2003年11月22日(土)のTSS例会の報告です。

 当日の参加者は6名。会場が和室だったこともあり、畳の上でいつも以上にまったりとしていました(笑)。
 プレイされたゲームは、激闘!マンシュタイン軍集団(GJ)、独ソ電撃戦(エポック)、戦艦狂騒曲(同人)です。私は3時過ぎに帰宅したので、もう少し何かプレイされていたと思います。

 激マンはD井さんとT島さんのプレイです。
 ソ連軍有利と主張するD井さんが赤軍をプレイしていましたが、序盤から独軍の積極的な反撃を受けて良い勝負になっていたようです。

 独ソ電撃戦はK藤2号さんとHさんのプレイです。
 赤軍を指揮するK藤2号さんはセットアップでミスが多く、更に0戦力ユニットも多く出て、第1ターンの独軍の攻撃で前線部隊は壊滅状態に陥っていました。
 その後は慎重な戦線構築を行っていたようで、4ターンぐらいにはバラノウイッチ前面辺りで戦線を安定させていました。
 こちらも良い勝負になっていました。

 戦艦狂騒曲は私とS藤さんの2人プレイを行いました。
 カードを半分使用した簡易ゲームで、採用後に不採用戦艦とで砲撃戦を行って採用が正しかったかどうかを確認します。
 採用された戦艦設計案はS藤さんのキングジョージ5世でした。軍縮条約が延長され、排水量を3万5千トンに制限されているにもかかわらず、3万7千トンを制限以内と偽っての採用でした。
 そんな不正が許されてなるものかと私は自社設計案の改長門級を敵国で建造、戦争時に決戦するのでした。
 キングジョージ5世は16インチ砲8門搭載、25ノットを発揮し、極めて重装甲でした。
 対する改長門は条約制限に合わせるために船体を小型化しましたが、火力は16インチ砲を長砲身化して強化しています。ただしそのために機関出力にしわ寄せを受けて速力は23ノットに低下しました。
 お互いの主砲ではバイタルパートへの貫通を期待できないため、戦闘は賽の目勝負になり、速力に劣る改長門はイニシアチブを取られっぱなしでいいところなく敗れました。
 キングジョージ5世は甲板装甲を強化しており16インチ砲ではクリティカルヒットが望めなくなっていたのが敗因でした。

 20分ほどでプレイできてしまったこともあり、もう一戦プレイしました。
 今度は軍縮条約もなく、議会も予算を潤沢に承認しました。S藤さんが大和を設計していることは分かっていたので、私はなんとか予算削減を試みたのですが、うまくいきませんでした。
 S藤さんは20万馬力で29ノットの快速大和。ただし機関に予算を喰われて主砲は14インチ砲です。ただし、広い艦体に11門も並べていました。
 対する私はアイオワに長砲身18インチ砲を搭載した5万3千トンの戦艦です。ただし機関まで手が回らず、わずかに8万馬力で23ノット出すのがせいぜいでした。
 防御と速力に優れた大和が採用されました。戦艦は所詮大砲のプラットホームに過ぎないことが分かっていない委員ばかりだったのです。というわけで私はアイオワを敵国で建造するのでした。
 決戦の時が来ました。
 快速を誇る大和はアイオワを翻弄。砲門数の多さもあり、14インチ砲弾を雨霰と降り注ぎます。対するアイオワは長砲身18インチの巨弾で対抗します。
 手数が全然違うため、命中弾は大和の方がアイオワの3倍ぐらいありました。
 14インチ砲ではアイオワのバイタルパートを貫くことは出来ないのに対し、アイオワの18インチ砲弾は大和のどこの装甲でもぶち抜く威力があります。しかし、これだけ命中数が違うとアイオワはバイタルパート以外をどんどん吹き飛ばされて行くのに対し、大和の枢要部にはなかなか18インチ砲弾が命中してくれません。
 それでもようやくバイタルパートをぶち抜きましたが、弾薬庫への注水が間に合ったのか、あまり大きな被害となってくれません。
 そのうちにアイオワは浮力を失い、増加設置したバルジの浮力でやっと浮いているような有様となってしまいます。この時点で大和は中破程度の損傷です。
 そして最後の砲撃の応酬でアイオワは撃沈されてしまいます。しかし、アイオワの最後の砲弾は見事に大和のバイタルパートを貫通し、一気に6ダメージの大損害を与えます。しかし大和の残り耐久力は7。惜しくも撃沈を逃すのでした。

 この2人プレイは面白かったので、2人プレイルールをホームページに載せておきました。

以上です。
 


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