗組員は手近の装備を手に取ると次々に緑のものに浴びせかけます。
 スタンガンはその機能通りの効果を緑のものに対しても発揮しました。
 乗組員の食料であるジグワーツは緑のものには毒でした。尤もあまり強い毒とは言えず成体にはほとんど効き目がありません。
 通信銃とナイフは緑のものに何の効果もありません。
 注射器で緑のものを刺したところ緑のものは風船のように破裂していくつもの破片に分裂してしまいます。
 いかれた乗組員はロケット燃料を船内で点火して爆発させました。その火力は緑のものにもそれなりに有効でしたが、幼体を焼くのが精一杯でした。
 そして、ガスグレネード。この毒ガス弾は緑のものに対して破滅的な効果を発揮しました。成体も一呼吸で死に至ったのです。
 乗組員はこの大量殺戮兵器で緑のものを虐殺。毒ガスの無制限使用による汚れた勝利を手にするのでした。
 緑のものは乗組員の半分ぐらいしか喰ってはいませんでした。
 なかなか面白いゲームでした。

 クランズはT之内さんが何故か気に入ったとかでプレイしました。
 T之内さんは得点できない土地に集落ができるようにして下家を試すのを楽しみにしていました。
 このゲームは私と結構相性が良く、勝利しました。
 会場の閉会時間間近にもう一度プレイしましたが、そのときは私の色をみんなそれと知らずに集落に入れてくれず、どうにもならなくてダントツの最下位となってしまいました。

 DAWNを久しぶりにプレイしました。
 Y口さん、Hさん、T之内さん、私の4人プレイです。
 最初に文明を興したのは私でした。文字を発明した私でしたが、蛮族のY口族に頭を殴られて忘れてしまいました、、、。
 文字の学費で貧乏になっていた私は苦労して文明を再興しますが、そのときには既に他の3大文明はずっと先を進んでいました。
 そんなときに軽い気持ちで私はスパルタ張りに軍事文明を築いていたH文明に反乱を起こさせます。その隙を突いてY口文明がH文明に戦争を仕掛け、H文明の軍事文化を壊滅させます。
 これに怒ったHさんは私に対して内戦、蛮族の襲撃と最悪の災難を立て続けにぶつけます。内戦で失う2枚の文明は仕方がないのですが、その後の蛮族の襲撃はなけなしの人口カード2枚でなんとか防ぎきりました。
しかし、これで終わりではなく、更にH文明は掃討軍を投入し、私に残されたのは、城壁に囲まれた農地だけでした。他の2人が呆れるほど徹底的な反撃でした。この恐怖は私だけでなく、プレイヤー全員に刻まれ、その後は反撃を恐れて、攻撃の手が緩みがちになります。
 私の内戦で2枚の文明を得たY口文明が最先端文明となります。
 Y口文明は商業と文字を中心とした文明でした。
 T之内文明は農業と文字を中心とした文明、H文明は数学を中心とした文明でした。
 私は農業で得た作物を行商する文明で小さいながらも裕福な文明を築いていました。小さい文明でしたので戦争になると脆いのでできるだけ目立たないように文明進歩を行っていました。貨幣経済を発達させて傭兵を手の内にため込んで戦争に備えてもいました。
 ゲームも終盤になって、残る文明も少なくなってきたところで私はトップ叩きに討って出ます。反撃は怖いですが、ここで動かねば勝利はありません。
 Y口文明に疫病を送り込んで人口カードを全滅させたところを貯め込んだ傭兵団を全て吐き出して大攻勢をかけ実に3枚の文明を破壊し、Y口文明の基幹文明の一つ治水のための土木工事を失わせるのでした。
 これで没落したY口文明が反撃の戦力を蓄積する前にゲームは終了しました。
 科学、技術、宗教、社会、芸術の5つの文明カテゴリーのうち3つのカテゴリーで最高点を得た私が9得点で圧勝でした。2位の後進文明はH文明とT之内文明で3得点、蛮族となったのはY口族の1得点でした。

 TITAN the Cardgameを同じプレイヤーでプレイしました。
 今回、私は最初に手札に来たサーペントを握り込んだのが運の尽きでした。あまり手札の交換をせずにいたこともあり最後までサイクロプスを手にすることができず、緑系の進化の道を断たれてしまいます。
 山札が一周りしたところで諦めて2枚のサーペントを捨て札としました。
 そのサーペントは巡りめぐってY口さんが召還することとなります。
 T之内さんはドラゴンからコロッサスを召還して最強軍団を築き上げます。
 HさんはT之内さんよりも先にドラゴンを召還していましたが、コロッサスにまでは手が届きません。その代わりにヒドラの召還に成功していました。
 私はジャイアントの召還に成功し、手札にはコロッサスもあったのですが、凍土がまるで出てこなくて召還に失敗してしまいます。
 そしてハルマゲドンとなります。
 Y口さんのTITAN軍団が私の主力軍団を襲います。私のジャイアント軍団はそれなりに強力な軍団だったのですが、Y口TITAN直率のサーペント軍団には抗すべくもなくベヒモス1頭を道連れにするのが精一杯でした。
 次の移動は私の移動、Hさんのヒドラ軍団に挑みます。しかし私のTITAN軍団はグリフォン、レンジャーと言った飛行モンスター主力の軍団で、防御戦闘であれば、それなりに強力に戦える軍団でしたが、攻撃となってはまるで駄目です。私は最初に消えることとなります。
 次に滅んだのはY口TITANでした。T之内TITANのコロッサス軍団との戦いで善戦虚しく討ち取られます。しかし、T之内TITANも部下はコロッサスを残すのみで他のモンスターは全て果てるのでした。
 そして最終戦です。
 H TITAN以下4匹のモンスターがT之内TITANを襲います。
 HドラゴンTITANは部下に戦いを任せ、高見の見物を決め込んでいました。T之内コロッサスTITANにはドラゴンを始めとする3匹がたかります。流石のコロッサスTITANは一撃で1匹を殴り殺します。ダメージは5。体力の半ばを失います。部下のコロッサスも足止めの敵に対して戦いを優位に進めています。
 「えーい、何をやっておる!」高みの見物を決め込んでいたHドラゴンTITANがしびれを切らしたのか、T之内TITANに自ら引導を渡すべく戦場に舞い降ります。
 満身創痍のT之内TITANでしたが、これは望むところでした。
「狙うは、H TITANの首ひとーつ!」
  H TITANと部下2匹のモンスターにサンドバックにされたT之内TITANでしたが、最後の気力を振り絞っての一撃をH TITANに振るいます。この一撃は見事にH TITANに致命傷を与えたのです。
 両者相討ち、勝者なしと言う結果でした。


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