2004年5月16日(日) TSS例会報告

 当日の参加者は12名ほど。天気が悪い割には盛況でした。
 プレイされたゲームは、フリードリッヒ大王(AH)、ハンニバル(AH)、戦艦狂騒曲(同人)、パワーベースボール(エポック)、帝国主義(同人)等です。

 フリードリッヒ大王はT島さんとK藤2号さんのプレイでした。

 ハンニバルはS枝ローマ対D井カルタゴのプレイでした。

 戦艦狂騒曲はHさんと私で2人プレイしました。
 Hさんの設計案は18インチ砲を搭載したソビエツキー・ソユーズでした。予算の関係で機関は中古の4万馬力にせざるを得ず、そのため速力は20ノット止まりです。
 第2案は16インチ砲を4連装砲塔2基に装備したティルピッツです。こちらは12万馬力で28ノットを発揮しました。
 私の本命はノースカロライナです。主砲は15インチ砲でしたが、長砲身に超重量砲弾の使用により16インチ砲に匹敵する威力を誇ります。機関は16万馬力で30ノットを狙いますが、これらを搭載するにはノースカロライナの浮力は不足だったためバルジを装着して排水量を増大しました。そのため速力は29ノットとなります。
 第2案はアイオワです。こちらは防御力をひたすら強化して、ソビエツキー・ソユーズに匹敵する装甲防御を誇りますが、主砲も機関も中古品という代物です。
 採用されたのはソビエツキー・ソユーズでした。
 僅差で破れたノースカロライナの方が実際には強いだろうと、戦わせてみました。
 ソビエツキー・ソユーズは速力差に翻弄され、遠距離からの超重量砲弾に甲板装甲をボコボコぶち抜かれて大損害を受け、良いところなく敗れ去りました。

 もう一戦。今度はS藤さん、O鋸さん、M瀬さん、Hさん、私の5人プレイです。M瀬さんは初プレイでした。
 最初のターンにO鋸さんと私で予算削減を議会に働きかけたところ、鼻薬が効きすぎたのか一気にコスト5がコスト0になってしまいます。流石にコスト0では困るとその後はコストアップを働きかけて最終的にコスト7となります。
 私は大和に20インチ砲を乗せることを目論みますが、そのために必要なコストは8。泣く泣く20インチ砲を諦め16インチ砲に換装するのでした。私の第2案は速力を追求したアラスカです。20万馬力のディーゼル機関で35ノットを予定していました。
 大和対抗と思われたのはO鋸さんのソビエツキー・ソユーズでした。大和を上回る65000トンの巨体に22万馬力の機関を詰め込み、33ノットを発揮する高速戦艦でした。主砲は中古の14インチ砲でしたが(笑)。
 しかし、採用を勝ち取ったのはHさんのネルソンでした。18インチ砲の火力を高く評価されての採用でした。
 初プレイのM瀬さんはイギリス戦艦ファンだそうで、キングジョージ5世級のバリエーションを設計して楽しんでいました。
 ネルソンと私の大和を戦わせてみました。速力差はわずかに2ノットでしたが、巧みな操船で大和はネルソンを翻弄します。遠距離での砲戦でクリティカルヒットを受けたネルソンは大打撃を受けて更に速力が低下。そこで一気に距離を詰めた大和は至近距離から砲撃でネルソンを轟沈させました。ネルソンの18インチ砲も大和の装甲の前には大したダメージを与えられませんでした。

 帝国主義を6人でプレイしました。
 S藤さん(英)、T井さん(仏)、私(独)、O鋸さん(露)、Hさん(日)、T之内さん(米)の6人です。
 今回は接戦でした。ゲーム終了時に勝利得点9点だったのは、仏、露、米、10点に到達したのは、英、勝利したのは11点を得た独でした。日も7点か8点は得ていたはずです。
 最初に9点に達したのは米でしたが、そのために米は国力を遙かに上回る軍事力を持つことになり、経済が破綻。手持ちカードの上限が2枚になってしまい、身動きができなくなり、軍事力で仏に抜かれると以後得点はできなくなってしまいました。
 仏は序盤から中盤までは得点的に伸び悩みましたが、地道な軍拡によって最大の軍事力を得ると大量得点を挙げ始め、9VPでゲームを終えたのでした。
 露はアフガニスタン経由でインドを陥れたりしていましたが、得点では伸び悩みます。そこで清の侵略に力を入れ、更にトルコの侵略で得点を挙げ、こちらも9VPでゲームを終えました。
 日は順調に勢力と得点を伸ばしていましたが、終盤失速して最下位となってしまいました。
 英は序盤から中盤まで1枚の動員カードを引くことができず、その間、初期戦力で戦うこととなりましたが、最初から7戦力を持つ英にはあまり影響はなく、却って勢力拡大を目指さず、得点獲得を第1にプレイすることとなったため結果的には良かったようです。ゲーム終了時に10VPと勝利条件を達成していました。
 独は第1ターンにいきなり周りのエリアを全て他国に抑えられてしまい、伸び先がなくなってしまいます。そのため、軍事力での勝負は半ば諦め外交、経済での得点をメインに据えます。動員は最小限に抑え、最終ターンには一方的軍縮も行って経済VPの獲得を目指しました。結果的にそれが功を奏して11VPを得て勝利しました。
 


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