世界大戦と艦隊戦のルールを以下のルールと差し替えます。


世界大戦

1.陣営決定

 勝利得点最大のプレイヤーと次点のプレイヤーが敵味方に分かれる。

 次に勝利得点の多いプレイヤー順にどちらの陣営に参加するかを決める。
 この時、中立を宣言することもできる。その場合、他のプレイヤーは中立を決めたプレイヤーに対して宣戦布告をすることができる。その場合には宣戦布告したプレイヤーの属さない陣営に参加しなければならない。宣戦布告したプレイヤーが未だ陣営に参加していない場合には直ちに宣戦布告したプレイヤーはどちらの陣営に属するか宣言しなくてはならない。

 一度陣営が決まったら変更できない。

2.艦隊編成

 中立プレイヤー以外は、各プレイヤー毎に決戦に参加させる戦艦を選択する。最低1隻は参加させなくてはならない。

 参加させる戦艦を艦隊に編成する。艦隊は戦艦1隻以上で編成される。他のプレイヤーの戦艦と艦隊を編成することはできない。

 艦隊を編成したら、各艦隊ごとに先頭艦を決めて所属する戦艦を一列に並べて陣形を決定する。

3.艦隊決戦

 艦隊決戦を解決する。

 艦隊決戦については次章で詳説する。

4.勝敗

 一方の陣営の艦隊決戦に参加した戦艦が全て撃沈される又は、撤退したら艦隊決戦は終了し、戦場に戦艦を有している陣営が艦隊決戦の勝者となる。

 各プレイヤー毎の勝敗はまず艦隊決戦に敗れた陣営のプレイヤーは全員、無条件で敗北となる。中立だったプレイヤーは保有戦艦の勝利得点を得る。艦隊決戦に勝利した陣営のプレイヤーは残存戦艦の勝利得点に加えて、自分の艦隊が撃沈した戦艦の勝利得点を得る。途中退場で帰港チェックに失敗した戦艦は誰の得点にもならない。

 勝利得点の多いプレイヤーの勝利。同数の場合には引き分け。

 

艦隊決戦

1.組み合わせ決定

 交戦する艦隊の組み合わせを決める。
 速力の大きい艦隊から順に交戦する艦隊を決定する。艦隊の速力は所属する戦艦の中で最も速度の遅い戦艦の速度である。同じ速力の場合には、練度マーカーを持つ方が優先される(マーカー数の多い方が優先)。それでも順番が決まらない場合には、総戦艦数の多い陣営がまず1個艦隊を決定し、次に数の少ない陣営が1個艦隊を決定する。総戦艦数も同じ場合には、じゃんけんで勝った側から1つずつ交互に決定する。

 速力が自分よりも遅い艦隊に交戦を宣言された場合、望まなければ回避を試みることができる。ダイス1個を振り、速力差以下を出せば回避できる。回避に成功した場合、回避した艦隊と回避された艦隊は共に遊兵となり、そのラウンドは戦闘できない。回避した艦隊が他の艦隊と交戦中の場合には、交戦中の艦隊も遊兵となる。それを交戦状態の艦隊が望まない場合は速力が回避した艦隊以上の場合は交戦状態を維持できる。速力が劣る艦隊でもダイス1個を振り、速力差以上を出せば交戦状態を維持できる。
 遊兵となった艦隊も他の艦隊から交戦を宣言されれば通常どおり戦闘できる。

 艦隊の交戦の組み合わせは必ず1対1又は1対多の形になる。多対多の組み合わせにはならない(複数の戦艦で編成された艦隊同士の組み合わせの場合には多対多の組み合わせに見えるが、艦隊はまとめて一つと見なす)。そうなる場合には、1対1と1対多の形に組み合わせが分かれる。分け方は1対多の組み合わせの多側の艦隊に交戦を宣言したら、その艦隊同士で新たな1対1の交戦の組み合わせになる。このときに艦隊の編成を崩すような組み合わせはできないし、されることもない。

 第2ラウンド以降、交戦中ではない艦隊は、交戦を宣言する。撤退する。なにもしない。のうちからどれかを選択する。

 交戦中で無い艦隊が複数ある場合には、速力の大きい艦隊から順に選択する。

 交戦中でない艦隊所属する戦艦のうち一部を撤退させることができる。その場合、戦場に残る戦艦はすぐに交戦することができる。
 撤退する戦艦はダイス1個を振り、耐久力から損害を引いた数以下を出せば無事に帰港できるが、そうでなければ撃沈されたものと見なす。艦隊が撤退する場合には、このチェックは必要ない。帰港チェックは一部撤退の戦艦に対してのみ行なう。これはゲームには登場しない、巡洋艦や駆逐艦などの補助艦艇の効果を表している。

2.砲撃目標決定

 各組み合わせごとに、相手よりも優速な艦隊は速力差以下をダイス1個で出すと相手の艦隊に属する全戦艦からの砲撃の砲撃力が半分となる。その組み合わせの一方に複数の艦隊がある場合、各艦隊毎にチェックする。

 両軍共参加艦艇が一列に並んだら前から順に各艦艇の砲撃目標を決める。艦隊速力の速い艦隊から決めていくが、並び順を変えることはできない。途中の戦艦を飛ばすことはできる。1隻の戦艦が砲撃できるのは1隻だけである。複数の戦艦で1隻を砲撃するためには砲撃する戦艦が同じ艦隊でなければならない。砲撃目標とされた戦艦は砲撃してきた戦艦のいずれか1隻に対してしか砲撃できない。速力が同じ場合には、練度マーカーを持つ艦隊が優先(マーカー数の多い方が優先)。それも同じ場合には、じゃんけんで勝った方が優先。

3.砲撃解決

 全艦艇の砲撃を1回ずつ解決する。砲撃は同時に行なわれるため損害は同時適用となる。

 砲撃力に等しい数のダイスを振り、6の目が出た数だけ命中弾となる。練度マーカーを持つ戦艦の場合には、5の出目も命中弾となる。

 命中弾の数だけ再び、ダイスを振る。全てのダイスの目に砲撃した戦艦の威力を加え、目標の戦艦の装甲を減ずる。結果が1以下ならば損害なし、2から5ならば損害1を与え、6以上ならばダイス1個の損害を与える。

 損害を受けると損害に等しい数だけ速力が低下する。損害が耐久力と同数になったら撃沈されたものとして撃沈したプレイヤーにカードを渡す。

4.離脱

 砲撃できる戦艦の砲撃解決が全て終了したら、交戦中の艦隊は離脱を試みることができる。その場合には、艦隊の全戦艦が一度に離脱する。一部の戦艦だけ離脱させることはできない。

 速力の速い艦隊から離脱を宣言することができる。

 速力に勝る場合には、離脱に自動的に成功する。

 速力に劣る場合には、相手が追撃しない場合には自動的に成功する。そうでなければ速力差を越える目をダイス1個で出すと成功する。


ゲームインデックスへ戻る

ホームへ戻る