2004年1月18日(日)のTSS例会の報告です。

 当日の参加者は11名。
 プレイされたゲームは、Empire of the anciant world(ドイツゲーム)、ボビー・リー(コロンビア)、プエルトリコ(ドイツゲーム)、戦艦狂騒曲(同人)、V作戦(同人)、ハリコフ1941-43(6アングルス)等です。

 Empire of the anciant worldは地中海沿岸を舞台とした古代の領土拡張ゲームです。
 D井さん、S藤さん、S枝さん、T島さん、Y口さんの5人プレイでした。
 戦闘ルールが少し変わっていて、戦力は槍兵とか騎兵とか象隊とかのカードになっていて、それを戦闘になるとお互い5枚出して1枚ずつ順番に捲って勝敗を決め、勝った枚数の多い方が勝利というものです。
#私は大戦略カードゲームを連想してしまいました(笑)。
 D井さんはシリア方面、Y口さんはアフリカ方面、T島さんがガリア方面、S藤さんがローマ方面、S枝さんは小アジア方面にそれぞれ勢力を伸ばしますが、第1ターン終了時にはD井さんが圧倒的な大勢力となり勝利ポイントで突出します。
 そのため、第2ターンには周囲からタコ殴りにされて没落していました。その過程でY口さん、T島さんが勢力を伸ばします。しかし、第2ターン終了時にはまだD井さんがトップでY口さんが僅差で追います。
 本来なら4ターンあるのですが、ここでお開きになっていました。やっぱりドイツゲームの陣取りゲームは良くないのでしょうか?

 ボビー・リーは南北戦争テーマの積み木ゲームです。
 コンポーネントの雰囲気はイーストフロントでしたが、ナポレオンで使用しているのと同じ戦術マップがあるのが不思議でした。
 S枝さんとT島さんのプレイでした。詳細は不明です。

 プエルトリコを初めてプレイしました。
 D井さん、Y口さん、T之内さん、私の4人プレイです。
 初プレイの私でしたが、他の3人もプレイ回数は1回から数回程度でした。
 私は正直に言って何をしていいのか分からなかったので、とりあえず経験者の意見に従って小さな市場、採石場と集めて行きます。採石場は2つ手に入れることができました。D井さん、Y口さんは採石場を購入できる建物を建てて採石場ばかりを作っていましたが、そのために農地開発が遅れていました。
 私は宿屋と農地の建物、大小のサトウキビ生産の建物を購入してトウモロコシ、サトウキビの大量生産を開始します。これがうまく回って勝利しました。
 宿屋と農地、それに公邸のコンボが強力に感じました。
 T之内さんが私と同じ様な戦略でしたが、私の下家にいたのが不幸で32点の2位、私と7点差でした。
 3位はY口さんで20点台、D井さんは10点台でした。
 面倒なドイツゲームが嫌いな私でしたが、このゲームは面白かったです。

 戦艦狂騒曲はS藤さんとHさんが2人プレイしていました。
 S藤さんのダンケルクとHさんのネルソンの戦いは、意外にもダンケルクが善戦します。
 ダンケルクは14インチ砲でちまちまとネルソンの耐久力を削って行きます。ネルソンの16インチ砲は直撃すればダンケルクなど消し飛ばせる程の威力があるのですが、なかなかクリティカルを得ることができず、いい勝負になっていました。
 しかし、最後の最後にネルソンがクリティカルを炸裂させてダンケルクを吹っ飛ばしたそうです。

 今、ネットで話題のハリコフ1941-43をD井さんとY口さんがプレイしていました。
 ソ連軍を担当していたD井さんが、
「スタリノは落ちないなぁ、増援登場へクスも埋められないなぁ」
と言っていました。

 V作戦を久しぶりにプレイしました。
 O鋸さん、S藤さん、T井さん、Hさん、私の5人プレイです。
 ジオンの地球降下作戦はギレン総帥直卒の下、連邦の2倍にならんとする大兵力を投入して必勝を期します。しかし、連邦の新兵器ソーラシステムが密集隊形で突入するジオン軍を一掃、連邦の大勝利となるのでした。
 主力の壊滅したジオンに対して連邦の反攻作戦が開始されます。
 満を持して発動された連邦のソロモン攻略作戦の兵力は以下の通りと圧倒的です。
 風間工廠のIフィールド装備ガンキャノン、O鋸工業のボール×3、SG鉄工所のハイザック、T井メカニクスのザク×5、Hエレクトロニクスのビグザム。
 それに対してジオンはニュータイプ部隊を投入します。
 ガンタンクを駆るララァにギャンに搭乗したハマーンです。
 戦いは連邦のエース、カミーユの乗るハイザックの突撃から開始されました。目標はガンタンク。両者の間で激しい砲火の応酬が交わされますが、決定的な一撃を共に得ることができません。
 その間にハマーンのギャンが連邦の主力であるザク隊に一撃を加えます。これに混乱したザク隊は続いて突入してきたララァのガンタンクに殲滅されるのでした。
 これに恐れをなした連邦軍司令官エルラン中将は全軍を撤退させてしまうのでした。
 この戦いで勝利の原動力となったガンタンクを開発した風間工廠が勝利得点6となり、他のメーカーを圧倒します。
 辛うじて連邦軍を撃退したジオンでしたが、戦力の再建は遅々として進みません。それに対して連邦は次々と新型機を開発します。
 程なく連邦は第2次ソロモン攻略作戦を発動します。
 ティアンム提督の指揮の下、リックドム×3(風間工廠)、ボール×3、マラサイ×3(O鋸工業)、ハイザック(SG鉄工所)、ビグザム×2(Hエレクトロニクス)の大兵力が動員されます。
 ジオンはHエレクトロニクスのジムIIが新規配備されただけで、相変わらず主力はララァのガンタンクです。後はギャン。ハマーンはいません。
 戦力差は圧倒的でした。そのため、総指揮を執るギレン総帥はソロモンの放棄を決定。後衛部隊となったララァは連邦軍の追撃を阻止し、全軍を撤退させることに成功するのでした。
 ここでビグザムを無理して開発したHエレクトロニクスが倒産。
#Hさんが事情があって抜けざるを得なかったためです。
 ソロモンを占領した連邦はそこを拠点にア・バオア・クー要塞攻略を目論みます。
 そのために整備した兵力は以下の通り。
 風間工廠のアーマード・リックドム×4、O鋸工業のマラサイ×3、ボール×4、SG鉄工所のハイザック、パラスアテネ、T井メカニクスのガンダムMKII。
 迎え撃つジオン軍は風間工廠のガンタンク、O鋸工業のギャン×2、SG鉄工所のガブスレイと連邦軍の1/3以下でしかありません。
 ガンタンクはサイコミュを搭載してニュータイプ専用機に改造されています。これを私はシャアに与えました。そのときシャアは言います。
「足がついていないな。」
それが不満だったのか、シャアは妹のセイラと駆け落ちしてどこかにいってしまうのでした、、、。
 ア・バオア・クーの戦いは、ガブスレイの奇襲から始まりました。後方に布陣していたボール隊にガブスレイが突入したのです。しかし、散開隊形を取っていたボール隊は損害を最小限で切り抜けます。戦果拡大のために、ガブスレイに続いていたギャン隊はシロッコのマラサイに襲われて大損害を被ります。それでもシャリアブルの駆るギャンはボール隊を蹴散らして戦果の拡大を行いますが、救援に駆けつけたマラサイ隊との壮絶な戦いの末に撃墜されます。
 一方、連邦軍の先鋒となっていたパラスアテネはア・バオア・クーの守備についていたガンタンクを一蹴し、要塞内部に突入したのでした。
 この戦いに勝利した連邦は遂にジオン本国への侵攻が可能となります。
 というところで、O鋸さんが勝利条件を達成して勝利しました。

 本日はもう一戦しました。
 プレイヤーは同じです。
 ジオンの地球侵攻作戦は圧倒的大兵力が動員されます。
 風間工廠のザク、リックドム、O鋸工業の旧ザク、SG鉄工所のビグザム、T井メカニクスのケンプファーです。対する連邦軍はO鋸工業製の戦闘ポッド、ボールのみ。
 しかし、このボール、パイロットにカミーユを得て、ティアンム提督の指揮下で大活躍するのでした。
 まず、ザクを粉砕、その勢いを恐れてリックドム、ケンプファーは後退。ビグザムに相手を任せます。このビグザムはシャアの搭乗した赤い機体です(笑)。
 ビグザムとボールでは勝負にならないはずでしたが、ボールはビグザムに特攻し、これと刺し違えてしまったのです。ボール相手にビグザムを失ったS藤さんは、「悲しいけど、これって戦争なのよね」と呟くのでした(笑)。
 とはいえ、連邦軍の迎撃戦力を壊滅させたのは事実で戦いはジオンの圧勝でした。
 地上に橋頭堡を確保したジオンに連邦が反撃を行います。
 連邦の兵力は有線サイコミュ装備のガルバルディβ、ドム×3(風間工廠)、ガンキャノン(O鋸工業)、アッシマー、ゴッグ(SG鉄工所)、ジムII、グフ(T井メカニクス)。
 対するジオンは旧ザク×5(O鋸工業)、メッサーラ、アッガイ(SG鉄工所)、ケンプファー(T井メカニクス)と連邦とジオンの兵力は互角かと思われました。ところがよりによってジオン軍最強のメッサーラが連邦に強奪されてしまい一気に戦力バランスが崩れてしまいます。更にララァが裏切ってサイコミュ・ガルバルディβを操るに到ってはいかんともなりません。
 ジオンは辛うじて旧ザク1機が生き延びて全滅をまぬがれるのが精一杯でした。
 このオデッサの戦いに勝利した連邦軍は地上からジオン勢力を一掃するためにキャリフォルニアベースの攻略作戦を発動します。
 ジオンの守備兵力は旧ザク×3(O鋸工業)、ゾック(SG鉄工所)といった残存兵力に加えて、本国から最新鋭のネモ(風間工廠)、リックディアス(T井メカニクス)が送られていました。
 しかし、連邦の兵力とは比較になりません。
 風間工廠のドム×2、有線サイコミュ・ガルバルディβ。O鋸工業のメッサーラ×2、ガンキャノン。SG鉄工所のアッシマー、ゴッグ。T井メカニクスのジムII×3。
 ジオン軍の指揮を執るドズルは宇宙への脱出を選択します。連邦軍の戦意が思いの外低かったこともあり、戦力の半数を脱出させることに成功するのでした。
 戦場が宇宙となり、戦力を立て直したジオンと宇宙へと進撃する連邦は地球軌道上で大規模な会戦となります。
 連邦軍の兵力は以下の通り。
 風間工廠:有線サイコミュ・ガルバルディβ、ビグロ。
 O鋸工業:メッサーラ×3(この内1機はメガランチャー搭載に、もう1機が高機動タイプに改造されています)、ガンキャノン。
 SG鉄工所:宇宙戦仕様アッシマー。
 T井メカニクス:ジムII×3。
 ジオンの兵力は以下の通り。
 風間工廠:リックドム×4、百式。
 O鋸工業:旧ザク×4。
 SG鉄工所:サイコミュ・ガンダムMKII。
 T井メカニクス:リックディアス×2、Iフィールド・リックディアス。
 両軍共、新兵器のメガランチャーに期待を寄せていましたが、裏切られます。
 まずジオンの百式はメッサーラに撃ち抜かれてあっさり撃墜されてしまいます。連邦のメッサーラに搭載されたメガランチャーはリックドム相手に射線を外し、返り討ちにあってしまいます。
 戦いは全般に連邦軍優勢に推移しましたが、ジオンも粘り強く戦い、良く支えました。その結果はっきりと決着のつかない戦いとなり両軍とも兵を引いたのでした。
 連邦軍は再び宇宙へと侵攻します。軌道上で迎え撃つジオン軍。
 今回ジオンはソーラレイを使用して連邦軍主力を粉砕することに成功します。その一撃で連邦最強のメッサーラ隊が全滅したのでした。
 しかし、連邦も負けてはいません。こちらはソーラシステムを投入し、ジオン軍総兵力の1/3を焼き払います。
 大量破壊兵器の応酬で混乱する戦場は壮絶な乱戦となりましたが、なんとか勝利を得たのは連邦軍でした。
 この戦いでSG鉄工所は勝利得点9となり勝利に王手をかけましたが、残念ながら時間切れ終了となりました。
 


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